現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型エクストレイル登場で変わる!? アウトドア派SUVの勢力図

ここから本文です

新型エクストレイル登場で変わる!? アウトドア派SUVの勢力図

掲載 11
新型エクストレイル登場で変わる!? アウトドア派SUVの勢力図

新型車比較・ライバル車対決 [2022.10.24 UP]


新型エクストレイル登場で変わる!? アウトドア派SUVの勢力図
従来のSUVと同じくアウトドアに繰り出せるのがエクストレイルらしさでもある。
新機軸満載の新型エクストレイルとライバルたちの立ち位置を整理してみよう。

新型日産エクストレイル公道試乗「電動×四駆の新基準」最新e-POWERの走りとは

●文:川島茂夫


新型エクストレイル参戦で激震必至!? アウトドアにオススメ!! 実践派SUV≪新≫勢力図
従来的な価値を備えつつ
独自のポジションを占める
 新型エクストレイルと共通のプラットフォームを採用するアウトランダーとの比較は必須。基本のシート仕様はエクストレイルが2列、アウトランダーが3列になる。アウトランダーの3列シート仕様はベーシックグレード以外に設定されるが、エクストレイルはXの4WD車のみに設定。グレードと3列シートの配分もそうだが、パワートレーンも含め、両車は被らないように仕様差を付けている。
 また、走りの味付けでもアウトランダーは電動4WDを最大限に活かしてマニアックなスポーツドライビングまで対応。一方、エクストレイルは心地よい運転感覚と洗練された乗り味と安心感を主体とした味付け。エンジンフィールも良質であり、直6的滑らかさは静かさ云々とは別に、エンジンの存在感が良質な印象を後押しする。これも美点のひとつだ。
 WLTC総合モードによる満タン航続距離はエクストレイルがアウトランダーの満充電スタートを上回っている。燃費ではエクストレイルだが、小まめに充電するならアウトランダーが勝る。
 燃費コスパは使い方次第なので、両車の選び分けは走りの嗜好的な差異を中心に選ぶのが基本。ともに先進性がセールスポイントだが、実用の場で良さを実感しやすいのはエクストレイルである。
 アウトドア向けSUVとして定評のあるRAV4やフォレスターとの比較では実用性とコスパが要点。エクストレイルの性能と走りの質感はミドルSUVの水準を大きく上回るが、その分価格も高め。ハイブリッド車対決なら大差ないが、RAV4でSUVとしてバランスのいい2ℓのアドベンチャーは約350万円。フォレスターは悠々トルクのターボを搭載するスポーツが約336万円だ。また、ハイブリッド4WD車同士のカタログ燃費比較では、RAV4が約20%勝っている。
 3列シート仕様の設定はアドバンテージにはなるが1仕様のみ。キャビンや悪路対応力も含めた実用性能をコスパで評価するとエクストレイルは分が悪い。
 しかし、この価格差をしてなお惹かれるのもエクストレイルだ。走りにプレミアム感があるといってもレクサスNXほど高価ではなく、ミドルSUVとして現実味のある範疇には収まっている。
 新型エクストレイルは、実用コスパの優位性こそ薄いが、走りの質の高さはプレミアムSUVと十分に渡り合える。キャビンや内装の設えは実践型SUV、走りはプレミアム型という新たなポジションを確立する可能性が高い。しかもその価値感は現実的である。


