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【フルモデルチェンジ】アウディ新型A3、S3 日本価格は? スポーツバックとセダン、サイズ/内装を解説

掲載 更新 11
【フルモデルチェンジ】アウディ新型A3、S3 日本価格は? スポーツバックとセダン、サイズ/内装を解説

はじめに 新型アウディA3とは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】新型アウディA3、S3 ライバルと比較【細部まで撮影】 全197枚

4月21日。アウディ ジャパンは、プレミアム・コンパクトカー「A3スポーツバック」「A3セダン」をフルモデルチェンジして発表した。

あわせて、高性能版であるS3スポーツバックを披露し、ともに5月18日から発売する。

A3は、Cセグメントのハッチバック&セダンだ。1996年に初代が発表され、プレミアム・コンパクトと呼ばれるセグメントを確立した。

初代は3ドアで登場し、のちに5ドアのスポーツバックが追加され、日本ではこちらが主流になる。

今回発表された新型は4代目にあたる。また、セダンは2012年に発表された3代目に1年遅れで設定され、今回の新型が2代目となる。

このセグメントのベンチマークは、言わずと知れたフォルクスワーゲンゴルフであり、A3はアウディとフォルクスワーゲンが同じグループに属することから、プラットフォームやパワートレインなどを共有している。

ただし、ゴルフよりも「プレミアム」という位置づけを考えると、日本市場においても、ライバルはFF化されたBMWの1シリーズや、メルセデス・ベンツAクラスあたりになるだろう。

では、プレミアム・コンパクトの先駆者であるアウディA3が新型でどう変わったのか、その概略を紹介していこう。S3に関しては、別項で紹介する。

新型アウディA3 外観

A3スポーツバック

新型A3スポーツバック(以下、A3)のボディサイズは、「30 TFSI」が全長4345×全幅1815×全高1450mm、ホイールベースは2635mm。

従来型と比較すると、全長が20mm、全幅が30mm拡大されているが、全高とホイールベースは変わらない。

コンパクトなプロポーションながら、デザインはスポーティで洗練されている。ワイドなシングルフレームのフロントグリルとフロントエンドの大型エアインテークが、プレミアム・コンパクトらしいダイナミックなキャラクターを際立たせる。

ショルダーラインは、ヘッドライトからテールライトに至るまで、滑らかに伸びている。ショルダーラインから下のボディパネルには、アウディの新しいデザインエレメントが採用され、ホイールアーチをより強調する凹面形状に。

マトリクスLEDヘッドライトには、デジタル・デイタイム・ランニングライトを内蔵。このライトは、3×5配列のLEDセグメントから構成され、特徴的なライトシグネチャーを生み出すことで、ひとめで新型A3と認識できるだろう。

A3セダン

A3セダンの外寸は、全長4495×全幅1815×全高1425mm、ホイールベース2635mm。先代モデルと比較すると、全長は30mm、全幅は20mm、全高は20mm、それぞれ拡大されたが、ホイールベースは変わらない。

セダンのデザインはボディ前半がスポーツバックと同じだが、サイドシル上のボディラインはリア・バンパーまで伸びて、スポーツバックより150mm長い全長を強調。

ルーフラインはBピラーから後方へ向かって流れるようなラインを描き、トランクリッドのスポイラーへと繋がる。そのシルエットは、4ドア・クーペを連想させる。

新型アウディA3 内装

エクステリア同様、インテリアもスポーティで洗練されたデザインでまとめられ、完全にドライバーに焦点が当てられている。

アウディの上級モデルでおなじみの10.1インチのタッチディスプレイを標準装備。

このディスプレイはインストゥルメントパネル中央に一体化しており、手書き文字入力に対応。音によるフィードバックを提供し、また日常会話に対応したボイスコントロールで操作することができる。

メーターパネルは、10.25インチの高解像度液晶ディスプレイにメーター類をはじめ、DIS(ドライバー・インフォメーション・システム)や、地図表示などの機能を融合したアウディ・バーチャルコックピットをオプション設定。

スタイリッシュなコントラストステッチが施されたシート地は、今回初めてペットボトルのリサイクル素材から製作された。

ラゲッジスペースは、A3スポーツバックは定員乗車でも380L、最大1200Lの容量を備えており、フロアの高さは変えることができる。オプションでハンズフリーの電動式テールゲートも設定。セダンのトランク容量は425Lで、先代と変わらない。

新型アウディA3 パワートレイン

日本仕様のパワートレインは、2種類のガソリンターボエンジンだ。

「30 TFSI」は、最高出力110ps/最大トルク20.4kg-mを発生する1.0L TFSIエンジンを搭載。

これは日本に導入されるプレミアムコンパクト・セグメント初のベルト駆動式オルタネーター・スターター(BAS)と48Vリチウムイオン・バッテリーを用いたマイルドハイブリッド・システムを組み合わせている。

