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BMW 5シリーズ 上質感備えたスポーツセダン 狙い目の中古車も紹介

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BMW 5シリーズ 上質感備えたスポーツセダン 狙い目の中古車も紹介

輸入車 [2022.11.04 UP]


BMW 5シリーズ 上質感備えたスポーツセダン 狙い目の中古車も紹介
語り継がれる名車の系譜|vol.23|BMW 5シリーズ

【BMW 5シリーズ】登場から5年目を迎え、300万円台の予算から探せるように

文●ユニット・コンパス 写真●BMW
※中古車参考価格はすべてグーネット2022年10月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年12月号の内容です)

クラスを超えた上質さと、意のままに操れる高い運動性能を備えたスポーツセダンの代名詞。それがBMW 5シリーズだ。


BMWを象徴する上質なスポーツセダン

BMWの危機を救った名車「ノイエクラッセ」
 第二次世界大戦後のドイツは、社会インフラが崩壊し、住居が不足するなど厳しい生活状況におかれていた。経済活動は停滞し、多くの会社が危機に瀕していたのだ。BMWも例外ではなく、小型車と高級車だけという、いびつなラインアップによる経営悪化を続け、公然と身売り話が出るほどであった。
 だが、1台のニューモデルがそんな状況を覆した。「ノイエクラッセ(ニュークラス)」と呼ばれた「1500」シリーズ(1962年)は、前年のフランクフルトモーターショーで発表されると熱狂的な好意をもって受け入れられ、注文が殺到した。人気の理由は、大衆にとってリアリティのある中型セダンに高級車レベルのクオリティを備えていたことにあった。そしてそういった商品はそれまで存在しなかった。「ノイエクラッセ」は、消費者側が待ち望んでいたニュークラスだったのだ。
 BMWを危機から救った「ノイエクラッセ」の精神は、その後もDNAとして現在のクルマにも受け継がれている。特に5シリーズは直接的な後継車であり、現在に至ってもBMWの中心的存在である。
 クラスを超えた上質さ、ドライバーの意のままに動くスポーティな走り、そして端正かつ先進的なデザイン。こうした5シリーズの特徴は、ノイエクラッセのそれと一致する。まさに名車の系譜なのだ。


BMW 5シリーズはこんなクルマ
 ビジネスセダンにふさわしい端正なルックスでありながら、同時にスポーティなディテールを配置したBMWらしいスタイリングを採用。キドニーグリルや四眼ライトといった伝統的アイコンを受け継ぐ。

 優れた居住性を実現するためにホイールベースを長くとりながら、前後輪統合制御ステアリングシステムにより優れた操縦性能を両立。

 最先端のインフォテインメントシステムを採用。音声やジェスチャーといった複数の手段で安全に操作が行える。

 機能性と長距離ドライブにおける快適性を高次元で融合させたワゴンボディの「ツーリング」。極めて上質な実用車だ。


[BMW 5シリーズが名車になった理由]つねに第一級のスポーツセダンであり続ける

戦後BMWを救ったノイエクラッセのDNAを受け継ぐ
 戦後、超高級車と超小型車しか持たず、経営危機に瀕したBMW。それを救ったのが「ノイエクラッセ」と呼ばれたミドルクラスサルーンだった。そのDNAが3シリーズと5シリーズとして現在まで受け継がれている。


時代の先端を行く完成度の高いデザイン
 ビジネスマンや富裕層をターゲットにしたラグジュアリーカーでありながら、5シリーズはつねにデザイン面でも時代の先端を走る。革新と熟成を繰り返しながら、つねに変化と進化を続けるデザインは評価が高い。


速くて上質なビジネスマンエクスプレス
 ラグジュアリーカーとスポーツカーの両方の特性を備えているのが5シリーズ。いまでこそ似たようなコンセプトのクルマが増えたが、それは5シリーズが商業的に成功したからでもある。この若々しさも5シリーズの個性。


MのDNAを受け継ぐ本格スポーツセダン
 BMWの走行性能をモータースポーツの領域にまで高めたMモデル。1984年には5シリーズをベースとした初のMモデル「M5」が登場。ルックスから想像できない高性能に、「羊の皮をかぶった狼」との異名が与えられた。


電動化によって走る歓びと環境性能を両立
 走行性能と快適性、環境性能といった相反する要素を高次元で両立させているのも歴代5シリーズの特徴。電子制御デバイスや駆動用モーターといったアイテムを使いながら、自然なドライブフィールを実現している。


高級ワゴンであるツーリングも用意
 バリエーションモデルとしてワゴンボディのツーリングも伝統的にラインアップしている。セダンと同等レベルの快適性と上質さを保ちながら、使い勝手を高めたモデルで、豊かなライフスタイルのアイコンにもなっている。


いま買いの中古車たち

5シリーズ
 17年から販売されている現行モデル。登場から5年が経過したことで物件数も数多く、なおかつ初期モデルを中心に手が出しやすい価格のものも増えてきた。マイナーチェンジは2020年9月。

中古車参考価格帯:240万円~800万円(17年~22年)


5シリーズ ツーリング
 バリエーションモデルとして歴代からラインアップされているツーリング。物件数はセダンより少ないものの、それでも好みの仕様を探す余裕はある。セダンより50万円ほど高価な傾向にある。

中古車参考価格帯:290万円~710万円(17年~22年)


5シリーズ(先代)
 古いものだと10年落ちとなる先代モデルだが、人気車種だけあっていまだに多くの物件が流通している。100万円代でも十分にきれいなクルマを探せるため、上質なセダンを日常的に使うなら賢い選択だ。

中古車参考価格帯:90万円~320万円(10年~17年)


M5(先代)
 4.4L V8ツインターボエンジンを搭載するスーパースポーツセダン。最高出力は560馬力と圧倒的で、その性能は現在のレベルで見ても何ひとつ見劣りしない。すでに若干プレミア価格になりつつある。

中古車参考価格帯:280万円~590万円(11年~17年)

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  • 次期型が控えているので在庫一掃販売促進の為か最近5の記事が多いね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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