レジャーに活躍 実践派ミドルSUVキャラ分布

【ニュースタンダードに名乗り!】NISSAN 新型エクストレイル

 メカニズムは新機軸満載で、走りも上質。それでいてパッケージングはSUVの王道だ。

【悪路に強み!!】SUBARU フォレスター

 4WDに絶対の自信を持つスバル車の中でも高いアウトドア性能を誇るモデルだ。

【走りも燃費も!!】TOYOTA RAV4

 4WD中心のグレードが揃う、アウトドア派クロスオーバーの雄。燃費の良さも特筆ものだ。

【電動AWD最前線!!】MITSUBISHI アウトランダー

電動四駆による完成度の高い走りは一級品。アウトドアで電源車的な使い方もできる。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタが「超スゴいランクル」世界初公開! カクカクボディ×FJスタイル採用!? 「謎のROX」とは? 日本への影響は? 米国SEMAで実車公開へ
トヨタが「超スゴいランクル」世界初公開! カクカクボディ×FJスタイル採用!? 「謎のROX」とは? 日本への影響は? 米国SEMAで実車公開へ
くるまのニュース
後席シートにガタが生じるおそれ…トヨタ『ハイエース』をリコール
後席シートにガタが生じるおそれ…トヨタ『ハイエース』をリコール
レスポンス
ヤマハの自動変速機構「Y-AMT」搭載車に注目が集まるが…… 「MT-09」の最上級モデル「SP」は何が凄い?
ヤマハの自動変速機構「Y-AMT」搭載車に注目が集まるが…… 「MT-09」の最上級モデル「SP」は何が凄い?
バイクのニュース
約150万円! マツダの新型「5ドア・軽SUV」に注目! “鼓動”感じる「ターボエンジン」搭載&「大径ホイール」採用! 期待の「タフ顔モデル」フレアクロスオーバーとは!
約150万円! マツダの新型「5ドア・軽SUV」に注目! “鼓動”感じる「ターボエンジン」搭載&「大径ホイール」採用! 期待の「タフ顔モデル」フレアクロスオーバーとは!
くるまのニュース
ただの空気を充填すると「タイヤの空気圧」のシビアな管理は難しい! F1などでは常識の「ドライエア」とは?
ただの空気を充填すると「タイヤの空気圧」のシビアな管理は難しい! F1などでは常識の「ドライエア」とは?
WEB CARTOP
スズキ、世界戦略EVの第1弾「eビターラ」公開 2025年夏から順次投入 トヨタにもOEM供給
スズキ、世界戦略EVの第1弾「eビターラ」公開 2025年夏から順次投入 トヨタにもOEM供給
日刊自動車新聞
ダイハツ ロッキー、ハイゼットカーゴ、アトレーの一部仕様変更
ダイハツ ロッキー、ハイゼットカーゴ、アトレーの一部仕様変更
Auto Prove
野田~印西の国道16号“絶望的渋滞”が変わる!? 動き出した「千葉北西連絡道路」に反響多数「はよして」「パンク状態」夢の信号ゼロ道路が“概略ルート”決定へ
野田~印西の国道16号“絶望的渋滞”が変わる!? 動き出した「千葉北西連絡道路」に反響多数「はよして」「パンク状態」夢の信号ゼロ道路が“概略ルート”決定へ
くるまのニュース
グレードは何が人気? ボディカラーの一番人気は!? 三菱新型「アウトランダー」発売 3年ぶりの進化でPHEV性能強化
グレードは何が人気? ボディカラーの一番人気は!? 三菱新型「アウトランダー」発売 3年ぶりの進化でPHEV性能強化
VAGUE
BEV普及のための陰謀説まで囁かれる! かつて「水より安い」と言われたアメリカのガソリン価格が高騰気味!!
BEV普及のための陰謀説まで囁かれる! かつて「水より安い」と言われたアメリカのガソリン価格が高騰気味!!
WEB CARTOP
トヨタが現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開! 「おかえりなさい、セリカGT-FOUR」声も! 直列3気筒×4WD搭載の“2ドアクーペ”登場! 数時間後に米国でGR86展示
トヨタが現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開! 「おかえりなさい、セリカGT-FOUR」声も! 直列3気筒×4WD搭載の“2ドアクーペ”登場! 数時間後に米国でGR86展示
くるまのニュース
初代ドゥカティ・スクランブラー誕生年「62」をサイドプレートにデザイン 「スクランブラー」
初代ドゥカティ・スクランブラー誕生年「62」をサイドプレートにデザイン 「スクランブラー」
バイクのニュース
『これはやらないと!』オートマティックフルード交換に革命! 過走行車も安心の最新メンテナンス術~カスタムHOW TO~
『これはやらないと!』オートマティックフルード交換に革命! 過走行車も安心の最新メンテナンス術~カスタムHOW TO~
レスポンス
トヨタとJoby、日本初の試験フライトが成功、空のモビリティ実用化へ取り組みを加速
トヨタとJoby、日本初の試験フライトが成功、空のモビリティ実用化へ取り組みを加速
レスポンス
【最新Kカー】ホンダN-VAN e:は、自在な使い勝手を誇る大空間BEV。静かで安定した走りでも「電気の魅力」を実感させる!
【最新Kカー】ホンダN-VAN e:は、自在な使い勝手を誇る大空間BEV。静かで安定した走りでも「電気の魅力」を実感させる!
カー・アンド・ドライバー
約99万円! ダイハツ新型「“軽”セダン」発表に反響多数! 全長3.4m級ボディ&精悍顔に「カッコイイ」の声! 安全性向上の「ミライース」が話題に
約99万円! ダイハツ新型「“軽”セダン」発表に反響多数! 全長3.4m級ボディ&精悍顔に「カッコイイ」の声! 安全性向上の「ミライース」が話題に
くるまのニュース
「えっ、バーゲンプライスじゃん!?」 現代のランボルギーニ「カウンタック」がオークションに登場! 限定112台の希少車種「驚きの落札価格」とは
「えっ、バーゲンプライスじゃん!?」 現代のランボルギーニ「カウンタック」がオークションに登場! 限定112台の希少車種「驚きの落札価格」とは
VAGUE
全長4.3m! トヨタの斬新「スライドドアSUV」登場に期待の声! 超タフな「ゴツゴツ」デザイン採用した「小型ミニバン」が超カッコいい! “悪路走破性”も備えた「TJクルーザー」とは
全長4.3m! トヨタの斬新「スライドドアSUV」登場に期待の声! 超タフな「ゴツゴツ」デザイン採用した「小型ミニバン」が超カッコいい! “悪路走破性”も備えた「TJクルーザー」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

11件
  • エクストレイルの前後合計トルク500Nm越えは魅力的でしょう
  • フォレスターは安いけどデザインがちょっと
    RAV4 HVの四駆性能は低い
    エクストレイル 北米パスファインダー顔は近いうちアリア顔に!?
    アウトランダー PHEVと高性能四駆の最高の組み合わせだが3列目が激狭
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

360.1533.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.8558.0万円

中古車を検索
エクストレイルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

360.1533.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.8558.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村