マイナーチェンジで多方面に進化
先月7月に、2018年の登場以来初となるマイナーチェンジを受け、生まれ変わったレクサスのコンパクトSUV「UX」。改良の内容は、ドアとリアハッチ周辺のスポット溶接を20箇所追加してボディ剛性を強化するとともに、電動パワステやアブソーバーのチューニングを実施するなど、クルマの体幹を鍛えるもの。
また、カメラやレーダーの性能向上により、予防安全技術「レクサス セーフティ システム+」が機能拡充されたほか、充電用USBコネクタ(USBタイプC)をコンソール前方に2個新たに設定して、使い勝手も高めている。今回は、改良により商品力を底上げしてきた「UX」を掘り下げ、購入の参考となる情報をまとめてみた。
2つの特別仕様車追加! レクサス UXのマイチェンは見た目そのまま中身改良
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国内にはライバルなし
まずは、ライバルとの比較をしてみたい。UXはトヨタ「C-HR」と基本プラットフォームを共有しているものの、ボディはUXの方がロー&ワイド(全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm)で、内装もワンランク上の質感が追求されている。その違いは車両価格(税込)にも反映されており、UXが400万3000円~、C-HRは239万2000円~と結構な開きがある。国産でレクサスと同等のプレミアム感をもった競合車種を見つけるのは難しい。となると、購入検討者が比較するのは「BMW X1」や「アウディ Q2」といった輸入車勢だろう。
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もっとも近いのはアウディQ2
そこでボディサイズを両者と比べると、「X1」は全長4455mm×全幅1820mm×全高1610mm、「Q2」は同4200mm×1795mm×1530mmとなっている。価格は、「X1」が486万円~、「Q2」が408万円~で、SUV然としたスタイルの「X1」がUXやQ2より2割近く高価。また、立体駐車場に入るのも車高の比較的低いUXとQ2だけなので、以降ではUXとQ2を比較していこう。
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パワーユニットは、UXが2.0L 直4自然吸気(174PS/209Nm)の純ガソリン車(FFのみ)、もしくは同排気量のガソリンエンジン(146PS/188Nm)にフロントモーター(109PS/202Nm)を組み合わせたハイブリッドの展開で、ハイブリッドにはリアモーター(7PS/55Nm)を備えたAWDも設定される。
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ハイブリッドやAWDの設定は「UX」の強み
一方のQ2は、1.5L 直4ガソリンターボ(150PS/250Nm)もしくは2.0L 直4ディーゼルターボ(150PS/340Nm)とFFの組み合わせのみで、ハイブリッドやAWDは用意されない。そして、この中で、もっとも手頃なのはUXの純ガソリン車とQ2のガソリンターボ車。なかでもエントリーグレードの「UX200」(400万3000円)と「Q2 35 TFSI advanced」(408万円)は、価格がわずか8万円弱しか変わらないから、両車について装備の充実度をチェックしてみる。
すると、Q2ではアダプティブクルーズコントロールなどの運転支援システムが21万円、ナビが35万円のセットオプションになるなど、UXの標準装備にかなりの追加費用が必要になる。また、燃費(WLTCモード)もUXが16.4km/L、Q2が15.8km/LとUXが優れており、よほど有利な値引き(レクサスは基本値引きゼロ)を引き出せる場合以外は、UXを選んだ方が費用面ではアドバンテージがあるだろう。
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UXのベストバイモデルを検証
次に、UXのベストバイグレードを決めたい。パワートレーンについて、純ガソリン車とハイブリッド(FF車)の燃費を比べると16.4km/L対22.8km/Lで、両者の価格差は約36万円。年間走行1万km、指定ガソリンが異なるため純ガソリン車はハイオク170円/L、HVはレギュラー160円/Lと仮定すると、元を取るのに11年弱かかる計算となる。ただし、中古車価格を見ると新車と同程度の価格差があるため、リセールも考えて、ここは走りにもゆとりが期待できるハイブリッドを推したい。
では、グレードはどれにすべきだろう。UXのハイブリッド(FF車)は最も安価な素の「UX250h」(435万9000円)、パワーシートやLEDフォグライトを装備する「version C」(460万3000円)、スポーティな「F SPORT」(504万1000円)、本革シートなど豪華装備が標準の最上級「version L」(519万2000円)という構成。
このうち、「UX250h」はシートがマニュアルとなるうえ、ブラインドスポットモニターなどの安全装備がオプションでも選べないなど、かなり装備が簡素になっており、中古車市場でもタマ数が非常に少ないから、リセールも考えておすすめは控えたい。
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中古車人気は「F SPORT」
その上で、「version C」か、さらに上の「F SPORT」もしくは「version L」を狙うかだが、専用のフロントグリルやバンパーでドレスアップしたルックスが気に入れば、迷わず「F SPORT」にすべきと考える。なぜなら、こうしたスポーティグレードはプレミアムモデルでは常に人気が高く、UXでも「F SPORT」の中古価格は最上級の「version L」と同等以上になっているからだ。さらに、専用装備のパフォーマンスダンパーはボディの余計な動きを抑え込み、より上質な乗り味をもたらしてくれるから、ここも積極的に推すポイントとなる。
というわけで、UXのベストバイは「250h F SPORT」とあいなった。なお、レクサスのHPによれば、UXの納期は純ガソリン車で5か月程度、ハイブリッドは要販売店問合せとなっているので、詳しくは販売店に問い合わせて確認したい。
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みんなのコメント
もうトヨタファンいなくなったみたいですね。
子供がひとりで頑張ってる感じがします。