■海外で人気。価格が高騰する、あの頃のスポーツカーたち
バブルの頃に「憧れていたクルマ」は、現在どのくらいの価格で取引されているのでしょうか。1980年代から1990年代に発売されたクルマには、今でも高い人気を誇る車種があります。なかには「欲いけど買えなかった」「乗ることが憧れだった」という声がある名車も存在。そうしたクルマたちは、今どれくらいの価格で取引されているのでしょうか。
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●トヨタ「スープラ(A80型)」
スープラ(A80型)は、1993年5月に発売され、当時の新車価格は約284万円から約474万円でした。2019年に17年ぶりの復活を遂げたA90型と呼ばれるスープラ(DB型)の新車価格は約499万円から約703万円となります。
現在、A80型の中古車価格は約140万円から約710万円となっており、状態によっては当時の新車価格よりも高値で取引されているようです。
また、映画「ワイルド・スピード」に登場したことで、人気が再燃したともいわれ、米国を中心とした日本車ブームを代表したモデルともいえます。
●ホンダ「NSX(NA1型・NA2型)」
初代NSXは、1990年9月に登場したモデルであり、フェラーリを彷彿とさせる低いシルエットから、当時国産唯一のスーパーカーと呼ばれることもあったようです。
新車価格は約800万円です。現在の中古車価格は、約370万円から約1900万円となっており、こちらも状態によっては新車価格の倍以上で取引されています。
また、NSXの性能を上回るモデルとして「NSX-R」があります。これは、NSXをベースに空力性能の向上や軽量化をおこなったモデルです。
NSX-Rの中古車価格は約1500万円から約2658万円。当時の新車価格が約970万円から約1195万円だったため、当時も現在も憧れの存在といえそうです。
■第2世代GT-Rはどれも高額な値が付いている!?
●日産「スカイラインGT-R(R32型)」
スカイラインGT-Rは、スカイラインをベースに開発された高性能スポーツカーです。そのなかでも1989年8月に登場した、「第2世代GT-R」と呼ばれるモデルはとくに高い人気を誇っています。
その第2世代GT-Rの最初に登場したのは、スカイラインGT-R(R32型)です。
当時の新車価格は約430万円から約529万円で、同時期における高級車の代表例としてトヨタ「クラウン」の新車価格は約275万円から約453万円だったことから、R32型は高額なクルマであったことがうかがえます。
2020年2月現在におけるR32型の中古車価格は、約250万円から約1700万円となっています。
最高価格を付けている個体は、チューニングショップによって改造されたデモカーです。その次に高額なのは、無改造・走行距離1万キロで999万円となっており、車両状態によっては新車価格の倍の値段がつくこともあるようです。
●日産「スカイラインGT-R(R33型)」
R32型に続いて1995年1月にスカイラインGT-R(R33型)が登場しました。第2世代GT-Rのなかでは比較的人気のない車種といわれることもありますが、性能面ではR32型を上回り、ドイツのサーキットであるニュルブルクリンクでは、R32から20秒近くタイムを短縮しました。
当時の新車価格は約478万円から約550万円でしたが、1200万円の「2.8ニスモ400R」というコンプリートカーもラインナップされていました。
現在のR33型の中古車価格は、大手中古車Webサイトによると約330万円から約1500万円となっています。
中古車価格でもっとも高値を付けている個体は、R32型と同様に、チューニングショップでリフレッシュされたものとされています。
その次に高額なのは、走行距離2.8万kmで880万円となっており、R32型と同様に高額で取引されています。
●日産「スカイラインGT-R(R34型)」
スカイラインGT-R(R34型)は、第2世代最後のモデルとして、1999年1月に発売されました。第2世代GT-Rの完成形と呼ばれ、当時の新車価格は約499万円から約630万円と、第2世代でもっとも高い価格帯となっています。
現在、R34型の中古車価格は約610万円から約2700万円となっており、最低価格でさえ当時を上回っている人気ぶりです。
その理由は、第2世代GT-Rで最後のモデルであることや、魅力的なスタイリング、そしてR32型やR33型よりも販売台数が少なかったことなどが挙げられています。
第2世代GT-Rは日本専売モデルとして発売されましたが、ゲームや映画、インターネットによって、海外でも認知度が上がりました。
※ ※ ※
かつて人気を集めた国産スポーツカーは、映画やSNS、アニメ、ゲームなどによって世界的に知られるようになり、海外での人気も高まっています。
さらに近年では、米国の「25年ルール」に代表される輸入規制の緩和などによって、第2世代GT-Rをはじめとした国産スポーツカーの中古車が、次々と海外へ輸出され高額で取引されているようです。
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みんなのコメント
買えたとしても、盗難、故障リスクしかない。
10年前はスープラ、GT-Rは100万以下でNSXでも200万代が結構あった……
今、買いなのはIS-FやZ33後期辺りだろう!
これ以前の車とも違いチューニングすれば現在のスーパースポーツ並のパワーも出せるし、デザインも今の車みたいに無理やりシャープにした無茶苦茶なデザインでもない。
エンジンもカバー被ってないし、ある程度自分で触ることが出来る。
なによりそんなに壊れない。盗難は恐いが『古い=壊れる』と思ってる昭和脳の方には『お疲れさん』としか言いようがないくらい壊れない。
欲しい人は買うべき。