現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 背が高くてスライドドアが実用的!「軽スーパーハイトワゴン」に短所ある? 人気ジャンルの良し悪しとは

ここから本文です

背が高くてスライドドアが実用的!「軽スーパーハイトワゴン」に短所ある? 人気ジャンルの良し悪しとは

掲載 156
背が高くてスライドドアが実用的!「軽スーパーハイトワゴン」に短所ある? 人気ジャンルの良し悪しとは

■「軽スーパーハイトワゴン」ってどう思う?

 昨今は、軽自動車の販売が好調で、コンパクトなボディで運転しやすく、税金をはじめとする維持費が安いことから人気を博しています。

不人気にもほどがある!? ビックリするほど売れていない軽自動車5選

 そのなかでもとくに売れているのが、全高1700mmを超えスライドドアを採用する「軽スーパーハイトワゴン」というジャンルです。

 全国軽自動車協会連合会が発表した2021年(1月から12月)における軽自動車の年間販売ランキングでは、ホンダ「N-BOX」が18万8940台で1位を獲得。

 2位のスズキ「スペーシア」(12万8881台)、3位のダイハツ「タント」(11万6912台)など、ベスト3は前述の軽スーパーハイトワゴンの条件に該当するモデルが独占しました。

 軽自動車にはエンジンやサイズに特有の規格があり、排気量660cc以下、全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下と定められています。

 たとえばN-BOXのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1790mm(2WD)/1815mm(4WD)と、全長と全幅は規定内ギリギリに収め、全高を高くすることで室内空間を確保。コンパクトな軽自動車であっても広々とした車内を実現しました。

 では、人気を極める軽スーパーハイトワゴンについて、ユーザーはどのような印象を抱いているのでしょうか。SNSでアンケートを実施しました。

「全高が1700mm以上でスライドドアを備えた軽自動車が人気を集めていますが、この傾向についてどう思いますか?」という質問では、さまざまな意見が寄せられています。

「スペースを有効に活用しており購入意欲をそそられる」、「軽をメインカーにする人が増えたので、多くの要望を満たす形となると自然な傾向であると思う」、「走りを楽しむわけじゃなければ実用性重視で良い」など、広いスペースを実用的と捉えた肯定的なコメントが集まりました。

 また、「ドアを開けたときにぶつける心配がなく、人の乗り降りだけでなく荷物も乗せやすい」、「日本の狭い道路事情もそうですが、子育てするにはスライドドアが便利」など、スライドドアの使い勝手の良さに魅力を感じている回答者もいました。

 その一方、「あまりにも高くなりすぎると、横風の影響や重心高で不安定な気がする」、「重心が高い分、コーナーやワインディングなどでロール量が多くなるが気になる」など、走行性能への影響を懸念する声もあります。

 さらに、軽スーパーハイトワゴンについて、良い面もあれば悪い面もあるという人も存在。

「室内のスペースが広くて良いが、車体が重くなっているのは不利だと思う」、「居住空間が広いのですごく魅力。ただ、価格が高くなりすぎて手が出しにくい」、「それ自体は否定しないが、似たり寄ったりのデザインになるのはいかがなものか」など、メリットとデメリットを指摘するコメントもありました。

※ ※ ※

 ほかにも、「高さはいらないけどスライドドアは欲しい」、「もう少し低くてスポーティ感があるスライドドア車が良い」といった声もあり、スズキ「ワゴンRスマイル」やダイハツ「ムーヴキャンバス」、ホンダ「N-BOXスラッシュ」(生産終了)といった、全高1700mm以下でスライドドアを装備するモデルがちょうど良いという回答者もいました。

 実際、「ムーヴ」の販売の約4割をムーヴキャンバスが占めているといい、背が高すぎず、スライドドアを備える軽自動車の需要が高まっているようです。

 ワゴンRスマイルも、そのような需要を取り込むべく開発されたという経緯があり、それほど背が高くないけどスライドドアを搭載するモデルも今後は増えていくのかもしれません。

こんな記事も読まれています

HKSからGT-R、86/BRZ、GRスープラ用フロアマットがリニューアルされて販売開始
HKSからGT-R、86/BRZ、GRスープラ用フロアマットがリニューアルされて販売開始
レスポンス
箱根のロング有料道路「値上げ」全線通ると普通車1000円超に 37年ぶり7月から 新割引も
箱根のロング有料道路「値上げ」全線通ると普通車1000円超に 37年ぶり7月から 新割引も
乗りものニュース
ホンダが「斬新 軽バン」発表! 荷室フラットで「快適車中泊」出来る? N-VANとe:では違いある?
ホンダが「斬新 軽バン」発表! 荷室フラットで「快適車中泊」出来る? N-VANとe:では違いある?
くるまのニュース
世界に1台しかないフェラーリ「テスタロッサ」タルガトップが5000万円からと激安の理由と製作したEBSとはなにもの?
世界に1台しかないフェラーリ「テスタロッサ」タルガトップが5000万円からと激安の理由と製作したEBSとはなにもの?
Auto Messe Web
3列シート 7人乗り、多彩なライフスタイルにフィットするSUV 電気自動車 メルセデス「EQB」を発売
3列シート 7人乗り、多彩なライフスタイルにフィットするSUV 電気自動車 メルセデス「EQB」を発売
AutoBild Japan
【悲報】 アバルト「F595」/「695」在庫一杯で国内販売終了のお知らせ 電動化の推進に伴い
【悲報】 アバルト「F595」/「695」在庫一杯で国内販売終了のお知らせ 電動化の推進に伴い
AUTOCAR JAPAN
ランボルギーニ公式コーヒー? 「ラヴァッツァ」とのパートナーシップ発表
ランボルギーニ公式コーヒー? 「ラヴァッツァ」とのパートナーシップ発表
レスポンス
「とても生産的」な学びを得たアロンソ。今季最多ポイント獲得のアストンマーティン/F1カナダGP
「とても生産的」な学びを得たアロンソ。今季最多ポイント獲得のアストンマーティン/F1カナダGP
AUTOSPORT web
手ぶらでサーキット体験!! レンタル車両にプロのレッスンまで! ブリヂストンのeスポーツとリアルのコラボが魅力満載
手ぶらでサーキット体験!! レンタル車両にプロのレッスンまで! ブリヂストンのeスポーツとリアルのコラボが魅力満載
ベストカーWeb
「マジでどうにかならないの?」 クルマの「水アカ問題」どう対処? “ガンコなこびりつき”を解決するアイテムとは
「マジでどうにかならないの?」 クルマの「水アカ問題」どう対処? “ガンコなこびりつき”を解決するアイテムとは
くるまのニュース
1987年に登場した「カローラFX16」の再来!? トヨタが米国市場で「カローラFXスペシャルエディション」を発表
1987年に登場した「カローラFX16」の再来!? トヨタが米国市場で「カローラFXスペシャルエディション」を発表
バイクのニュース
顔つき激変! トップグレードRSも登場! 何度も言うけど[いすゞ]は[MU-X]を日本に入れてくれ!
顔つき激変! トップグレードRSも登場! 何度も言うけど[いすゞ]は[MU-X]を日本に入れてくれ!
ベストカーWeb
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
Auto Messe Web
Good Bye!「アバルトF595/695」が日本市場向けの生産を終了。残るは在庫のみ
Good Bye!「アバルトF595/695」が日本市場向けの生産を終了。残るは在庫のみ
Webモーターマガジン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
レスポンス
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ベストカーWeb
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
motorsport.com 日本版
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
くるまのニュース

みんなのコメント

156件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

164.9188.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.4299.0万円

中古車を検索
N-BOXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

164.9188.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.4299.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村