同カテゴリーのライバルを圧倒する走破性で評価されている
スバルの人気SUV「フォレスター」の2021年上半期の国内販売台数は1万2643台。スバル車としての最多販売モデルとなっています。
これほどフォレスターが支持されているのは、水平対向エンジンやシンメトリカルAWDといったスバルのコアテクノロジーによって、悪路走破性と舗装路でのハンドリングというバランスにすぐれたSUVを生み出すことができているからでしょう。
スバル フォレスター ベース車でもアイサイトや装備充実。最大のライバルはRAV4?
とくに滑りやすい路面での登坂性能については定評があるところで、同じような乗用タイプのSUVで比較すると、フォレスターは他を圧倒する走破性を持っていると評価を受けることも少なくありません。技術的にいえば、スバルの知見から生まれた電子制御「X-MODE」を搭載していることがポイントとなっています。
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走破性の指標・最低地上高はランクル並み
物理的な走破性の指標となる「最低地上高」も220mmで、多くのSUVが200mm以下であることを考えると圧倒的です。本格クロスカントリーモデルまで含めて比較しても、現行の国産車でフォレスターを超えているのは「トヨタ ランドクルーザー」の225mmくらいです。
そんなフォレスターは、この夏にさらに進化を遂げました。1.8Lターボを積むスポーティグレードとして「STIスポーツ」が新設定されたのです。専用チューニングを受けたサスペンションにより、コーナリングなどのパフォーマンスが高まっていることが期待できます。オン/オフ両面で走りのいいSUVというフォレスターの評価をまた高めることになりそうです。
価格とグレード
<2.0L水平対向直噴ガソリン(145ps/188Nm)>
ツーリング:299万2000円
Xブレーク:313万5000円
アドバンス:323万4000円
<1.8L水平対向直噴ガソリンターボ(177ps/300Nm)>
スポーツ:335万5000円
STIスポーツ:363万円
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ライバルに負けているのは燃費性能
一方で、フォレスターのウィークポイントといえるのが燃費性能です。1.8Lガソリンターボ(13.6km/L)と2.0Lガソリン+マイルドハイブリッドの「e-BOXER」(14.0km/L)を用意していますが、マイルドハイブリッドでもやや残念な燃費性能となっています。
ライバルと目される「トヨタ RAV4」の場合、2.0Lガソリン(4WD)の燃費が15.2km/L、2.5Lガソリン+ハイブリッドでは20.6km/L。また、1.5Lガソリンターボのシリーズハイブリッドを搭載する新型「日産 エクストレイル」の4WD車は18.4km/Lとなっています(いずれもWLTCモード)。
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こうしたライバルと比べるとフォレスターの燃費性能性が見劣りするのは事実で、とくにマイルドハイブリッドのe-BOXERにはもっと省燃費と走行性能を高次元でバランスしてくれることを期待したくなります。
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スバルらしい走りが味わえるターボがおすすめ
ただし、スポーティグレードに搭載される1.8LターボのWLTCモード燃費は13.6km/Lで、3.0L並みの300Nmという最大トルクを誇るダウンサイジングターボとしては十分な燃費性能を達成しているといえます。
このようにフォレスターの場合はハイブリッドだからといって圧倒的な燃費性能を実現しているわけではありません。逆にいえば、それほど燃費性能に差がないのであれば、ターボエンジン搭載グレードを選んだほうがスバルのSUVらしい走りが味わえるという見方もできるでしょう。
予算次第ですが、ターボエンジンというイメージだけで避けるのではなく、装備面での満足度などもチェックしつつ、グレード選びをすることがフォレスターの賢い買い方といえそうです。
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文:山本晋也
写真:
1~3枚目:スバル フォレスター アドバンス
4~8枚目:スバル フォレスター STIスポーツ
9~11枚目:スバル フォレスター Xブレーク
12枚目:スバル フォレスター アドバンス
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みんなのコメント
BOXERエンジンは構成上、どうしても燃費には不利にる。
eBOXERでも、燃費はターボ仕様とあまり変わらない。
それでも、ライバル車にない魅力がある。
特に X-MODE を備えた走行性能。
水平対向エンジンの低重心も、フォレスターに安定をもたらしている。
そして、ライバル車よりも割安というのも魅力。