現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ぜんぜん高嶺の花じゃない!! 100万円台で買える[オープンカー]なら余裕で手が届く!

ここから本文です

ぜんぜん高嶺の花じゃない!! 100万円台で買える[オープンカー]なら余裕で手が届く!

掲載 7
ぜんぜん高嶺の花じゃない!! 100万円台で買える[オープンカー]なら余裕で手が届く!

 所有しているだけで、いかにも趣味人といった風情がうれしいオープンカー。新車で買うには予算が厳しい人でも、中古車だったら何とかなるかも。それが100万円台なら……もう、オープンカーに憧れるのをやめましょう。

文/FK、写真/トヨタ、日産、マツダ、三菱、CarsWp.com

ぜんぜん高嶺の花じゃない!! 100万円台で買える[オープンカー]なら余裕で手が届く!

【画像ギャラリー】一生に一度は乗っておきたいオープンカー4選(15枚)

■不人気車だったからこそ愛しすぎる悲運の3代目マツダ・ロードスター

2005-2006日本カー・オブ・ザ・イヤーをはじめ世界各国で30以上の賞を獲得し、評価もすこぶる高かった3代目ロードスター

 今となっては希少なライトウェイトオープンスポーツカーのロードスター。

 現行の4代目はデビューからすでに10年以上が経過したが、その人気にはいっさいの陰りは見えないロングセラーモデルとなった。

 しかし、ロードスターの歴代モデルのなかには不人気車というレッテルを貼られたモデルも存在した。それは、2005年8月に発売された3代目。

 先代モデルからデザインを一新し、エクステリアはロードスターならではのユニークさを継承しながらモダンで親しみやすいスタイリングに、インテリアはクリーンな造形や新しい素材感を基調とすることによってシンプルでありながら先進的な印象を与えた3代目。

 また、ボディは全幅が1700mmを超える3ナンバーサイズとなり、新開発の2.0リッター 水冷直列4気筒DOHC 16バルブ MZRエンジンも軽快さ、伸びやかさ、力強さ、リニア感、サウンド特性をバランス良く融合した一級品であった。

 加えて、アルミ製トランクリッドの採用をはじめ、重量削減が可能な部位を洗い出すグラム作戦を展開した結果、2代目と同等のコンパクトで軽量なボディを実現。

 2006年8月にはルーフをホイールベース間のシートバックスペースに収納する電動ルーフシステムを採用したパワーリトラクタブルハードトップを発売し、順風満帆に思えた3代目だったが、2008年からセールスが伸び悩むことに……。

 3ナンバーサイズのボディを採用したことでライトウェイトオープンスポーツカーのイメージが薄くなったことが不振の要因のひとつになったことは間違いなく、2015年5月に4代目にバトンを渡した。

 現在の中古車市場では100万~200万円と価格帯に幅はあるが、その高いパフォーマンスを考えれば、比較的お手頃感がある1台といえそうだ。

【画像ギャラリー】一生に一度は乗っておきたいオープンカー4選(15枚)

■目立ちたければ日産・フェアレディZ、狙い目はZ33型のロードスター一択でしょ!

 Z伝説の始まりは1969年12月に登場し、世界のスポーツカー市場に衝撃を与えたS30型。

 しかし、フェアレディという車名のルーツを辿っていくとその歴史はさらに古く、1960年に北米輸出専用車として発売されたダットサン・フェアレディ(SPL212型)まで遡る。

 このダットサン・フェアレディはオープンボディが採用されたが、ここで紹介するのはそのDNAを継承するZ33型のロードスター。

 自動開閉式のソフトトップを装備した2シーターのオープンモデルであるフェアレディZ ロードスターは、北米では350Z ROADSTERとして2003年7月に先行発売され、美しいフォルムと他車を圧倒する動力性能が高く評価されていた。

 2002年7月に日本で発売されたクーペの開発段階からZファミリーの1台として設計されていたフェアレディZ ロードスターは、クーペ同様の動力性能を達成しながらオープンモデルならではの“快適な走り”、“デザインの美しさ”、“容易な開閉操作”という3つの付加価値を実現。

 エクステリアは、ストレージリッドの採用によるソフトトップ格納時の流麗なフォルムや非対称のバルジ&プロテクションバーのデザインによるスポーティなイメージを追求。

 さらなるパーシブドクオリティの追求による上質で軽快感のある室内空間や爽やかな風を体感できる新感覚のネットシートを採用したインテリアもフェアレディZ ロードスターの特徴であり、VQ35DEエンジンがもたらす圧倒的な加速性能もフェアレディZ ロードスターの大きな魅力であった。

 そんなZ33型のフェアレディZ ロードスターは、2009年10月に登場したZ34型でも継続して販売された。

 ちなみに、現在の中古車市場における価格相場は平均100~120万円。

 専用のボディ構造部品採用や剛性向上により、オープンボディでありながら操縦安定性はきわめて高く、見た目と走りを両立した好バランスの1台であることは言うに及ばない。

【画像ギャラリー】一生に一度は乗っておきたいオープンカー4選(15枚)

■トヨタ・ソアラ(40系)は“珠玉のプレステージコンバーチブル”のオーラがスゴい!

