■衝撃の「SUV版スカイライン」は内装も超豪華!
クルマのインテリアは、運転中や乗車中に常に目に入り、そして直接肌が触れる部分です。
そのため内装のデザインや質感は、クルマを購入する際にエクステリア以上に重視される要素となることも珍しくなく、自動車メーカーも魅力的で豪華な内装デザインを、コストや製造方法と戦いながら日々作り上げています。
そんなクルマの内装デザインにおいて、日本車離れしていると言って良いほどゴージャスな一台がかつて存在しました。
【画像】内装が豪華すぎ! まさかの日産「スカイライン SUV」を画像で見る(90枚)
そのクルマは、日産「スカイラインクロスオーバー」です。
日産随一の老舗ブランドであり日本を代表する高性能スポーツセダン「スカイライン」の名を継ぎつつ、かつては考えられなかった初のクロスオーバーSUV化を果たしたスカイラインクロスオーバーは2009年に登場。
「ラグジュアリークーペとラグジュアリーSUVの融合」というテーマで開発され、SUVでありながら悪路走破性ではなく「走り」と「高級感」に重点を置くことで、スカイラインブランドが大切にしてきた雰囲気をしっかりと継承していました。
そんなプレミアムでスポーティなSUVを狙って開発されたスカイラインクロスオーバーは、コストダウンよりもスペシャル感を重視。
セダンやクーペなど他のスカイラインとの内装の共通化という選択肢をあえて取らず、特別にデザインされた専用で豪華な内装が用意された贅沢なモデルです。
とくに上級グレードとなる「タイプP」の内装は、まさに贅を尽くしたと言えるもので、シート地やダッシュボード、アームレストに至るまで手触りの良い上質な本革を惜しみなく使用。
センターパネルには深みのある本木目パネルが採用され、日本車史上でも屈指ともいえる色気のあるインテリアを完成させています。
■パワートレインも「上級」仕立て!
スカイラインクロスオーバーはパワートレインにもパワフルなユニットが与えられ、同時期に販売していたスカイラインや「フェアレディZ」などの上級グレードに搭載されていた、最高出力330馬力と最大トルク36.8kgmを発揮する3.7リッターのV型6気筒エンジンを搭載していました。
大排気量エンジンのみの設定とし、それ以外の廉価版や低排気量のエンジンをあえてラインナップしないことで、日産随一のプレミアムなSUVという地位を確立。
エンジンに組み合わされるトランスミッションは7速ATで、駆動方式はFR(後輪駆動)と4WD(四輪駆動)が選択可能でした。
この4WDには日産が誇る四輪電子制御システム「アテーサETS」が採用され、通常時には後輪駆動を基本としながら走行状態に応じて前輪にもトルクを配分。走りを重視するスカイラインクロスオーバーに相応しい、スポーツ性の高い駆動システムとして、走行性能においても高い評価が与えられていました。
掲げた開発テーマ通りにラグジュアリークーペとラグジュアリーSUVの魅力を高度に融合させたスカイラインクロスオーバーは、個性的なキャラクターもあって今見ても非常に魅力的なクルマですが、販売していた当時はまだSUVブームが始まる前でした。
日産が海外向け高級ブランド「インフィニティ」で展開している高級SUV「EX37」を国内向けに仕立てたクルマという側面も強いうえに、すでに同クラスのSUV「ムラーノ」があったこと、エンジンが維持費の高い大排気量の3.7リッターのみという設定だったことが重なり、販売面では苦戦を強いられていました。
7年という比較的長いモデルライフを送ったとはいえ、大きな刷新を受けることなく2016年に生産を終了。後継車の登場もなく1世代限りで姿を消してしまいました。
※ ※ ※
2023年6月現在、スカイラインはついに日本国内における「日産最後のセダン」となりました。
走りの良いスポーツセダンというイメージが強いスカイラインシリーズですが、一方でこのスカイラインクロスオーバーのように、時代の最先端を切り開くチャレンジャーといった役目も果たしてきた、先進性と多様性のあるモデルでもあります。
同じく老舗ブランドであるトヨタ「クラウン」が、最新モデルではクロスオーバーSUVタイプとなって登場し注目を集めたように、スカイラインも再びSUV化することで、かつての栄光を取り戻す可能性も否定できないのではないでしょうか。
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日産のネタって、昔話しかないんだよね。