米フォード・モーターは5月29日、スペシャルティクーペ「マスタング」に、5.0リッターモデルをベースに、ルックスとパフォーマンスを高めた限定車「マスタング マッハ1」を設定すると発表した。
マスタング・マッハ1は1969年にマスタングのラインナップに追加されたチューンドバージョン。強力なパワーユニットや強化型サスペンションを採用し、標準仕様の高性能版「マスタングGT」を上回るパフォーマンスを実現。マスタングには「シェルビー」や「ボス」といったさらなる過激バージョンも存在するが、それよりも手ごろな価格で高性能を実現したコスパの良さで、一躍人気者となった。
その後、よりハイパワーなエンジンやチューンドサスペンションなど豊富なオプションを追加。1974年デビューの2代目モデルにも設定された。オイルショックの影響もあって1978年に姿を消すことになるまで、アメリカ国内のみならず、海外のファンをも魅了した。ちなみに、日本でも栃木県警がかつてパトカー用に改造を受けたマッハ1を保有し、1973年から1984年まで高速道路での取り締まり用に導入された。記憶に残っているファンも多いだろう。
一度は姿を消したマッハ1だが、2003年から2004年にかけて、70年代のデザインテイストをまとって登場。ブレンボ製フロントディスクブレーキや専用サスペンションにより、ルックスだけでなく性能も高められていた。
このたび発表されたマッハ1も、専用デザインのフロントグリルをはじめ、レーシーなたたずまいで登場。メーカー自ら「マスタング史上最高のルックスと、サーキット指向のチューニング」を標榜しているだけに、走りも大いに期待できそうだ。
伝統の金看板を背負ってスペシャルティカー市場へ打って出る新型マスタング マッハ1。フォードは今春の販売開始を予定している。
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