現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ車はアソビ心満載!! ほかと被らないクルマを作り続けられる原動力とは?

ここから本文です

ホンダ車はアソビ心満載!! ほかと被らないクルマを作り続けられる原動力とは?

掲載 16
ホンダ車はアソビ心満載!! ほかと被らないクルマを作り続けられる原動力とは?

 万人に親しまれる大衆車を作り出す反面、この手があったか!という独自のクルマも生み出してきたホンダ。他と被らない「らしさ」全開のホンダ車を振り返ってみよう。

※本稿は2023年3月のものです
文/大音安弘、写真/HONDA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年4月26日号

ホンダ車はアソビ心満載!! ほかと被らないクルマを作り続けられる原動力とは?

■ホンダの根底に流れる「M・M思想」

1963年8月にホンダ初の四輪車として登場したホンダ T360。この翌年、1964年からF1への参戦を開始している

 独自の視点にもとづく、ホンダイズムにあふれるクルマたちの原点のひとつにあるのが、「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」というM・M思想だ。意外だが、これはスポーツカーにも共通するという。そのことを頭に置くとすべての形や機能が人の存在を意識し、作られていることがわかる。

 ただすべてが順風満帆の時代に生まれたとは限らない。クリエイティブ・ムーバーシリーズは、手元の材料で、これまでにないRVを作り上げ、ホンダの復活にも繋がった。

 また市販車でありながら、レーシングカー並みの性能を備えたタイプRの市販化も採算だけがすべてじゃないホンダならではの取り組みといえよう。

 5気筒縦置きエンジンや2代目ホンダZのように高度な技術の結晶。また、時代を先読みした感の(!?)S-MXのような日陰の存在もあるが、そのチャレンジ精神は、現代でもS660のような夢を実現できる原動力となっているのだと思う。

 変化球なくして、ホンダなし。ヒット作はもちろん、驚きに満ちたモデルたちが印象に残っている。

■個性的なマイナー車が醸し出すホンダらしさ

 他社の追従を嫌い、本物志向の強いホンダらしさはマイナー車にこそ強く反映される。それがクロスオーバー四駆「エレメント」や3人×2列の変わりダネ「エディックス」といった個性派モデルを生んだ。また初代インサイトやCR-Zのようなスポーツ要素のあるエコカーの提案も、他社にはない独自の視点。

 N-BOXスラッシュも、ワゴンのメリットである背を縮めてしまったことには驚かされた。しかし、どれも触れてみると面白みにあふれており、一部とはいえ、ファンにはしっかりと愛されている。

 失敗あっても駄作なし。それがホンダの魅力なのだ。

■若者たちに愛された僕らのトールボーイ

ホンダ シティ(1981年)

 若者をターゲットとし、平均年齢27歳の若手チームが開発。扱いやすいサイズながら、ノッポスタイルによる広い室内が持ち味。荷室に収まる原付バイク「モトコンポ」も話題となった。

■驚異のVTECエンジンが載ってグラ!

ホンダ インテグラ(2代目/1989年)

 NAエンジンでリッター100psを実現した世界初の高出力エンジンをホンダ車として初搭載。マイケル・J・フォックスをCMに起用するなど、洒落たアダルトのクルマというキャラも受け、4ドアHTともにヒット。

■米国生まれの個性派アクティブギア

ホンダ エレメント(2003年)

 SUVとミニバンのいいとこ取りを狙ったクロスオーバー四駆。センターピラーレスの観音開きのサイドドアによる大開口と防水加工の内装を持つ優れたギア。アソビ心も全開だ。

【番外コラム01】ショーのコンセプトカーもインパクトあり!

2&4パワードby RC213V(2015年)

 東京モーターショー出品車も斬新なホンダ。不夜城(1999年)やハイブリッド4WDスポーツのデュアルノート(2001年)など印象深い。そして写真は2&4パワードby RC213V(2015年)。2輪と4輪の融合とかなり斬新!

【番外コラム02】もちろん、現行モデルにも「ホンダらしさ」はにじみ出てます!

Honda e

 創造力豊かなホンダ歴代モデルを取り上げてきたが、「らしさ」は現行車にも!

 例えばN-VAN。ユニークなコンセプトの商用車で街中でよく見るヒットモデル。6MTもあるんです。「ちょい乗りでいいじゃないか」というEVのHonda e。RRという部分も実にユニーク! さらにはシビックe:HEV。ハイブリッドなのに多段ATのような走り味。この制御が印象深いんです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
ベストカーWeb
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
AUTOSPORT web
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
AUTOCAR JAPAN
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
AUTOSPORT web
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
ベストカーWeb
日産「フェアレディZ」にワゴンが登場!?  実は「ステージア」ベースで「リーフ」リアゲートを移植…車検をとって公道走行可能なカスタムカーでした
日産「フェアレディZ」にワゴンが登場!? 実は「ステージア」ベースで「リーフ」リアゲートを移植…車検をとって公道走行可能なカスタムカーでした
Auto Messe Web
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
AUTOCAR JAPAN
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
Auto Messe Web
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
乗りものニュース
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
AUTOCAR JAPAN
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
Auto Messe Web
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
AUTOCAR JAPAN
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
AUTOCAR JAPAN
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
motorsport.com 日本版
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
くるまのニュース
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
WEB CARTOP
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
乗りものニュース
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
VAGUE

みんなのコメント

16件
  • 昔のホンダを知る人も少ない時代です。イメージも変わってるはずです。
  • もはやホンダはそういう会社じゃないと思います。普通の人たちにとってはただの軽自動車メーカーという認識なのです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村