低燃費化を図るとともに、加速時にはモーターによるアシストによって走行性能を高めている。駆動方式は、2WD(FF)となる。

「40 TFSI」は、190ps/32.6kg-mを発生する2.0L TFSIエンジンを搭載し、駆動方式はアウディ得意のクワトロ4WDと組み合わされる。

トランスミッションは、いずれも高効率かつ素早い変速を可能にする7速Sトロニック(DCT)。

シフトレバーは新デザインのコンパクトなもので、前方に押したり、後方に引いたりして操作するタイプになっている。

新型アウディA3 シャシー

新型A3は、横置きエンジン用プラットフォーム「MQB」を採用。

キャビン骨格など、ボディの30%(重量比率)に熱間成形スチールを採用することで、高いボディ剛性と軽量化、そして優れた安全性を実現している。

サスペンション型式は、フロントがマクファーソンストラット式。

リアは「30 TFSI」がトーションビーム式、「40 TFSI」が4リンク式。

いずれも、プレミアム・コンパクトらしい、快適な乗り心地と優れたダイナミクスを兼ね備えたスポーティでバランスの取れたセッティングとなっている。

Sラインにはスポーツサスペンションが標準装備され(他グレードではオプション)、硬めの設定と15mm低い車高と相まって、路面とのよりダイレクトなコンタクトを得ることができる。

新型アウディA3 装備/ADAS

MMI(マルチ・メディア・インテーフェース)は、新しい第3世代のモジュラー・インフォテイメント・プラットフォームによって機能が強化された。

先代モデルの10倍の演算能力を持ち、電話機能などアウディコネクト・サービスを含むコネクティビティ関連の全機能に加え、Wi-Fiホットスポット機能も統合している。

この設定は、最大6つのユーザープロファイルに保存可能。これには、空調コントロール、シートポジション、頻繁に利用するナビゲーションの目的地やメディアまで含まれる。

また、ルート案内は、さらに簡単で便利なものに。非接触充電も可能なアウディ・フォンボックスを介して、スマートフォンと接続することもできる。

運転支援システムは、従来のアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)やアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合した「アダプティブ・クルーズ・アシスト」をオプションとして用意 。

前走車の追従機能に加えて、車線からのはみ出しを自動で修正する車線
維持機能により、ドライバーの疲労を軽減する。

S3新型も、日本導入

A3の高性能モデルであるS3は、スポーツバックとセダンの両方に設定された。

ボンネット前端に往年の名車「クワトロ」を彷彿とさせるデザインのスリットを備え、ハニカムパターンのシングルフレームや大型のエアインテークを備えたフロントバンパー、専用デザインのリアディフューザー、左右4本出しのテールパイプなどを備える。

インテリアはブラック基調のもので、スポーツシートを採用してスポーティさに磨きをかけ、12.3インチのバーチャルコクピット・プラスが標準装備となる。

パワートレインは最大過給圧1.8バールのターボと350バールの燃料噴射を備え、最高出力310ps/最大トルク40.8kg-mを発生する2.0LのTFSIエンジンを搭載。トランスミッションは7速Sトロニックで、駆動方式は電子制御油圧式多板クラッチを用いたクワトロ4WDを組み合わせている。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアが4リンクで、ノーマルのA3より車高は15mm低められている。また、オプションで電子制御式のダンピングコントロール・サスペンションも選択できる。

S3のラゲッジスペースは、スポーツバック/セダンとも325Lで、スポーツバックはリアシートを倒せば1145Lまで拡大する。

新型アウディA3/S3 価格/限定車 

新型アウディA3シリーズ、S3の日本価格は、下記のとおりとなっている。

A3のグレードは、ベース/アドバンスト/Sラインという構成になった。

発売日は5月18日だが、「40 TFSI」のみ2021年秋を予定している。

また、日本導入を記念して「1st edition(ファーストエディション)が登場。 「30 TFSIアドバンスト」をベースに装備を充実させたモデルで、スポーツバック(375台)/セダン(125台)/S3スポーツバック(125台)を販売する。

A3スポーツバック/セダン 日本価格

30 TFSI:329万円
30 TFSIアドバンスト:365万円
30 TFSI Sライン:408万円
40 TFSIクワトロ・アドバンスト:459万円
40 TFSIクワトロSライン:502万円
S3:661万円

ファースト・エディション 日本価格

A3スポーツバック・ファーストエディション:453万円
A3セダン・ファーストエディション:472万円
S3スポーツバック・ファーストエディション:711万円

新型アウディA3/S3 スペック

新型A3 30 TFSIアドバンスト

価格:365万円
全長×全幅×全高:4345×1815×1450mm
ホイールベース:2635mm
車両重量:1320kg
エンジン種類:999cc直3ターボ
最高出力:110ps/5500rpm
最大トルク:20.4kg-m/2000-3000rpm
トランスミッション:7速DCT
駆動方式:FF
乗員:5名

新型S3セダン

価格:661万円
全長×全幅×全高:4505×1815×1415mm
ホイールベース:2630mm
車両重量:1560kg
エンジン種類:1984cc直4ターボ
最高出力:310ps/5450-6500rpm
最大トルク:40.8kg-m/2000-5450rpm
トランスミッション:7速DCT
駆動方式:四輪駆動
乗員:5名

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みんなのコメント

11件
  • シャキッと洗練されたキレのある外観になって良くなったと思う。今までのA3はちょっと「モタッ」とした丸い感じが個人的にはあまり好きでなかったけどシャープになり男性が乗ってもカッコいいのではないでしょうか?
  • 今回のA3は、本当にフルモデルチェンジかな?ホイールベースが変わらないところが怪しいな?
    いつぞやのA4のときは、ビッグとはいえ所詮はマイナーチェンジのところ、さもフルモデルチェンジのような喧伝をメーカーにもメディアにもされて。すっかり凝りているので・・・。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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