■マツダが「オルガンペダル」を採用する訳は
マツダがSNSを活用して定期的におこなっている「マツダクイズ」。
毎回多くの人がチャレンジしていますが、そのなかで「マツダがオルガン式のペダルを採用しているのはなぜ?」という問題が出題されました。一体、正解はなんなのでしょうか。
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マツダがSNSで投稿した「現在マツダの乗用車に採用しているオルガン式アクセルペダル。一般的な吊り下げ式ではなく、オルガン式を採用している理由をご存じですか?」という問題。
では、ここで挙げられている「吊り下げ式」や「オルガン式」とは、そもそもどういったペダルなのでしょうか。
吊り下げ式/オルガン式とは、アクセルペダルの設置方法のことを指しています。
吊り下げ式では、アクセルペダルのステーが上から下に伸びており、その名の通り、ペダルが上から吊り下げられた形で設置されています。
一方のオルガン式では、ペダルの下部が床面に設置した形で固定され、足で踏むとペダルが後ろに倒れる形で動作するようになっています。
ふたつの大きな違いはこの設置方法にもありますが、もうひとつは「足のどの部分でペダルを踏み込むか」という点も異なります。
両者とも、ペダルを踏み込む際にはかかとを床面に接地させた状態であることが基本ですが、吊り下げ式では足裏の上部のみがペダルと接しており、オルガン式では足裏全体でペダルを踏み込む形となります。
アクセルペダルと足裏の接地面が大きいぶん、オルガン式ではペダルの踏み変えにやや時間がかかるため、発進と停止を繰り返すことの多い日本においては、吊り下げ式のほうが有効的とされていました。
そうしたなかマツダでは、2012年発売の「CX-5」からオルガン式を採用。マツダによると、アクセルとブレーキを適切に踏みやすさに関して「ペダルがどこに配置されているのか」が重要だといいます。
アクセルからブレーキにペダルを踏み替える際に足を内側にひねる傾向にありますが、これは内側にひねるほど窮屈になっていきます。
右ハンドル車の場合、運転席の足元の右側にはタイヤハウスの出っ張りがあるため、ペダル配置をを左側に寄せることとなり、ペダルを操作する右足が窮屈になるという問題がありました。
この問題に関してマツダは「前輪と運転席の間隔を広げることで、運転席の足元にスペースを確保し、ドライバーが足を自然に前に出した位置にペダルを配置します。そうすると、足を内側にひねる負担を抑えられるので、踏み替えやすいペダル配置を実現できました」と説明しています。
なお、マツダ以外でもトヨタは「クラウン」、「RAV4」、「ハリアー」など、日産「スカイライン」などにオルガン式を採用しています。
※ ※ ※
今回、マツダのSNSに投稿された問題では「1:かかとを安定させて速度をコントロールしやすくするため」、「2:足の負担を少なくし長時間の運転をラクにするため」、「3:緊急時でもブレーキへの踏みかえをスムーズにおこなうことができるため」、「4:1から3のすべて」と4つから選ぶ形となっていましたが、正解は「4」のすべてとなり、前述のような負担を軽減する働きがオルガン式にあることがわかります。
また、オルガン式に対しての声として、「オルガン式は速度の調整がしやすく、足が疲れにくい」「オルガン式が踏みやすくて好み」といった肯定的な意見がある一方で「オルガン式は踏みにくいので吊り下げ式に改造したい」、「ヒール&トゥ(スピード走行時に用いられるペダル操作)がしにくい」といった否定的な意見があるなど賛否あるようです。
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みんなのコメント
オルガンがサルーン、吊り下げがスポーツのイメージ。
前者はゆったり楽で、後者は記事の通りスポーツに向いてる。掃除も楽かな。