■価格は「約103万円」から! コスパの高さも人気の理由
スズキのインド法人であるMARUTI SUZUKI INDIA(マルチ・スズキ)は2024年7月1日、前月2024年6月度の乗用車と小型商用車をあわせた生産台数は13万3095台と発表しました。
そのうち、超小型3列シートミニバン「Eeco(イーコ)」は8757台を占めており、2001年から生産を続ける超小型3列シートミニバンの根強い人気を裏付けています。
【画像】めちゃカッコいい! スズキ「超小型ミニバン」を画像で見る(25枚)
イーコは、マルチスズキで長く生産が続く小型バンモデルのシリーズで、2001年に登場したミニバン「ヴァーサ(Versa)」から始まりました。
ベースは、日本でかつて売られていた軽商用バンの4代目「エブリイ」(10代目「キャリイ」)です。
ボディを延長し、「G13B」型1.3リッターエンジンを積んだ3列シートミニバンモデルとして、同様にかつて日本でも販売された「エブリイ+(エブリイプラス・のちに「エブリイランディ」に改称)」がそのベースとされました。
その後2010年、ヴァーサはエンジンを1.2リッターの「G12B」型に載せ替えたうえでイーコへ車名を変更。以来、現在でも販売が続いています。
ただし内外装の基本的なデザインは、4代目エブリイのシンプルさをそのまま維持しているのも特徴です。
2022年秋にはマイナーチェンジを実施し、エンジンをデュアルジェット・デュアルVVTの「K12」型に置き換えて燃費を向上したほか、デジタルメーターの採用や内装各部の変更、ABSやデュアルエアバッグといった安全装備の充実が行われています。
2列シート・5人乗りのスタンダード仕様に加え3列シート・7人乗り仕様が設定され、インドにおける販売価格は、52万3000ルピー(約103万円)から65万8000ルピー(約127万円)まで。このほか、救急車仕様なども設定されています。
ちなみにインドにおける「ワゴンR」(1リッター~1.2リッターエンジンを搭載する5人乗り小型ハイトワゴンで日本仕様とは異なる)の販売価格は、55万4500ルピー(約107万円)から72万500ルピー(約139万円)。
エアコン付きで7人乗り可能という高い実用性を持ちながら、低価格を維持しているのも、イーコが長年にわたって支持され続けているひとつの理由といえそうです。
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みんなのコメント
実際フロンクスが発売されても記事にならないんだろ(笑)