■これはスゴい! 「NATS RX-STANCE」ってどんなクルマだった?
毎年、年初の恒例イベントとなっている「東京オートサロン」。
長い歴史を持つ本イベントですが、メーカーだけではなく自動車専門学校の展示も注目を集めています。
では、過去にはどのようなクルマがあったのでしょうか。
【画像】「えっ…!」これが新しいマツダ車? 意外な正体を画像で見る!(45枚)
2024年1月12日から13日まで幕張メッセ(千葉県)で開催される「東京オートサロン2024」。
長い歴史を持ちますが、20年以上にわたり出展を続けているのが同じく千葉県にある日本自動車大学校(通称NATS)です。
NATSでは、学生達が東京オートサロンに向けていくつかのカスタムカーやレストアを仕上げています。
それらのクルマは、これまでも東京オートサロンで開催されるコンテストで度々受賞してきました
過去にはそのカスタムカーをレンタカーとして貸出をしていたこともあります。
その1台は、東京オートサロン2019に展示された「NATS RX-STANCE」です。
RX-STANCEはマツダ「RX-8(LA-SE3P型/2003年式)」にスタンス系カスタムを施したカスタムカー。
スタンス系とは、米国のカスタマイズサイト「STANCENATION.COM」から発展したシャコタン、ツライチをバッチリ決めたスタンス(姿勢)重視のカスタマイズ手法で、日本でもスタンス系だけを集めたイベントも開催されるほどです。
そんなRX-STANCEの制作コンセプトについて、当時のNATS担当者は「『RX-8をベースに新しいRXシリーズを』をコンセプトにしています。世界で人気のスタンス系カスタムにより誰も見たことのないRXシリーズが誕生しました」と説明しています。
まず驚くのは、その見た目です。ベースとなるRX-8とは大きく異なり、ホイールベースを250mm延長しロングノーズ化。前後にワイドフェンダーも装着しています。
さらにヘッドライトはマツダ「ロードスター(ND型)」のもの、リアハッチは日産「フェアレディZ(Z33型)」のものを流用していと言います。
赤く美しいボディカラーにはマツダが純正採用している「ソウルレッドクリスタルメタリック」を採用。
足回りにはSSR製19インチアルミホイールとトーヨータイヤ製「プロクセス R888R」(285/35R19)を組み合わせていました。
また、車高を自在に変更可能なAirForce製のエアサスペンション(走行車高復帰機能付き)が採用しており、停車時にはスタンス系、走行時には適度な高さに変えることが可能です。
ベース車と同じ1.3リッター13B型エンジンを搭載していますが、TRUST製のボルトオンターボキットやラジエータVマウントキットを装着することにより、最高出力265馬力を発揮。排気系にはマツダスピードのマフラーを改造しています。
当時の担当者は「制作を担当した学生はスタンス系が好きだったことや、RX-VISIONのようなデザインのカスタムカーを作りたいということでこのような仕様になりました」と話しています。
※ ※ ※
そんなNATSですが、東京オートサロン2024に向けても様々な展示を行う予定です。
前出とは別の担当者によれば「成田校からカスタムカー3台、袖ケ浦校からレストア車両1台、モータースポーツ科、研究科から各1台ずつ。そして広報で使用している移動教室車両の計7台を展示する予定」だと言います。
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みんなのコメント
パーツそのものも波打って歪んでるし造形そのものが歪んで見える。
この車を作った一人間としては残念。