コーティング・クリーニング [2025.03.21 UP]
【2025年最新】花粉はクルマの大敵!今からできるダメージ対策
3月から4月にかけて、多くの人を悩ませるのがスギやヒノキの花粉飛散。日本気象協会が発表している「春の花粉飛散予測」によると、飛散量は広い範囲で例年より多く、四国・近畿は例年の2倍以上になると予測されています。そんな花粉ですが、実はクルマにもダメージを与えてしまうんです! 今回はクルマにとって花粉がどんなリスクを与えるのか、そして今からできる花粉対策を紹介します。
参照:日本気象協会 2025年 春の花粉飛散予測(第4報):https://www.jwa.or.jp/news/2025/02/25719/
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ほっとけない!花粉がクルマに与えるリスク
花粉症と言えばクシャミや鼻水、目のかゆみなどが思い浮かびますが、クルマに対してはどんなリスクを与えるのでしょうか。大きく2つに分けられます。
(1)ボディやガラスの汚れ、腐食
花粉がクルマに付着すると、ボディやガラスが汚れてしまいます。特にガラスが花粉で汚れてしまうと視界が悪くなり、運転中のリスクが高まります。
また、花粉にはペクチンという成分が含まれているのが厄介な点。もともと粘着性がある花粉ですが、水分に触れることでペクチンが溶け出し、粘着性が増してしまいます。この水分を含んだ花粉を放置すると、ペクチンが塗装に浸食してシミを付けてしまったり、ボディの鋼板にサビを発生させる原因となってしまうんです。
花粉が付着したままのワイパーを動かすと、ガラスに削ったようなキズが付いてしまう恐れがある点も注意が必要です。
(2)車内の汚れ、アレルギー症状の悪化
車内に花粉が入ってしまった場合、シートやダッシュボード、ガラスの汚れの原因となってしまいます。
また、ドライバーや同乗者に対しては花粉症のアレルギー症状を引き起こしてしまう、二次被害の可能性も。クシャミや鼻づまり、目のかゆみが気になってしまうと、運転中の集中力や判断力が低下し、事故のリスクが高まってしまいます。
花粉症対策に薬を服用した場合、眠気や集中力の低下を引き起こす副作用があるとそもそも運転できなくなるのもリスクと言えるでしょう。
今からできる花粉対策は?
車体に花粉が付着したり、車内に入ってしまうのを防ぐための対策は、どんなものがあるのでしょうか。
(1)こまめな洗車
車体に付着した花粉は、カーシャンプーを使ってキレイに洗車してしまうのがイチバン! 定期的に洗車すれば、花粉が車体に付着する時間を短くできるので、シミやサビのダメージを減らすことができます。
自分で洗車するも良し、プロの業者に頼むのも良し。時間や費用を考え、最適な方法を選びましょう。
セルフ洗車する時のポイントは?
愛車は自分の手で洗うのがイチバン!というアナタには、花粉汚れをしっかり落とすコツをいくつか紹介します。
花粉に含まれるペクチンが熱に弱いという性質を利用して、洗車に使う水をお湯にするのが効果的な方法。熱すぎるとヤケドしたり、クルマのプラスチック製部品に悪影響が出る場合があるので、50~80度の設定が最適です。ドライヤーやヒートガンを使うのもアリ!
汚れがガンコな場合には、鳥のフンや虫などの汚れに特化したクリーナーを使うのもOK。ペクチンはタンパク質の一種なので、タンパク質の除去に強い製品を選ぶのがオススメです。
以下の記事ではプロが推奨する洗車手順を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/coating/225515/
業者のサービスを利用する場合のポイントは?
ガソリンスタンドやカー用品店、洗車専門店といったプロのサービスを利用するのもアリ。
洗車サービスは大きく分けて、洗車機を使った機械洗車と、店舗スタッフによる手洗い洗車の2つがあります。コストを掛けずに利用できる機械洗車は、細部の汚れが残りやすく、車体にキズが入る可能性がある点がデメリット。一方の手洗い洗車はコストこそ高くなってしまいますが、隅々までキレイにしてもらえるのがポイント。サービスの内容やエリアによって料金が異なるので、事前にネットなどで調べておくと良いでしょう。
洗車サービスを行っている主な業者の相場をまとめた記事もあるので、こちらも参考にどうぞ!