誕生から20年目の節目となる2001年4月に登場した4代目ソアラ。コンパクトなキャビンとなめらかな曲面から構成される引き締まったフォルムが特徴だ

 日本におけるハイソカーブームの火付け役としておなじみのソアラ。2001年4月に登場した4代目では“高級パーソナルカー”をよりいっそう色濃く打ち出すべく、コンバーチブルがラインナップに加えられた。

 その特徴は“優美に開閉するメタルトップ。

 スロースタート・スローストップ制御によって約25秒の滑らかな動作を実現した電動開閉式メタルトップによって優雅に変身するコンバーチブルボディは、クローズ時はもとよりオープン時も優美なスタイルを創出。

 メタルトップクロース時のクーペスタイルではコンパクトなキャビン、クリーンカットのラゲージドアに連なる流麗なフォワードモーションシルエットによってダイナミックな伸びやかさを表現。

 オープンスタイルでは開放感あふれるエレガントさと力強さを融合し、クーペスタイルに負けず劣らずの美しいフォルムを生み出した。

 また、“コンバーチブルのインテリアはエクステリアそのもの”のコンセプトのもと、吟味した素材の特性を活かした上質なしつらえによって、高級感とスポーティさを融合したインテリアもお見事のひと言でインパネ、コンソールボックス、ドアトリム、シートなどには高級感と安らぎを与える自然素材のウッドパネルや本革表皮が採用された。

 もちろん、走りも一級品で4.3リッター V8エンジンと先進の5ATだった5 Super ECTとの組み合わせがスムーズで伸びにある加速性能も実現するなど、珠玉のプレステージコンバーチブルたるスペックが与えられた。

 そんな4代目ソアラのコンバーチブル、現在の中古車市場で平均価格が100万円前後で推移。

 20年以上前のクルマとしては少々割高に感じるかもしれないが、若い頃に憧れた1台が100万円前後で手に入るなら……という人もいるのでは?

【画像ギャラリー】一生に一度は乗っておきたいオープンカー4選(15枚)

■三菱・エクリプス スパイダーを選ぶ一番のメリットは“人と被らないこと”にあり!

 1989年に現地生産の北米専用モデルとしてデビューし、翌1990年に輸入されたエクリプス。1994年に2代目が、1999年には3代目が登場したが、その3代目で日本に導入されたのは2004年10月に発売された4シーターのオープンルーフモデルのみであった。

 映画「ワイルドスピード」に登場して話題にもなった3代目のエクリプス スパイダーは、2003年の東京モーターショーにおける参考出品を経て国内販売を開始した。

 灯火類や排出ガス仕様を日本の国内法規に適合させる一方で、左ハンドルを含めた北米仕様の雰囲気を極力排除してダイナミックなアメリカンテイストを満喫できる仕様に模様替え。

 その走りは可変吸気機構付きのV6 3.0リッター SOHC 24バルブエンジンによってスムーズかつトルクフルで扱い易い特性を示した。トランスミッションにはDレンジにおいてはイージードライブ、スポーツモードを選択すればマニュアル感覚のシフト操作を可能としたスポーツモード付きのINVECS-II 4ATを採用。

 エッジが効いたシャープなボディラインがメカニカルな力強さと機能美を表現したエクステリアや、ブラックを基調色としたインテリアとも相まってスポーティさを強調。

 それでいて、ロングホイールベースがもたらすゆとりの居住空間や幌の収納スペースを極力小型化することで後席の居住スペースにも配慮したパッケージや、走行時の剛性向上はもちろん、精度安定化によって風切り音や水漏れにも配慮したボディパネルの大型一体成型化の採用など、快適性もしっかりと確保されていた。

 そんなエクリプス スパイダーは2006年3月に国内販売が終了したが、現在の中古車市場ではタマ数極少ながらも平均価格は80~90万円と比較的お手頃。

 他人となかなか被りそうにない希少なモデルなだけに、個性を求める人には良い選択かもしれない。

【画像ギャラリー】一生に一度は乗っておきたいオープンカー4選(15枚)

