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「クルコン」「エアコン」「パワステ」はじつは昔から存在! 国産初搭載車はもはやクラシックカーだった

掲載 更新 20
「クルコン」「エアコン」「パワステ」はじつは昔から存在! 国産初搭載車はもはやクラシックカーだった

今当たり前の装備は意外と歴史の長いものが多い

日本は欧米と比べると自動車の歴史は浅いし、ノウハウだけでなく素材などの問題もあって、戦後しばらくしてから自動車生産が本格的になったと言っていい。それだけに、当初は開発するのがやっとで、昭和30年代、つまり1955年ごろからさまざまな装備が充実してきた。今では当たり前の装備について、初採用がどの車種かを見てみよう。

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クーラー:初代トヨタ・クラウン(1957年)

エアコンが付いていないクルマは今ではないといっていいだろう。最初にクーラーを装着したのは1955年に登場した初代クラウンで、1957年に追加された。エアコンではなく、クーラーというのが注目で、冷たい風が出るだけで温風と混ぜての温度設定はできなかった。エアコンを初搭載したのは1965年の同じく2代目クラウン。さらにオートは意外に古くて1971年のセンチュリーが最初となる。

パワステ:初代日産プレジデント(1965年)

1965年に登場した日産プレジデントが最初。もちろん当時は高級装備なので一部の車種やグレードだけではあったが、1970年代にはけっこうな車種に採用されていた。もちろん油圧で、現在主流の電動パワステは2000年代に入ってからと思いきや、1988年のスズキセルボが最初。軽自動車なので、エンジンのパワーを食ってしまうのを避けたかったようだ。しかも日本車初というだけでなく、世界でも初だった。ちなみにフィーリングは単純にクルクルと回るだけだった。

パワーウインドウ:日産グランドグロリア(1964年)

1962年、プリンス時代のグロリアで1964年に追加されたグランドグロリアが日本車では初。1970年代半ばになると豪華装備として普及しつつ、憧れの装備でもあったので後付けキットも流行ったほど。純正にしても、手回しタイプのレバーを取って上から付けたような仕組みが多かった。

リヤワイパー:初代ホンダ・シビック(1972年)

1972年に登場した初代シビックに、翌年追加されたGLというグレードに装備されたのが日本車初となる。形状は現在のものと変わらないが、ただアームやブレードはメッキだった。

ラジオ/オーディオ:初代トヨタ・クラウン(1955年)

車内でラジオを聞きたいという声はかなり昔からあって、社外品としてはクラリオンの「ル・パリジャン」というのが日本初のカーラジオ。初めて純正装着されたのは1955年の初代クラウンとなる。メーカーは富士通テン(現在はデンソーテン)で、真空管式だったのを1959年には全製品でトランジスタ化している。これも日本初だ。またクラリオンは1963年のFM放送開始を受けてステレオラジオを発売し、1968年にはカセットテープデッキも市販化している。

クルーズコントロール:トヨタ・クラウンエイト(1964年)

1964年のクラウンエイトにオートドライブの名称でオプション設定されたのが日本車での最初。ダイヤルを回すことで速度を調整できて、その範囲は50~120km/hだった。

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みんなのコメント

20件
  • 70年代に入りクーラーを装着する車は増えたが、それでもまだオプションで選択できるだけで標準装着では無かったし、そのオプションすら選ばず、車両の納車以降に社外品を取り付けるのがザラだった。

    実はそれには理由があり、クーラーを最初から装着してしまうとそのクーラーにも物品税が掛ってしまうことから、購入時はクーラーレスにしておいて、後で社外品をつけるという税金逃れの為だったという。
  • NSX-Rはエアコンパワステがオプションだったなぁ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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