現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型レクサスLMとセレブの移動を考える──プライベートジェットから乗り換えよう!

ここから本文です

新型レクサスLMとセレブの移動を考える──プライベートジェットから乗り換えよう!

掲載 16
新型レクサスLMとセレブの移動を考える──プライベートジェットから乗り換えよう!

レクサスの新型「LM」は、日本市場を含む世界のさまざまな地域で販売される。そこで、マンガ家・コラムニストの辛酸なめ子が、新型LMのあるセレブの移動を考えた。

現代セレブの移動事情

“スバリスト”以外にも勧めたい──新型スバル・クロストレック試乗記

レクサスが新型「LM」を初公開。「ラグジュアリームーバー」としての価値や存在意義を見直し、さらにアップグレードしたクルマです。

静かな威厳をたたえた気品あるエクステリア、ラグジュアリーなインテリアなど、大人の余裕を感じさせます。振動を軽減する新機能があり、上質な乗り心地も実現。ノイズを低減し、車室内の静粛性も保たれます。

そして、乗員の身体の動きやGを分析して開発されたシートは身体を優しく包み込みます。リビングのようにくつろげる空間なので、車内でミーティングしたり、ゆっくり休憩したり、移動時間を有効活用できます。まさに国内外のセレブにも人気が出そうです。

ところで、海外に目を向けると、セレブはどんなクルマや移動手段を使っているのでしょう。 レクサスというと、かつてパリス・ヒルトンがボーイフレンドからプレゼントされた スーパーカー「LFA」に乗っていたことが話題になりました。前の車は黄色いLFAでしたが、元カレとの関係を清算し、車も乗り換えたようです。彼女なりの開運法なのでしょう。

トヨタ「プリウス」も20年ほど前、ハリウッドセレブに大人気でした。キャメロン・ディアス、レオナルド・ディカプリオ、グウィネス・パルトロウなども愛用。ハイブリッド車は、環境への意識が高いセレブが選びがちです。

そんなディカプリオですが、近年はテスラやプラグイン・ハイブリッド仕様のボルボなど、エコなクルマを選びつつ、ニューヨークの街中ではなんとレンタル自転車「シティバイク」を活用。最近都内でもよく見かけるタイプのシェアサイクルです。自転車なのでパパラッチにつかまりやすいという弊害はありますが、近距離の移動はシェア自転車ですませるとは、さすが環境保護活動に熱心なセレブだけあります。

自転車好きのセレブは、ほかに、ジョー・バイデン大統領、アッシャー、アーノルド・シュワルツネッガーなどがいて、自転車姿が撮られただけでも、環境に優しいというイメージが。少ない経費でイメージアップにもなって、二重の意味で省エネです。

自転車以前に、自動車免許を持っていないセレブもいます。日本に比べて海外こそクルマが必要そうですが……。自分は運転するタイプではないと自覚しているようなのは、レナ・ダナム。俳優、作家、監督など多くの才能に恵まれているので、さらに運転の能力は求める必要はないのかもしれません。歌姫、マライア・キャリーは、常に運転手がいて運転してくれるので免許を持っていなくてもまったく問題ないようです。元テイク・ザットのロビー・ウィリアムズは高級車が好きで何台も所有していますが、免許は持っていません。ゴルフカートをクラッシュさせたくらいなので、免許を取るのは難しそうです。ハリー・ポッターの作者、JK ローリングは、運転の練習はしたものの、空間認識の欠如や機械オンチを実感し、免許取得を断念。しかし彼女の想像力はどんな移動手段よりも人を遠くに運べます。

プライベートジェット感覚で使える?エコロジーなセレブたちと正反対なのが、CO2を排出しまくっている方々。短距離の移動に、クルマ感覚でプライベートジェットを使うアメリカのセレブたちに、批判の目が向けられています。

たとえば、イーロン・マスクのプライベートジェットはクルマで10分の距離でも稼動。近くの安い駐機場に移動したという説もありますが……。歌手のテイラー・スウィフトも頻繁にプライベートジェットで移動し、英・マーケティング企業「ヤード」の調査によると年間のCO2の排出量は一般人の1184倍にもなったと報じられました。人に貸している、という言い訳をしたようですが……。

若いセレブの中でもプライベートジェットを乱用しているのはカイリー・ジェンナーとラッパーのトラヴィス・スコットのカップルです。なんとふたりとも所有していて、2台のプライベートジェットが並んだ写真に、「私のに乗る? それともあなたの?」と、カイリーがコメントし、インスタにアップ。庶民の嫉妬とモラルを刺激し、炎上していました。

自慢して羨ましがらせる、という快感にハマって彼ら自身エネルギーを消耗してしまっています。その後、あえなくふたりは破局……。

今回、新型LMの車室の写真を見たところ、かなり広くて快適そうだったので、プライベートジェットの機内でくつろぐ感覚とおなじように乗車できるのでは? と、思いました。

むしろ揺れもノイズも少なく、乗り降りもスムーズで、しかもエコです。プライベートジェットのようにお金や資源を大量に使わなくても、人は快適性を追求できる……そんな移動のポテンシャルが感じられる“ラグジュアリームーバー”が新型LMなのかもしれません。

文・辛酸なめ子 編集・稲垣邦康(GQ)

こんな記事も読まれています

一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
LE VOLANT CARSMEET WEB
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
LE VOLANT CARSMEET WEB
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
motorsport.com 日本版
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
日刊自動車新聞
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
バイクのニュース
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
くるまのニュース
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
レスポンス
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
WEB CARTOP
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
AutoBild Japan
ついに始まった首都高「新ルート事業」の凄さとは 「箱崎の渋滞」も変わる!? 都心に地下トンネル「新京橋連絡路」爆誕へ
ついに始まった首都高「新ルート事業」の凄さとは 「箱崎の渋滞」も変わる!? 都心に地下トンネル「新京橋連絡路」爆誕へ
くるまのニュース
新型コンパクトSUV『EMZOOM』、世界市場で成功…中国広州汽車
新型コンパクトSUV『EMZOOM』、世界市場で成功…中国広州汽車
レスポンス
日本でまさかの拳銃を使ったタクシー強盗発生! キャッシュレス化で現金をもたない仕組み作りが一番の解決策
日本でまさかの拳銃を使ったタクシー強盗発生! キャッシュレス化で現金をもたない仕組み作りが一番の解決策
WEB CARTOP
本田宗一郎とイーロン・マスクに共通点があった? 稀代の経営者を支える「無知の知」とは何か
本田宗一郎とイーロン・マスクに共通点があった? 稀代の経営者を支える「無知の知」とは何か
Merkmal
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
くるまのニュース
伝統を継承するマッスルクルーザー! スズキが米北米市場で2025年型「ブルバードM109R」を発売
伝統を継承するマッスルクルーザー! スズキが米北米市場で2025年型「ブルバードM109R」を発売
バイクのニュース
フレキシブルウイング巡る論争が再燃。メルセデスに注目集まるも、今のところFIAは介入せず
フレキシブルウイング巡る論争が再燃。メルセデスに注目集まるも、今のところFIAは介入せず
motorsport.com 日本版
驚異のパフォーマンス向上! 最新スパークプラグの技術とその効果~カスタムHOW TO~
驚異のパフォーマンス向上! 最新スパークプラグの技術とその効果~カスタムHOW TO~
レスポンス
シボレー コルベット【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
シボレー コルベット【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

16件
  • ダラダラと長く読ませましたが、LMとはほぼ無関係の内容でしたね。
  • このご時世にアルファード加飾して高級車ブランドで売り出そうとか。。。
    流石に日本車が心配になる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3750.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
LFAの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3750.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村