■ダカールラリー5回優勝のノウハウをミニに反映
MINIは2020年10月26日、「ミニ・カントリーマン(日本名:ミニ・クロスオーバー)」に、ダカールラリー優勝者のノウハウが反映された「パワード バイ X-raid」を設定したと発表した。
【画像】ミニ・カントリーマン「X-raid」を画像で見る(13枚)
MINIと「X-raidチーム」は、2012年から2015年にかけて、世界一過酷なラリーである「ダカールラリー」において、4連覇を達成している。また南米からサウジアラビアに舞台を移した2020年のダカールラリーでも勝利を収め、ダカールラリーで5回、総合優勝を果たしている。
X-raidチームは、ミニ・カントリーマンと、砂漠の砂、荒れた地形、泥、石の多い場所で行われる厳しい耐久ラリーに精通している。チームのノウハウは、ミニ「ALL4 Racing」やミニ「John Cooper Works Buggy(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)」のようなダカールラリー参戦マシンの開発だけでなく、サポート車両の製作にも生かされている。
ミニ・カントリーマンはチームによってシャシとボディワークの大幅な改良がおこなわれ、数百kmにもおよぶレースステージにおいて信頼性の高いサポート車両になった。
車高を上げ、ホイールリムとタイヤのクリアランスを大きくすると、ミニ・カントリーマンの最低地上高が全体で最大40ミリメートル高くなっている。これにより、フォーディングの深さと傾斜角度が大幅に最適化されるという。
ラリー用に特別に開発されたホイールは、タイヤの損傷に対する効果的な保護を提供する。頑丈なリムリングにより、岩場で損傷が発生した場合でもホイール全体を交換する必要がない。また、強力な視覚的インパクトを生み出している。
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