アバルト 595 （ハッチバック） 「やはりイタリア車(いい意味で)」のユーザーレビュー

やはりイタリア車(いい意味で)

2023.5.14

総評

特別感漂う昔ながらのメーカーチューンドによるコンプリートカー。日常使いは考えず、メーカーが考える上質感とやんちゃさを実用車に詰め込んだ趣味の車であると思う。とどめはあのバルブ開放時の音。あのマフラー形状から、なんでこんな音になるのか不思議なくらい派手な音するレコード・モンツァとノーマルモードでも充分高揚させてくれるマフラー音は走る楽しさを改めて教えてくれる。見た目も装備も音もすべてに楽しい車がABARTH595 COMPETIZIONEだと思う。

満足している点

やはり、平時でも訴えかけてくるエキゾースト音。エンジンが暖まって来ると室内に反響してくるマフラー音は、たまらなく感じます。加えて左ハンドルという使い勝手の悪さ(笑からくる非日常感が特別感をさらに上げてくれる。よく言われるドライビングポジションの悪さは逆に輸入車を感じさせるスパイスになってるとも思えるので、気にならない。自分が車に合わせるから問題なし。

不満な点

純正ホイールはやはり気になるところ。でも見慣れてこのままでもいいか？とも最近思えてきてる。満足してる点でも述べたが、ドライビングポジションの合わせきれないシート高は手を入れざるを得ないかな？あとは・・・デイライトが普通のスモールなのはちょっと(-ω-;)ウーンです。よく言われる取り回しの悪さ？は気にならないかな。確かにロックtoロックは早いけど、普段使いではあまり気にならない。注意点は狭い路地を曲がるときくらいか。スコーピオンモードのハンドルの異常な重さも気になるっちゃなるけど。あとは・・・細かいことは気にしない。気にしたらイタリア車には乗れない。

デザイン

5

意外と外装色のGrigio Recordがお気に入り。艶っつやのてかてか感がグッド。エアロは元を活かした専用デザインで特に口をはさむ必要がないくらい厳つい。内装も黒一色よりはシート色のライトブラウンが入ることで少しモダンテイストが出ていて逆に落ち着いてていいと思う。

走行性能

4

ノーマルモードで、普段乗り時に少し3速にシフトアップしたときの加速で間がある感じが気になる。あとは路面悪いとお尻のピッチングが少し嫌。落ち着かない。でも全体的には穏やかかな？でもアンダー感は少し強い感じ(ハンドルのせい？)がするので、無茶しちゃいけない車感が漂う💦ブレーキはペダルタッチも硬めで好み。標準のドリルド入ってるブレンボはよく効くけど止まり過ぎるほどでもない。まだ少し手探り中。スコーピオンモードはあんまり使ってない。ハンドル重すぎてカーブが多い峠道では逆に使いにくい。切り返しで少し遅れてる気がする。もう少し軽くしたい。でも高速走行時の追い越し(スクランブルブースト)ボタンとしては使いやすい。ペダルそのままでオンすると加速するので楽しい♪

乗り心地

3

路面によるところがかなり大きい。走行性能でも少し触れたが、お尻が軽い上にバネも硬いから跳ねて落ち着きがないと思う。それがイタリア車と言われればそうなのかもだけど(-ω-;)ウーンです。もう少し付き合ってみたいと思います。路面状態がいいところならシートの硬さも相まってか硬いけどしなやかに動いててスポーツカーに乗ってる感が漂ってる。メインステージは山道よりGT系なのかも？5速だし。

積載性

5

500と変わらない。積載量を気にする車ではない。リアハッチと乗り降りするドアが近いから、逆に買い物袋載せるにも使い勝手は良い。

燃費

4

平均燃費で14.2km/ℓ程(実燃費)。チューンドエンジン車として考えると良い方だと思う。高速燃費でもう少し伸びてくれたらとも思うけどない物ねだりかな？概ね満足。逆に500が良過ぎか。

価格

5

現状のコスパで言えば、物価高騰もあり今は悪い方だと思うが、3年後、5年後はかなり上がると思われる。

故障経験

タイヤの空気圧異常が頻繁に出る。季節柄なのか、初期のデータ不足なのかは不明。空気圧調整と初期化で対応中。様子見。