「10X・キャピタル・ベンチャー」との合併も発表
先進的なEVプラットフォームを開発するイスラエルの「REEオートモーティブ(REE Automotive)」は、アメリカの「10X・キャピタル・ベンチャー・アクイジション(10X Capital Venture Acquisition)」との合併を発表した。これにより、より安定した財政基盤を持つことになる。
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同時に、5つの改良型EVプラットフォーム「REEcorner」と、幅広い商用電気自動車用に開発されたEVに関する基幹技術を紹介した動画を公開している。
REEオートモーティブが独自開発した「REEcorner」は、ドライブトレイン、パワートレイン、サスペンション、ステアリングなど、主要コンポーネンツすべてをホイールアーチ内に集約したフルフラットEVアーキテクチャー。全長、全幅、全高、モーター出力、積載量、用途に応じてEVプラットフォームのサイズや駆動方式を選び、カスタマーの要望に応じた車両設計を可能にする汎用性の高さを持つ。
このフルフラットEVプラットフォームは、従来の内燃機関はもちろん、モーターを車軸間に配置した従来のEVとは異なり、極めて低重心に設計されている。そのため、より多くの乗客や荷物、バッテリーを搭載することができるうえ、REEオートモーティブによるコンポーネントの小型化・低重心化により、従来よりも背の高いキャビンデザインや低床化も可能となり、容積効率が大幅に向上するという。
公共交通・配送業社に革命を起こす「REEcorner」
「REEcorner」を採用することで、様々な輸送・公共交通関連企業が、それぞれのニーズに合った車両をカスタムデザインすることができるようになる。たとえば、「モビリティ・アズ・ア・サービス(Mobility as a Service=MaaS、自動車以外の交通手段をひとつのサービスで完結すること)」を提供する企業は、REEのプラットフォームを採用することで、最小の電力消費量で大量の乗客を輸送できる、EVシャトルの開発が可能になるだろう。
また物流業者は、宅配サービスのために低速の全輪駆動・全輪操舵を持つ「REEcorner」を採用した配送専用EVを投入できる。この配送専用EVは、低床かつ非常に小回りが利くため、混雑した都市部の道路でも格段に操作しやすくなる。
REEオートモーティブが展開するEVプラットフォームは、クラス最高のドライバー・エルゴノミクスを提供するよう設計されており、低重心、360度全方向からのアクセス、ドッキングステーションでの積み下ろしを容易にする、これまでの常識を打ち破る商用・配送バンの実現を可能にするというわけだ。
省スペースによるCO2排出量削減も期待
REEオートモーティブ独自のテクノロジーを搭載したEVは、乗客、荷物、バッテリーのために、これまでにないスペースを提供。REEのEVプラットフォームを採用した電気自動車は、同サイズの商用車と比較して最大35%の室内スペースを確保できるため、荷物の積載量も大幅に増加する。
1回の走行で大量の乗客や荷物を運ぶことができることから、余分なルートの走行を減らすことができるため、CO2排出量削減も期待されている。さらに、車両サイズの小型化により、混雑した場所でも操縦しやすくなるだけでなく、倉庫や駐車場の貴重なスペースを節約することも可能になる。
REEオートモーティブの共同創設者兼CEOのダニエル・バルエルは、新型「REEcorner」について次のようにコメントした。
「モビリティの新時代には、自動車の可能性、そしてあるべき姿を大胆に再構築することが必要です。それを実現したのが我々の『REEcorner』という、革新的なEVプラットフォームです。私たちはREEcornerにより、新たなEVプラットフォームやデザインを従来のEVよりも低コストかつ短期間で採用できるようになると信じています」
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みんなのコメント
エネルギーを吸収する潰れしろが無い。
後から追加で設計するのかい?
数年のうちには、これを使えば既存の自動車メーカーじゃなくても
簡単に他のEVと同等性能のEVを作れる→新規参入出来るようになるのかも。