マセラティ、中国全土の歴史的旧跡を巡るグランドツアーを開催

1万kmを走破した「チャイナ グランドツアー」

マセラティは、中国全土約1万kmを走破した「チャイナ グランドツアー（China Grand Tour）」をフィニッシュした。 このグランドツアーは、マセラティの中国市場参入15周年を記念し、中国とイタリアが共有する伝統と文化遺産に敬意を表して開催された。

中国と西洋文化融合の象徴である上海をスタート地点として、ツアーはおよそ40日間の行程で約380人ものマセラティ・オーナーやとジャーナリストが参加（キックオフ イベントを含む）。特別に設定された4つのルートを移動し、16の山々を越え、70都市を横断、中国全土をマセラティで巡っている。今回、クアトロポルテ、レヴァンテ、ギブリが参加し、イタリア文化と中国の雄大な景観との素晴らしい邂逅が実現した。

創業105周年と中国進出15周年を記念

2019年はマセラティにとって創業105周年、そして中国上陸15周年という、ふたつの重要なアニバーサリーを迎えた。アニバーサリーを祝うため、マセラティはブランドの優雅さにマッチする中国の自然景観とユニークな文化を象徴する4つのルートを設定。

参加者は揚子江地域の大自然、古代の知恵を発見するために文化的なエリア、東西の文化を結びつける歴史的なシルクロード、そして中国西部の広大で息をのむような山岳地帯を走破した。

2019年モデル3車種で巡る中国全土の旅

今回のグランドツアーにはマセラティの2019年モデルを投入。ギブリのダイナミックなスタイルは、中国東部の山西省「平遥古城」で美しい対称性をアピール。唯一のSUVモデル、レヴァンテは古代から続くシルクロードの舞台であるゴビ砂漠へと向かい、敦煌から成都までの山々と氷河を渡っている。そして、クアトロポルテは、中国各地に点在する古代寺院や大自然に美しく華を添えた。

柳宗元の邸宅や東元の活版印刷を見学

参加者は、古代仏教寺院の壮大な建築物だけでなく、唐王朝の詩人である柳宗元の邸宅、清王朝の画家張大安の作品、東元の活版印刷、平遥古都の漆器など、中国に残る貴重な芸術作品や歴史的な遺物に触れることになった。マセラティがイタリアの過去の芸術家から大きなインスピレーションを受けているのと同様に、現代中国にもこれらの文化的遺産の影響は色濃く残っている。

中国市場への参入15周年を華やかに彩った今回のグランドツアーは、中国とその豊かな文化に敬意を表して、多くの参加者に貴重な思い出を残すことになった。そして、マセラティが主催したブランドツアーとしては、今回が最長距離を走破したことになるという。