「ヒマラヤ450」は「ヒマラヤ411」からどう進化した?
皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです。
【画像】「自分、不器用ですから」そんなセリフが聞こえてきそうな無骨感とジェントルが共存!ロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ450」の走りを楽しむバイク女子の高梨はづきさんを画像で見る
2023年に中国を抜き世界の人口最多国となったことで、各国のバイクメーカーがいま最も注目するバイク大国インド。本日は、そのインドに本拠地を構えるロイヤルエンフィールドから「HIMALAYAN(ヒマラヤ) 450」の試乗記をお届けしていくよ!
わたしは、2023年に旧モデルである「ヒマラヤ411」に試乗しているんだけど、その撮影日に今回紹介するヒマラヤ450がフルモデルチェンジした後継モデルとして発表されたんだよね。
こうやって比較するためにも、ヒマラヤ411に乗れたことはよかったけど、その後、新型ヒマラヤ450に乗ることは叶わず⋯⋯。約1年越しに対面となってしまった。でもやっと乗れる日が来て嬉しいよ!
車体をぐるーっと見渡すと、ヒマラヤ411と450の見た目はガラリと変わっているのがわかる。
わたしのイメージでは、ゴツゴツした壁みたいな無骨な見た目なのが411で、角が取れてスタイリッシュになった岩石が450といった印象。この感覚伝わるかな?(笑)
ヒマラヤ450を実際に見るまで、個人的にははヒマラヤ411のクラシックなスタイリングが好みだったんだけど、タンクやシートの形状が一新されてアドベンチャーなスタイルになり、今はヒマラヤ450の方がカッコよく見える!
何より1番最初に目が行くのはワンカラーで塗装されたタンクだね。カラーリングネームは「Kaza Brown」。ヒマラヤ山脈のどこかの雄大な景色をモチーフに作られているのかな? カラー展開は全部で5種類だよ。
排気量は411ccから452ccに変更され、エンジンは空冷単気筒(走行中の風を利用してエンジンを冷やす方式)から水冷単気筒(冷却水でエンジン周りに水を巡らせて冷やす方式)に変更されたんだ。
さらに足周りを見てみると、フロントフォークは、正立フォークから強度や剛性がより高くなる倒立フォークに変更され、最高出力は24.3psから40psに、最大トルクは32Nmから40Nmとなって大幅アップデートされているよ。
マフラーもコンパクトになったので、横から見たとき、中心に収まっている感じでバランスいいよね。
実際にまたがってみると、シート高825mmはわたし(158cm)の身長で片足のつま先が接地する程度。車重は199kgから196kgと3kgほど軽くなったものの、車高は800mmから825mmに高く変更されて車体が全体的に大きくなったので、低身長のわたしには、片足で踏ん張って起こそうとするのがなかなか難しい高さだった。
なんとか思い切って勢いよく立たせることでようやく起き上がったけど、これはコツが必要だね。
わたしは、大きいバイクでは万が一倒れてもいいように保険としてスタンドを出したまま乗り込みたくなってしまうんだけど、またがった後、今度はスタンドを自力で払えないこともあるから、注意しなくちゃいけないと思う。
では走行開始! エンジンを始動させると中低音の軽快な音。ヒマラヤ411では感じられなかった「ヒュイーン」という音が聴こえるのは、水冷だからかな? けっして嫌な音ではないし、なんだか心地いい音。アクセルを開けるとトルクフルなエンジンの力強さに心が躍った。
低速から徐々にスピードをあげていくとわかるんだけど、レスポンスが良いので、ついガチャガチャとギアを無駄に変速しながら走行したくなるのが不思議!
ヒマラヤ450も乗っているときの目線がかなり高くなるから、ワクワクして楽しくなっちゃう。車高の高いバイクは低身長のわたしにとって憧れでもあるので、こうやって実際に走行できると楽しくて仕方がない。
走行中、地面から伝わる振動も抑えられていて、「悪路でもへっちゃらだぜ!」ってリードしてくれるかのように穏やかに乗っていられたよ。見た目よりもだいぶジェントルなバイクだね。
乗車姿勢は上体が起き上がるので、リラックスした体勢で走行が可能。いつでもどれだけでも、気楽に乗っていられると思うな。
ただやはり不安なのは足付き問題。わたしは立ちゴケが何より怖いので、信号で停車した時は必ずしっかりとお尻をずらして、片足のかかとまで着くように足の裏の全面を接地させるよ。
長時間走行しているとクラッチレバーを握ることに疲れてくると思うんだけど、その問題を解消するために、なるべく停車時はN(ニュートラル)に入れておきたいよね。でも、足つきが悪いと、ヤジロベエみたいに左右に慌ただしく足を着地させながらギア操作をしなければならないから、ちょっと大変。
でもそういう苦労もある分、愛が深まるという感じで、わたしはこのヒマラヤ450がすごく気に入ったよ! 手がかかる子ほどかわいいってやつだね(笑)。
旧モデルのヒマラヤ411ではギアの変速数が5速までだったのが、ヒマラヤ450では6速に変わったんだよね。タンク容量も15Lから17Lになってさらに長い距離を走れる。
更に一般的なワイヤ式スロットルの開閉から、電子制御で行うスロットルバイワイヤを採用したことによって、『パフォーマンス ABS ON/OFF』『エコ ABS ON/OFF』の走行モードが選べるようになったよ。
アクセルのレスポンスもよくなって、一気に高性能バイクになった印象!
そんなヒマラヤ450には、見ての通りタンク横になんだか強そうなタンクガードが装備されているよ。この仕様自体は411と変わらないけど、形状が少し変わったみたい。
林道や山道に入ってバイクが倒れて動けなくなってしまった場合でも、そのタンクガードにフックを引っ掛けて吊り上げることができるくらい強いパーツなようで、万が一のときでも安心だね。
モデル名に冠する名の通り、巨大なヒマラヤ山脈を駆け抜けられるくらいの強度をもったバイクだということ! 日本では、海外ほど過酷な道を走行する機会はそうそう無いと思うけど、この装備があって困ることはないもんね。
そういった装備も含めて、ヒマラヤ450に乗っていると旅や冒険に行きたくなってしまう気持ちに駆られるね。乗ってみると、つい冒険してみたくなってしまう素晴らしいバイクだったよ!
ということで本日はここまで。また8のつく日にお会いしましょ~!
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