■ラグレイト後継機! ホンダ新型「オデッセイ」登場
2024年7月23日、北米で2025年モデルが発表となったホンダのミニバンである「オデッセイ」。今回の改良は日本でいうところのマイナーチェンジということになりますが、かなり大幅なアップデートがなされています。
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フロントマスクはスポーティな新デザインのグリルを備え、オデッセイの特徴であるワイドなスタイルを強調する新デザインの前後バンパーが与えられ、リアバンパーには2代目NSXと同じ縦型リフレクターが装着されたのも大きなトピックです。
インテリアも大きくアップデートされ、メーターには新たに7インチのデジタルディスプレイが標準となり、インパネ中央には9インチのカラータッチスクリーンディスプレイオーディオが備わります。このディスプレイオーディオはワイヤレスのApple CarPlayおよびAndroid Autoに対応し、ワイヤレス充電器や豊富なUSB-Cポートも備わりました。
このように大きな変更を受けた2025年モデルのオデッセイですが、一目見てお分かりのように日本で販売されているオデッセイとは全く別物となっています。
オデッセイは1994年に登場した初代モデルから北米地域で販売されており、初代は日本仕様と同じスタイルで販売されていましたが、北米地域ではボディサイズが小さく、エンジンの排気量も小さいという声が多く、2代目モデルからは車名は同じものの日本仕様とは全く異なる車種として違う道を歩むことになったのでした。
なお2代目の北米オデッセイは日本仕様に先んじてスライドドアを採用し、日本へ「ラグレイト」という車名で輸入されて販売されていましたが、日本では大きすぎるボディサイズがアダとなり、3代目からは日本へ導入されることはありませんでした。
そんな北米仕様のオデッセイは現行モデルで5世代目。全長約5210mm×全幅約1995mm×全高約1765mmと日本仕様よりもかなりビッグサイズ。
全グレードで2×3×3の8人乗り仕様となっていますが、その大柄なボディサイズもあって十分広さを感じる室内空間となっています。
また全グレードでレザーシートやパワーテールゲートが標準となっているほか、日本仕様には存在しないチルト機能付サンルーフも全グレード標準装備となる点はアメリカらしいポイントと言えるでしょう。
そして心臓部は日本仕様の2リッターハイブリッドとは異なり、3.5リッターのV型6気筒SOHC VTECが搭載され、その出力は280HP/355N・mとパワフルなもの。そこにパドルシフトを備えた10速ATが組み合わされるため、その気になればスポーティな走りを楽しむこともできそうです。
この北米オデッセイはエンジンやトランスミッションを含め、現地の工場で生産されているため、日本へ正規導入される可能性は限りなくゼロに近いですが、一部並行輸入業者が過去のモデルを導入している実績があるので、どうしても北米オデッセイが欲しいという人は問い合わせて見てはいかがでしょうか。
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