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テスラ、新型EV公開せず 技術革新でコスト削減 年内にサイバートラック量産へ

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テスラ、新型EV公開せず 技術革新でコスト削減 年内にサイバートラック量産へ

新型車はまだ「秘密」 サイバートラック量産開始

テスラは3月1日(現地時間)の投資家向けイベントで、新しい生産方式と技術革新により、生産効率を大幅に向上させる戦略を発表した。

【画像】待望のテスラ車、ついに量産開始か【サイバートラックとロードスターを写真で見る】 全36枚

「マスタープラン(基本計画)3」と名付けられた戦略プレゼンテーションの中で、CEOのイーロン・マスクを始めとするテスラ経営陣は、電気モーター技術の進歩から新しい自動車生産方式まで、今後の発展について幅広い最新情報を披露した。

このプレゼンテーションには大きな期待が集まっていた。長らく延期されてきたサイバートラックやロードスターの量産開始、将来の生産施設、新しい生産工程、そして次世代EVプラットフォームについて明らかにされるものと予想されていた。

また、人気の高いモデル3よりも小型で安価な新型EVを導入する計画もあり、その情報公開も期待された。

しかし、新型車の詳細はほとんど伏せられており、技術部門の責任者であるラース・モラビー氏は、生産性向上の恩恵を受けるのは「モデルYではない」と発言するまでにとどまった。

デザイン責任者フランツ・フォン・ホルツハウゼン氏もまた、新型車の詳細は「後日」明らかになるだろうと述べた。

しかし、両氏はサイバートラックが今年後半に量産に入ることを認めた。サイバートラックの開発時に検討された新しい生産方式により、工場面積を40%削減し、最大50%のコスト削減と遅延リスクの大幅な低減が可能になるという。

テスラは、各工程で必要な作業を最小限に抑えることを目指す。例えば、シートは床下のバッテリーパックに直接取り付けられ、その後ユニット全体が部分的に塗装されたボディシェルに組み合わされるため、ドアの取り外しや再装着が不要になる。

こうした技術革新は、2019年の発売以来、モデル3の展開を妨げてきた生産遅れに対応するものだ。モラビー氏は「生産地獄に陥った」と語り、今日確立された大量生産プロセスはかのヘンリー・フォードが開拓したものに基づいており、「100年続いた生産プロセスを変えるのは難しい」と説明した。

新型車は基本的に「必要なことだけを行う」ことを中心に据えている。つまり、ラインを進む過程で、車両や部品の不必要な移動・分解を避けるということだ。

車両レベルでは、バッテリーとモーター技術の改良により炭化ケイ素が75%削減され、次世代EVプラットフォームはあらゆる化学組成のバッテリーを使用できるようになる。パワートレイン責任者コリン・キャンベル氏は、次世代のモーターにはレアアース(希土類金属)を一切使用しないと語った。

テスラは、このプラットフォームによって、1台あたりの生産コストを約1000ドル(約13万円)削減できると予測している。

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みんなのコメント

2件
  • テスラはギガファクトリー自体が最先端の車を作る機械だといっていますから、工場自体の効率化に考えられる限りの見直しを0レベルから行っており、それをどんどん高度化しています。

    テスラはギガファクトリーでの生産開始を着工から9か月で可能な能力をすでに持っており、これから着工されるメキシコギガファクトリーも来年早々に生産開始ができるかもしれません。
  • 年内直前まで見せない(見せられない)テスラ
    2030年まで発売予定のものをクレイモデル作ってまで見せるトヨタ

    どっちが好きかはそれぞれの自由ですが、会社のカラーがよく出てますね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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