投稿 ぜんぜん高嶺の花じゃない!! 100万円台で買える[オープンカー]なら余裕で手が届く! は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】ストーリアは「We do COMPACT」を体現したダイハツ渾身のスモールカー!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】ストーリアは「We do COMPACT」を体現したダイハツ渾身のスモールカー!
ベストカーWeb
「直線番長」という渾名のスポーツカー三菱GTOの魅力と実力
「直線番長」という渾名のスポーツカー三菱GTOの魅力と実力
ベストカーWeb
ヤリス・クロスの韓製ライバルの実力は? ヒョンデ・バイヨンに試乗 6速MTで軽快な走り!
ヤリス・クロスの韓製ライバルの実力は? ヒョンデ・バイヨンに試乗 6速MTで軽快な走り!
AUTOCAR JAPAN
「マルニ」ことBMW「2002」が600万円弱で落札! 人気の丸テールにヨーロッパ仕様のディテールがおしゃれなノイエクラッセを紹介します
「マルニ」ことBMW「2002」が600万円弱で落札! 人気の丸テールにヨーロッパ仕様のディテールがおしゃれなノイエクラッセを紹介します
Auto Messe Web
「プチ・アルファード」トヨタエスクァイアはなぜ販売終了になったのか?
「プチ・アルファード」トヨタエスクァイアはなぜ販売終了になったのか?
ベストカーWeb
ヤリスクロスとほぼ同寸!!! こりゃ日本に入れてくれ!!!! トヨタ[アーバンクルーザー]こそ今必要なEVだ!!!!!
ヤリスクロスとほぼ同寸!!! こりゃ日本に入れてくれ!!!! トヨタ[アーバンクルーザー]こそ今必要なEVだ!!!!!
ベストカーWeb
[奇天烈的なパッケージ] マツダを立て直した救世主!!!!! 初代[デミオ]は何がすごかったのか!?
[奇天烈的なパッケージ] マツダを立て直した救世主!!!!! 初代[デミオ]は何がすごかったのか!?
ベストカーWeb
バブルカーの代表…BMW「イセッタ300」は予想を上回る420万円で落札! キャビンスクーターのバブルは落ち着きを見せ始めています
バブルカーの代表…BMW「イセッタ300」は予想を上回る420万円で落札! キャビンスクーターのバブルは落ち着きを見せ始めています
Auto Messe Web
惜しくも「日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025」で2位だったマツダ「CX-80」は「嫁バレ」せずに「所有する喜び」が得られる1台【KEEP ON RACING】
惜しくも「日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025」で2位だったマツダ「CX-80」は「嫁バレ」せずに「所有する喜び」が得られる1台【KEEP ON RACING】
Auto Messe Web
いくらなんでも速すぎる!!! レースカーの血統を受け継ぐバカッ速[スーパーサラブレッド]5選
いくらなんでも速すぎる!!! レースカーの血統を受け継ぐバカッ速[スーパーサラブレッド]5選
ベストカーWeb
4気筒はオイルショックの「女神」 ロータス・エリート(1) 初代と共通点ほぼ皆無の2代目
4気筒はオイルショックの「女神」 ロータス・エリート(1) 初代と共通点ほぼ皆無の2代目
AUTOCAR JAPAN
メルセデスAMGが本気出すとこうなる! ポルシェ911のライバル「AMG GT」はスポーツカーの理想型だった
メルセデスAMGが本気出すとこうなる! ポルシェ911のライバル「AMG GT」はスポーツカーの理想型だった
WEB CARTOP
最新「ミニやクリオ」に挑む5年目 アウディA1 35 TFSIへ試乗 総合力で応えるコンパクト!
最新「ミニやクリオ」に挑む5年目 アウディA1 35 TFSIへ試乗 総合力で応えるコンパクト!
AUTOCAR JAPAN
[必見]世界でも有名なハチロクが手のひらサイズに!!!!! ドリキン[土屋圭市]の愛車がミニカーになったそうだ!!!!!
[必見]世界でも有名なハチロクが手のひらサイズに!!!!! ドリキン[土屋圭市]の愛車がミニカーになったそうだ!!!!!
ベストカーWeb
[オン&オフ]どちらも上等だぜ!! ホンダ[CR-V]が万能すぎた件
[オン&オフ]どちらも上等だぜ!! ホンダ[CR-V]が万能すぎた件
ベストカーWeb
[日本にも欲しい] イケてる[三菱]復活への布石か!? スポーティな[コルト]が登場!!!!!!! 
[日本にも欲しい] イケてる[三菱]復活への布石か!? スポーティな[コルト]が登場!!!!!!! 
ベストカーWeb
やっぱエンジン開発してたんかい!! ホンダ新型プレリュードが革命レベルのデキだった!!!
やっぱエンジン開発してたんかい!! ホンダ新型プレリュードが革命レベルのデキだった!!!
ベストカーWeb
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
乗りものニュース

みんなのコメント

7件
  • tma********
    安く買える中古のオープンカーは大抵ルーフの部分かオープン化による車体硬性に問題が出ていて、買ったがいいがオープンにできない場合が多いですからおススメはしないですよ。
    私はサイノスコンバーチブル、MR-S、プジョー206CCと乗り継ぎ、今はコペンXPLAYに乗っています。
    今年還暦で定年退職しました。今は近隣の図書館を巡ってマンガを読み漁る毎日です。図書館をハシゴする足はコペンXPLAYです。通勤ラッシュのない日中、天気のいい日はオープンにして遠回りしてドライブしながら移動してますよ♪
    コペンXPLAYは新車182万円で軽だから税金も燃費もいい。新車だから故障とかの不安も少ないから年金暮らしでもスポーツカーが楽しめる。我が人生に悔いなし!
  • aki********
    Zとソアラは排気量が大きいから毎年の税金が高くてのぅ…

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村