2022年5月11日、日本時間の午前3時に新型「レンジローバースポーツ」がオンラインでワールドプレミアされた。発表会では、激流のダム放水路を駆け上るスペシャルムービーも公開された。
2024年には電気自動車(BEV)もラインナップ予定
ランドローバーのラグジュアリーSUVであり、レンジローバーの弟分にあたる「レンジローバースポーツ」は2005年に初代を発表され、今回の新型で3代目となる。
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そのスタイリングは従来型の正常進化で、それにフラッグシップである新型レンジローバーのエレメンツも加えられたものだ。直線と曲面を組み合わせたデザインで、張りのあるフェンダーやワイドなトレッドなど、筋肉質なプロポーションからひと目でそのパフォーマンスを予感させるもの。いつでも走り出す準備ができているという印象を与える。
インテリアも刷新された。ランドローバーSUVのトレードマークともいえるもので、独自の着座体勢をとれるコマンド ドライビング ポジション(CDP)は、新たに「コクピットのような」という解釈を追加され、利便性の高い最新機能や運転支援システム、最高級の素材を組み合わせる。
パワートレーンは、まず3L 直6ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせたPHEV(プラグインハイブリッド)。モーターでの航続距離は最大113km(70マイル)を誇り、CO2排出量は18g/kmにまで抑えている(メーカーテスト値)。
さらに、新開発された4.4L V8ガソリンターボエンジン。最高出力は530psを発生し、ダイナミックローンチを作動させた状態で、0→100km/h加速はわずか4.5秒というスポーツカー並みのパフォーマンスを発揮する。
また、マイルドハイブリッドテクノロジー(MHEV)を採用した3L 直6のディーゼルターボとガソリンターボエンジンも選択可能だ。さらに、2024年にはフルバッテリーEV(BEV/電気自動車)もラインナップに加わる予定だという。
これらのパワートレーンに対応するMLA-Flex ボディアーキテクチャーを採用し、駆動方式は最新のインテリジェント オールホイールドライブ(iAWD)。エアサスペンションや4WS(後輪操舵)も装備し、低速域での取り回しや高速域での安定性を向上させている。さらに、トルクベクタリング by ブレーキング付き電子制御アクティブディファレンシャルや、コンフィギュアラブルプログラムなども設定される。
先進の空気清浄システムや最大29スピーカーのオーディオシステム、アクティブノイズキャンセレーション、ハプティック(触覚)フィードバック機能付きの13.1インチ インフォテインメント システム「Pivi Pro」などの快適装備も充実している。
新型レンジローバースポーツは、新型レンジローバーと同様、レンジローバーの歴史的拠点である英国のソリハル工場のみで製造される。なお、日本市場における受注開始日やグレードラインナップなどは、あらためて発表される予定となっているのだが、Webサイトでは「1068万円~」と車両価格が発表されている。
激流のダム放水路を駆け上るパフォーマンスを発揮
今回のオンライン発表会では、新型レンジローバースポーツのタフネスぶりを見せつけるスペシャルムービーも公開された。
これは、アイスランドにある浸水したダムの放水路を駆け上るという世界初のチャレンジだ。、毎分750トンの水が勢いよく流れる、世界最大級のカウランユーカルダムの放水路を新型レンジローバースポーツで走破するというもの。もしトラクションを損なえば、ダムの放水路の麓から、その下の谷底まで90mも落下、という危険をともなう。
「007」ジェームズ・ボンド映画の公式スタントドライバーであるジェシカ・ホーキンス氏がハンドルを握り、水のあふれる川床、長く急勾配が続くダムのトンネル、40度もの傾斜のある岩壁を走り切り、谷底からダム頂上まで到達した後、最後の難関として放水路の登り坂が立ちはだかる。長さ294mの放水路では、90mの落差を水が滝のように流れ落ち、まさにクルマのトラクションとドライバーの信頼性が試される究極のコースだ。
そんな急勾配と急流をものともせず、新型レンジローバー スポーツはいとも簡単に走破して、そのパフォーマンスの高さを証明して見せた。そのチャレンジの様子は一見に値するものだ。
ランドローバー レンジローバースポーツS 主要諸元(一部欧州仕様値)
●全長×全幅×全高:4946×2209×1820mm
●ホイールベース:2997mm
●車両重量:2315kg
●エンジン:直6 DOHCディーゼルターボ+モーター
●総排気量:2997cc
●最高出力:221kW(300ps)/4000rpm
●最大トルク:650Nm(66.3kgm)/1500−2500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:軽油・80L
●WLTCモード燃費:未発表
●車両価格(税込):1068万円
[ アルバム : 新型レンジローバースポーツ はオリジナルサイトでご覧ください ]
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