■トヨタ新型「bZ3C」のアウトドアコンセプトを発表 広州モーターショー2024
2024年11月15日に開幕した広州モーターショー2024にて、トヨタは新型「bZ3C」をアウトドアスタイルにカスタムしたモデルを発表しました。
【画像】超かっこいい! これがタフなトヨタ「プリウス風SUV」です。(48枚)
いったいどのようなクルマなのでしょうか。
トヨタの純電動サブブランド「bZシリーズ」は現在、市販モデルとしてグローバル向けSUV「bZ4X」と中国専売車種「bZ3」を販売中で、それ次ぐモデルとして「bZ3X」「bZ3C」の発売を控えています。
bZ3XとbZ3Cはそれぞれ「bZ Sport Crossover Concept」「bZ FlexSpace Concept」として2023年4月の上海モーターショー2023でプレビューされ、その翌年の北京モーターショー2024にて量産モデルがお披露目されました。
bZ3Cは第一汽車との合弁会社「一汽トヨタ」が製造と販売を担当するモデルで、開発には中国の電動車大手「BYD」と共同で設立した「BYD TOYOTA EV TECHNOLOGY(BTET)」も参画しています。
BTETはbZシリーズ初の中国専売モデル「bZ3」にも関わっており、bZ3同様、bZ3Cもバッテリーや駆動用モーターにBYDの技術が採用されています。
bZ3Cは設計段階から中国の消費者が求める要素を反映させており、bZ3Cでは流行に敏感な若年層をターゲットに、クーペスタイルのシルエットでBEVながらもしっかりとスポーティーさを演出しています。
ボディサイズは全長4780 mm x 全幅1866 mm x 全高1510 mm、ホイールベース2880 mmとなります。
日本でも販売されているトヨタのSUV「ハリアー」が全長4740 mm x 全幅1855 mm x 全高1660 mm、ホイールベース2660 mmなので、大体のサイズ感は近いと言えます。
駆動用バッテリーはBYDの車載バッテリー部門「フィンドリームズ」が製造を担当するリン酸鉄リチウムイオン電池で、昨今の中国製BEVで採用が進む、安価で安全性に優れると言われている種類となります。
駆動モーターも同じくフィンドリームズが製造するものを採用しており、二輪駆動モデルは出力268 hpと公表されていますが、四輪駆動モデルも用意されるかは不明です。
そんな中、トヨタは2024年11月15日に開幕した広州モーターショー2024で、bZ3Cをアウトドア風にカスタムした「bZ3C FIELD GOコンセプト」をお披露目しました。
通常のbZ3Cに対し、新たにお披露目されたコンセプトモデルではオフロード走行に適しているさまざまな装備が特徴です。最低地上高を数センチ上昇、前後バンパーはよりラギッドな見た目のものへと変えており、そのシルエットはまるでまったく別の車種かのようにも見えてきます。
タイヤにはBFグッドリッチのオフロードタイヤを採用することでどんな過酷な地形にも対応できるとしています。タイヤとフェンダーの間に除く赤いマッドフラップも、オフロードテイストを密かに演出します。
これ以外にも、純正の黒いフェンダーアーチは面積を広げ、仕上げも無塗装の黒樹脂へと変更されています。
クーペスタイルのボディが誇る低いルーフにはinnoのルーフラックや横長のLED照明を加え、長距離や夜間の走行でも安心な仕様に仕立て上げました。
このコンセプトモデルが実際に市販化されるかは不明ですが、中国ではグランピングやキャンピング需要がじわじわと高まりつつあり、広州モーターショー2024での展示も来場者からの注目を集めていました。
なお、bZ3Cの通常モデルの価格は依然として発表されていないものの、広汽トヨタがbZ3Cと同タイミングで発売予定の「bZ3X」に関しては価格帯を10~15万元(約214.9~322.3万円)の間にすると発表しており、bZ3Cもそれに近いものになると予想されます。
一汽トヨタでは現在、bZシリーズからbZ4XとbZ3の2モデルを販売中です。
bZ3Cは2025年の初め頃に発売する予定とアナウンスしており、消費者からの期待の声も聞かれます。
中国市場は他の市場と異なり、乗り心地よりも乗車中の車内体験を重視する傾向にあります。
bZ3Cも広々とした車内や15.6インチの大型センターディスプレイ、そしてLiDARを用いた高度運転支援機能をアピールするなどして中国市場の需要に応えようとしています。
使う人に寄り添い、安全性を第一に考えるトヨタが送り出すBEVが、中国市場のカスタマーにどのように評価されるのかに注目が集まります。
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