現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 940馬力の究極「羊狼」ワゴン誕生! ポセイドンが手がけた激速AMG「E63」とは

ここから本文です

940馬力の究極「羊狼」ワゴン誕生! ポセイドンが手がけた激速AMG「E63」とは

掲載 更新 11
940馬力の究極「羊狼」ワゴン誕生! ポセイドンが手がけた激速AMG「E63」とは

■940馬力の激速ワゴン誕生

 ドイツのアウトバーンを走行中、今回紹介するメルセデス・ベンツ「Eクラス」のステーションワゴンに出会ったとしても、パッシングするなどの道を譲らせるための行為は禁物だ。

新型「Sクラス」のフルエアロ完成! ブラバスが提案するさらなるゴージャスな世界

 その第一の理由は、たとえステーションワゴンであっても、ハウス・チューナーのメルセデスAMGによってさらなる駿馬へと仕立てられた「E63 S 4MATIC+ ステーションワゴン」であること。ノーマルでも612psの最高出力と850Nmの最大トルクを誇るV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、かつ9速のAMGスピードシフトMCTを持つこのモデルは、その気になれば瞬時にして視界から消えてしまうに違いない。

●驚きの0-100km/h加速ジャスト3秒のワゴン

 だが、さらに上には上があるというのが、今回紹介するチューンド・モデルのストーリーである。その究極のマシンを生み出したのは、日本ではまだ知名度は高くはないが、ドイツでは「メルセデス・ベンツ」ではなく、「メルセデスAMG」のチューナーとして、ここ最近魅力的なモデルをリリースしている「ポセイドン」である。

 メルセデスAMGのE63が一瞬で視界から消えてしまうモデルであるのならば、このポセイドンが製作した「E63 RS 830+」は、まさに自分の前方にそれが走っていたことすら、幻ではなかったかと感じさせるほどの速さをもった1台だといえるだろう。

 ポセイドンはこれまで、何ステージにもわたってE63のチューニングを続けてきた。代表作は「E63 RS 830」だ。

 新設計の触媒コンバーターとターボチャージャー、スポーツエアフィルター、スポーツダウンパイプなどを装備し、さらにトランスミッションの制御ユニット、エンジンソフトウエア制御ユニット、および中央パワートレインコントローラーも独自の設計である。結果的にこのエンジンは830psの目標値を超え、880psの最高出力と1200Nmの最大トルクを得るに至り、0-100km/h加速3.1秒、最高速度350km/hを記録するに至った。

 今回発表された「E63 RS 830+」は、そのさらに正常進化版と呼べるモデルで、シリンダーヘッドの交換やバルブシートなどを見直し、さらなる強化型エンジンに仕立ててある。

 そのエンジンは、最高出力940ps、最大トルク1280Nmを得るに至った。0-100km/h加速はジャスト3秒、最高速こそ明らかにされていないが、さらなるアドバンテージが生み出されていることは間違いないだろう。

 一方、エクステリアのフィニッシュは控えめな印象。ベースであるメルセデスAMGから大きく雰囲気は変わっていない。だからこそアウトバーンで遭遇した際に、ただのEクラスワゴンだと侮ってしまいそうになるのだ。

* * *

 昔からドイツでは、メルセデス・ベンツやBMWなど、あえて高性能であることが外観から分からないようにしてあるクルマが多い。たとえば初代「M5」など、日本仕様ではフロントバンパーやトランクスポイラーなどフルセットとなっていたが、ドイツではそうしたエアロパーツレス、さらには「M5」のバッジすら付けていない「羊狼」仕様も多かった。

 先日、日本での予約受注が始まった、巨大なリアウイングが装着されていないポルシェ「911 GT3 ツーリングパッケージ」などもそうした「羊狼」仕様の1台だ。

 外観はあくまでも控え目に、そしてアクセルペダルを踏めば激速というポセイドン E63 RS 830+は、ベースがワゴンであるだけに「羊狼」度がさらに高い1台といえるだろう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
AUTOSPORT web
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
AUTOCAR JAPAN
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
WEB CARTOP
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
motorsport.com 日本版
Jujuが人気ドライバー部門首位「暖かい声援が何よりも活力に」。2024年のSFgoアワードはTGMが“2冠”
Jujuが人気ドライバー部門首位「暖かい声援が何よりも活力に」。2024年のSFgoアワードはTGMが“2冠”
AUTOSPORT web
ラリーカーが空を飛ぶ! WRCラリージャパン堂々幕開け。Rally1ではM-スポーツ・フォードのフルモーSSS1最速。勝田貴元3番手
ラリーカーが空を飛ぶ! WRCラリージャパン堂々幕開け。Rally1ではM-スポーツ・フォードのフルモーSSS1最速。勝田貴元3番手
motorsport.com 日本版
60系『プリウス』のメーター手前を小物置きに、カーメイトが専用トレー発売
60系『プリウス』のメーター手前を小物置きに、カーメイトが専用トレー発売
レスポンス
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
くるまのニュース
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
くるまのニュース
“ツーリングもサーキットも楽しめる”スーパースポーツバイク! ヤマハ「YZF-R7 ABS」の2025年モデルは鮮烈なブルーとグレーが魅力です
“ツーリングもサーキットも楽しめる”スーパースポーツバイク! ヤマハ「YZF-R7 ABS」の2025年モデルは鮮烈なブルーとグレーが魅力です
VAGUE
いすゞ、新開発の2.2Lディーゼルエンジンを『D-MAX』と『MU-X』に搭載
いすゞ、新開発の2.2Lディーゼルエンジンを『D-MAX』と『MU-X』に搭載
レスポンス
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
新型「“真っ黒”クロスオーバーSUV」発表! 初の「精悍ブラック仕様」&特別な“豪華内装”採用! 専用装備マシマシな「Cクラス オールテレイン」登場!
新型「“真っ黒”クロスオーバーSUV」発表! 初の「精悍ブラック仕様」&特別な“豪華内装”採用! 専用装備マシマシな「Cクラス オールテレイン」登場!
くるまのニュース
最新EVと環境への挑戦を体感! 第30回日本EVフェスティバル 11月23日
最新EVと環境への挑戦を体感! 第30回日本EVフェスティバル 11月23日
レスポンス
インフィニティ、フルサイズSUV『QX80』新型の購入者に新サービス…専任コーディネーターが対応
インフィニティ、フルサイズSUV『QX80』新型の購入者に新サービス…専任コーディネーターが対応
レスポンス
ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い! まさかの「前席に3人並ぶ」斬新シート採用! 全長4.3mで「最高にちょうどいい」サイズの“エディックス”とは!
ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い! まさかの「前席に3人並ぶ」斬新シート採用! 全長4.3mで「最高にちょうどいい」サイズの“エディックス”とは!
くるまのニュース
メルセデスAMG試乗付き宿泊プラン、1日1室限定…インターコンチネンタルホテル大阪
メルセデスAMG試乗付き宿泊プラン、1日1室限定…インターコンチネンタルホテル大阪
レスポンス
勝利をもたらす「招き猫」こと「BLUE LINK VICTORY CATS」の4名とは?「ANEST IWATA Racing with Arnage」をサポートするRAの素顔を一部ご紹介
勝利をもたらす「招き猫」こと「BLUE LINK VICTORY CATS」の4名とは?「ANEST IWATA Racing with Arnage」をサポートするRAの素顔を一部ご紹介
Auto Messe Web

みんなのコメント

11件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

928.0955.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.91098.0万円

中古車を検索
Eクラス ステーションワゴンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

928.0955.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.91098.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村