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なぜソニーホンダにときめかないのか……中国製EVに「技術的な驚きはない」ってマジですか? アフィーラの2025年発売で得られるものとは

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なぜソニーホンダにときめかないのか……中国製EVに「技術的な驚きはない」ってマジですか? アフィーラの2025年発売で得られるものとは

ソニーホンダが手掛ける「アフィーラ」。国内向けのメディア発表会も終了したがなんだかときめくものがない印象。CESで出展したモデルをほぼそのまま日本に持ってきました、というだけ。これ本当に2年後に日本で売るのか? そしてそこになにが待っているのだろうか。

文:ベストカーWeb編集部/写真:編集部

なぜソニーホンダにときめかないのか……中国製EVに「技術的な驚きはない」ってマジですか? アフィーラの2025年発売で得られるものとは

■ソニーへの期待値が高すぎたのか?

日本国内でのお披露目になったアフィーラ。ソニーとホンダのタッグには大いに期待したいのだが……

ソニーとホンダがタッグを組んでクルマを作る。このプロジェクトを聞いたときに心ときめいた人は多いはず。だってソニーがクルマを作るなんて、ウォークマンやプレイステーションなど世界を変えてきたソニーだ。とてつもないクルマが生まれることを期待した。

どちらかといえばクルマとしてのハードをホンダがバックアップして、デジタルな演出はソニーが作り上げる。そんなイメージだったのではないだろうか。

2023年1月の世界最大級のテックショー「CES2023」に出展されたときは、グリルにゲーム画面を表示したり、45個のカメラと毎秒800兆回の演算をするコンピューターなどまだときめきがあった(そのコンピュータがソニー内製ではなくクアルコム製というのは微妙な心境だが……)。

スクリーンを多用した車内空間はたしかに新しい感じはするが、ソニーというネーミングがある以上はもう少し斬新な雰囲気はほしい

そんなアフィーラ、CESから半年以上が経過して2023年10月に日本で発表会をするという。てっきり内容もエクステリアも大きな進化があるものだと思っていたら、単純にCESでの展示車を日本でお見せしますというものだった。これはちょっと厳しい。

産経新聞の取材にソニーホンダモビリティの川西社長は下記のように応えている。

【ITと車の融合で先行しているとされる中国EVメーカーについて、開発のスピードの速さを「勢いがある」と評価する一方、IT利用は「スマートフォンのアイコンを並べているだけという感じだ」と述べ、技術的な驚きはないとの見方を示した。】

(産経新聞2023年10月22日12:50 配信【中国EV「アイコンを並べただけ」 ソニー・ホンダモビリティの川西社長、技術的な驚きなし】より一部抜粋→リンク)

自動車メディアから見るとたしかに中国製のBEVにも課題はある。日本市場ではまだまだ「燃える」というイメージもあるし、品質的な安定感は信用度が低いのも事実だ。しかし現状としてアフィーラが中国製EVに優っている個所は、公開されているインターフェイスから見つけることはできないレベルのように思う。

スマートフォンのアイコンを並べているだけという指摘も、単純に車内外にディスプレイを配置しただけのアフィーラとの差異がよくわからない。

[articlelink]

■このデザインで売れるのか?

現在テスラの量販車種として君臨するモデル3。価格、そしてブランディングなどで今後登場するであろうテスラのモデルたちに勝負をする必要もある

ソフトウェアのアップデートなどもあるだろうから、ソフト面は置いておくにしても、エクステリアとインテリアについては2025年の発売までこのままなのだろうか。お世辞にも現段階ですらもう新しさはないデザインだ。

ほぼアコードのサイズ感のセダンボディはもしかしたら北米だけを見たデザインなのかもしれないが、ライバル勢はあの手この手で新たな提案を続けている。

こちらは1300万円ほどのベンツEQE SUVのインテリア。1000万円レンジならこの価格帯のクルマと勝負するころになる

価格もまったくの予測だが仮に1000万円クラスであれば、それこそメルセデスのEQEやEQCなどとガチンコだし、700万円台としてもテスラモデル3などとぶつかる。

現状としてソニーホンダは「お求めやすさ」で勝負する雰囲気は皆無。プレミアム路線としていくなら、このままでは厳しい戦いになるのは見えているのではないだろうか。

フロントにディスプレイを表示するアフィーラ。たしかにすごいのだが、想像の域を出ないし、なにかクルマのイメージが大きくチェンジするわけでもないのが微妙

ソニーホンダはアフィーラで何を目指すのか。世界で一番面白いエンタメ空間を含むBEVなのか、それとも「記念碑」的なコラボ第1号のBEVなのか。ここが曖昧で伝わってこない。

まだまだプロトタイプであるし2025年という発売時期には時間はある。今後もう少し研ぎ澄まされたデザインと、アッと驚くようなパフォーマンスを見せてほしいと期待したいところ。

ソニーとホンダ、どちらも世界地図を変えてきたメーカーなのだから……できるでしょう!!

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みんなのコメント

13件
  • ifa********
    ぼんぼんの遊びに過ぎず、全世界の人々をときめかせる大切な何かが欠落しているのです。
  • Sustainable-E
    エクステリアの大胆さではアイオニック5より古く、サイバートラックに先を越され、そしてインテリアはただ大量のディスプレイを並べただけ・・・
    走りについては何の情報もなし・・・

    まぁ正直コレでは「アイコン並べただけ」とか言う資格あんの?という感じ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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