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【試乗】街乗りは「超紳士」なのにワインディングに入ったら……ベントレー・コンチネンタルGTスピードのさすが「6リッター12気筒」っぷりがヤバかった

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【試乗】街乗りは「超紳士」なのにワインディングに入ったら……ベントレー・コンチネンタルGTスピードのさすが「6リッター12気筒」っぷりがヤバかった

 この記事をまとめると

■浮世離れした世界観を女性モータージャーナリストの佐藤久実さんが堪能

750馬力まで進化したブランドの象徴が間もなく消える! ベントレーがW12ツインターボの生産終了時期を発表

■ベントレー・コンチネンタルGTスピード/コンチネンタルGTCスピードに試乗

■アクセルを踏み込んだときだけ性格が豹変する場をわきまえたジェントルマンだった

 世界最高峰レベルのパフォーマンスとラグジュアリー

 おそらく、よほどのお金持ちでない限り永遠に縁はないだろう、ロールス・ロイスと並ぶイギリスの至宝、ベントレー。女性は、この浮世離れした超高級車をどう感じるのか? 初夏の箱根で一泊二日、モータージャーナリストの佐藤久実さんにじっくり試してもらった。

 場所と状況をわきまえたジェントルなモンスター

 いきなりお値段の話で恐縮ですが、ベントレー・コンチネンタルGTスピードは、税込み3400万円。幸運にもこのマンションも買えそうな高級車で、”なりきりオーナー体験”をさせていただきました。

 ベントレー史上最高の運動性能を誇るロードカーで、6リッターW12型は659馬力/900N・mという圧倒的なパワー。しかし、意識的にアクセルを踏み込めば瞬時に反応するものの、普通に運転する限りきわめてジェントル。

 そりゃそうだ。こんなパワーが一気に炸裂したらコントロールしきれないもの。ちなみに、可変シリンダーシステムは特定条件下では6気筒を休止するそうですが、ドライバーにはそんなことをまったく気づかせません。

 高速道路のクルージングもラグジュアリーの極み。なんといっても、インテリアがゴージャス。そして、静かで乗り心地も快適。「パワーを味わおう」なんて気にさせず、寛いだ気分でグランドツーリングを堪能させてくれます。

 やっぱりセレブなクルマは違うな~と感心しつつワインディングに入ると、途端にスパルタンな性格があらわに。

 えっ、なにこの豹変ぶり!? ヤバイ! アドレナリンが出てきたぞ。スポーツカーみたいに尖ってないのにグイグイ曲がるし、アクセルを開けると路面を蹴飛ばすトラクション性能がハンパない。さらに“スポーツ”モードに切り換えると、もう完全にスポーツカーの世界なのです。

 このクルマ、ベントレーで初のエレクトロニック・リヤ・デファレンシャル(eLSD)のほか、オールホイールドライブや、アクティブアンチロール制御システムなど、とにかく電子制御がテンコ盛りなのですが、それらは見事なまでに黒子に徹し、ドライバーにはいっさい違和感を覚えさせることなく、心地よく制御しているのです。これぞ、クルマの究極のおもてなしですね。

 一台であれこれ楽しめる贅を極めたコンバーチブル

 帰路はコンバーチブルのステアリングを握りました。こちらは3740万円! レザーとアルカンターラを使い、職人さんの手作業で仕立てられた“ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド”キルトは上質な手触りで、ドライブの心地よさを増してくれます。

 当日は幸い天気にも恵まれ、オープンエアドライブを堪能できましたが、ディフューザーなしでも風の巻き込みは気にならず、自然の空気を味わえるのが最高。

 重量差のためでしょうか、こちらはワインディングでもクーペほどスパルタンな印象はなく、しっとりと落ち着いた感じ。とはいえ、ハンドリングもパワーも十分以上に味わえますけどね。

 そして、ルーフを閉じれば、室内はもうクーペ同等の静かさ。グランドツーリング、スポーツ、そしてオープンとさまざまな楽しみ方ができる、めちゃくちゃゼイタクなクルマです。

 こういうクルマをさりげなく乗りこなせているのが、本当のセレブ。オシャレでカッコいいんですよね。

※本記事は雑誌CARトップの記事を再構成して掲載しております。

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みんなのコメント

16件
  • この人、今でも歩道に乗り上げちゃったりするんだろうか
  • 想像できることしか書かれてないせいか、記事を読んでも何も伝わってこない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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