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フォルクスワーゲンのフル電動SUV「ID.4」が日本デビュー。まずは2タイプのローンチエディションを発売

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フォルクスワーゲンのフル電動SUV「ID.4」が日本デビュー。まずは2タイプのローンチエディションを発売

フォルクスワーゲン ジャパンは2022年11月22日、ブランド初の電気自動車SUVID.4」を日本で発売した。

車種展開は以下の通り。

VWゴルフ・ヴァリアントにTDIエンジン搭載車を新設定

Lite Launch Edition(ライト・ローンチエディション):499万9000円

Pro Launch Edition(プロ・ローンチエディション):636万5000円

フォルクスワーゲンはEV専用プラットフォームのMEB(モジュラー エレクトリックドライブ マトリックス)を採用した電気自動車を、ID.シリーズとしてラインアップ。CセグメントのハッチバックのID.3や、CセグメントのクロスオーバーSUVモデルのID.4、クーペSUVのID.5、DセグメントSUVのID.6、ミニバンのID.Buzzなどをリリースしている。このなかで日本第1弾となるモデルが、2021年に全世界で約12万台が販売され、フォルクスワーゲンによる最も人気の高い国際戦略BEVに位置するID.4となった。

ID.4のエクステリアは、従来の内燃機関エンジン車のディテールを巧みに取り入れてフォルクスワーゲンらしいルックスを維持しながら、先進的なデザインの前後LEDライトや新造形の20インチアルミホイール(Pro Launch Edition、Lite Launch Editionは18インチスチールホイール+フルホイールキャップ)、空力特性に優れるエアロフォルムなどを採用して、力強くかつ頼もしいクロスオーバーSUVのスタイリングを創出する。基本フォルムは緩やかで柔らかな変化と、シャープでクリーンなエッジが交互に現れる、自然な風が作り出したかのようなプロポーションで構成。空力特性も重視し、スムースに空気を通すフロントマスクや、リアに向かってシャープなラインを描く流れるようなボディ形状、リアのエアフローを効果的に断ち切って有効なダウンフォースを発生する大型リアスポイラー、立体的な造形のテールライトクラスター、ほぼフラットなアンダーボディにリアエンドに配した専用デザインのディフューザーなど複数の要素を組み合わせることで、空気抵抗係数(Cd値)0.28という有数な数値を達成した。一方、ライトユニットには前後ともにLEDを採用。Pro Launch EditionにはマトリックスLEDを採用したIQ.ライトを装備し、合わせてリアコンビネーションランプには複数のLEDストリップを立体的に配して、印象的なライティングに仕立てる。ボディカラーはPro Launch Edition専用色のストーンウォッシュドブルーメタリックとグレイシアホワイトメタリックのほか、ブルーダスクメタリック、ムーンストーングレーという計4色をラインアップ。また、Pro Launch Editionはルーフカラーにブラックを採用する。ボディサイズは全長4585×全幅1850×全高1640mm/ホイールベース2770mmと、国産BEVの代表格である日産アリアの全長4595×全幅1850×全高1655mm/ホイールベース2775mmとほぼ同クラスに設定した。

内包するインテリアは、内燃機関エンジン車から乗り換えても違和感のない、実用的で機能性にあふれるキャビン空間を演出したうえで、メータークラスターのナセル右側に配したシフトおよびパーキングブレーキスイッチや、フローティンパターンのセンターコンソール、ドライブモードセレクターと統合した5.3インチデジタルメーターディスプレイ、大画面の高精細センターインフォメーションディスプレイ(Pro Launch Editionは12インチ、Lite Launch Editionは10インチ)、純正インフォテイメントシステム“Ready 2 Discover”(Lite Launch Edition)および“Ready 2 Discover MAX”(Pro Launch Edition)などを採用して、近未来的な先進コクピットに仕立てる。また、ブラウン色のレザレットをダッシュボード上部やドアパネル、シートサイドに配し、合わせてシルバーのデコラクティブパネルを装備して上質感を強調。さらに、アクセル側に再生マーク、ブレーキ側に一時停止マークをモチーフとしたアレンジを施すアルミ調ペダルクラスターを装着して、電気自動車のイメージと遊び心を創出した。一方、シート表皮にはレザレット(人工皮革)+マイクロフリースを採用。Pro Launch Editionには運転席/助手席パワーシートおよびパワーランバーサポート、運転席シートマッサージ機能、運転席座面長調整機構を組み込んでいる。

駆動用のリチウムイオンバッテリーをホイールベース間のフロア下に配した効果で、広いラゲッジルームを実現した点も見逃せない。容量は後席使用時で543リットル、後席を倒した場合で1575リットルを確保。また、後席シートバックには分割可倒機構も内蔵した。

パワートレインに関しては、リアアクスルにモーターを搭載して後輪を駆動する。Pro Launch Editionは最高出力150kW (204ps)/4621~8000rpm、最大トルク310Nm/0~4261rpmを発生するモーターを搭載し、総電力量77.0kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせて、一充電航続距離がWLTCモードで561km、交流電力量消費率がWLTCモードで153Wh/kmを実現。一方、Lite Launch Editionは最高出力125kW(170ps)/3851~1万5311rpm、最大トルク310Nm/0~3851rpmを発生するモーターを搭載し、総電力量52.0kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせて、一充電航続距離がWLTCモ-ドで388km、交流電力量消費率がWLTCモードで144Wh/kmを達成した。

充電については、普通充電とCHAdeMO規格の急速充電に対応し、充電状況は充電ポート横のインジケーター、ドライバーインフォメーションディスプレイおよびIQ.Lightで表示。充電時間は、普通充電(6kW)で0%から満充電までをPro Launch Editionが約13時間、Lite Launch Editionが約9時間でこなし、また90kWのCHAdeMO規格での急速充電では2車種ともに0~80%までを約40分でこなすという。一方、バッテリー自体は堅牢なアルミニウム製ハウジングに搭載され、重大な事故の際はバッテリーの電源が切れるよう保護回路を内蔵。また、フロアプレートに組み込んだ冷却水回路によって様々な状況でバッテリーを理想的な温度範囲に保つ熱管理システムを採用することで、安定した出力特性や充電時間の短縮、そしてバッテリーの長寿命化を成し遂げた。ちなみに、フォルクスワーゲンは8年間または16万km走行後も当初の充電容量の70%を維持すことを保証している。

なお、ローンチエディションはフォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェの3ブランドによる独自の充電ネットワーク「プレミアム チャージング アライアンス(PCA)」の年会費およびフォルクスワーゲン販売店での充電をひと月当たり60分まで、1年間無料で利用できる会員特典や、自宅に設置する普通充電器の設置費用10万円サポート、買取価格保証型の残価設定ローン「フォルクスワーゲン ソリューションズ」の特別残価設定といった特典が提供される。

先進安全運転支援の充実ぶりも、ID.4のトピックだ。全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキープアシストシステム“Lane Assist”、レーンチェンジアシストシステム“Side Assist Plus”、リアビューカメラ“Rear Assist”、アラウンドビューカメラ“Area View”、車両接近通報装置のeサウンド、ドライバー疲労検知システム“Fatigue Detection System”、パークディスタンスコントロール、オプティカルパーキングシステム、リアトラフィックアラート、プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”などを標準で装備。Pro Launch Editionには緊急時停車支援システム“Emergency Assist”や同一車線内運転支援システム“Travel Assist”、スタティックコーナリングライト、ダイナミックコーナリングライト、ダイナミックライトアシストも組み込んでいる。

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