https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/coating/222762/
(2)コーティング施工
コーティングは、車体に特殊な保護膜を施す工程のこと。使用する成分によって性質や費用の違いがありますが、車体や塗装へのダメージを軽減したり、汚れを付きづらくする効果があります。コーティングを施せば100%花粉を防げるという事ではありませんが、洗車がスムーズになるというメリットも見逃せません。もっと詳しくコーティングについて知りたいという方は、こちらの記事もチェック!
https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/coating/211885/
技術を要するコーティングは、プロの業者に依頼するのがオススメ
車体を守るためならぜひ検討したいコーティング。カー用品店やホームセンターでは様々な種類のコーティング剤を取り扱っているので、これらを購入してセルフでコーティング作業を行う事もできます。ただし、作業は時間が掛かる上に技術を要するため、費用こそかさんでしまいますがプロの業者に依頼した方がスムーズです。
コーティングについてもっと詳しく知りたいという方は、コーティングの種類や相場、DIYで作業する場合の手順などをまとめた、こちらの記事もどうぞ。
https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/coating/237738/
(3)車内の花粉を取り除く/持ち込まない
花粉対策は外装のケアだけでなく、車内もしっかりケアしていくことが大事! 車内に花粉が入ってしまった場合はしっかり取り除き、再び花粉を入り込ませないようにしましょう。
車内の花粉はキッチリ掃除!
車内に入り込んだ花粉を取り除くには、とにもかくにも掃除が有効。ウェットシートやハンディモップなどの掃除道具を使い、ダッシュボードやシート、ドアトリム、ガラスなどを定期的に掃除しましょう。
エアコンフィルターのチェックも忘れずに。フィルターが汚れて目詰まりしてしまうと、車内に汚れたままの空気が入り込んでしまいます。説明書を読み、適切に清掃しましょう。また、フィルターの交換時期は一般的に年1回、もしくは1万~2万km程度が目安とされています。しばらくフィルターに触れていなかった場合は、交換を検討してみるのも良さそうです。
徹底的にキレイにしたいという方には、業者に車内クリーニングを依頼するのもオススメ。洗車同様に掃除内容や業者によって相場に違いがあるので、利用してみたいという場合はネットや業者に問い合わせするなど、下調べしておきましょう。
車内クリーニングについて詳しくまとめた記事もあわせてご覧ください。
https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/coating/234787/
ちょっとした心がけで花粉の浸入を抑えられる
車内に花粉が入ってくるのを100%防ぐのは、おそらくムリ。ですが、ちょっとした心がけで花粉の浸入を最低限に抑える事は可能です。
例えば、クルマに乗り込む前に衣服をはたいて花粉を払い落とす。これを習慣化することで、車内に花粉が入るのをかなり抑える事ができるでしょう。車内に粘着クリーナー(コロコロ)を常備しておき、乗車後に使えばよりキレイにできます。
ウール素材の洋服を避けたコーディネートにするのも大切。環境省の「花粉症環境保健マニュアル2022」によれば、ウールは花粉が付着しやすい素材で、綿と比べて約10倍にもなるんだそう。服装一つで花粉が付着するリスクを低減できるんです。
車内用の空気清浄機を置いたり、市販の花粉避けスプレーを使うのも効果的です。
参照:環境省「花粉症環境保健マニュアル2022」:https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/2022_full.pdf
花粉による運転へのリスクや対策について、もっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/carlife/45745/
セルフ洗車するならオススメ!最新アイテム
すぐに始められる花粉対策は洗車! ということで、ここでは最新の洗車アイテムを紹介します。手早く使えるカーシャンプーから最新のコードレス洗浄機まで、最新アイテムを要チェック!
キメ細かな泡を効率よく噴射!高圧洗浄機に接続できるタイプも用意
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/accessories/251317/
洗車も“時短”の時代 スプレータイプの洗車用品シリーズ
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/accessories/252894/
オシャレで使いやすいオリーブドラブカラーの洗車アイテム
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/carlife/240503/
あの“ケルヒャー”がコードレスで使える!画期的なモバイル高圧洗浄機
https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/coating/252554/
シートもガラスもこれ一本!強力&万能な車内のシャンプー
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/accessories/252357/
プロのメンテナンスを受けるなら、グーネットピットにご相談を
毎年多くの人を悩ませる花粉飛散。そのダメージは私たちだけでなく、クルマにも大きな影響を与えます。ボディやガラス、インテリアと車内外ともにクリーニングする事がダメージを最低限に抑える有効な手段です。
洗車やコーティングはセルフで行う事も可能ですが、時間や技術が必要。セルフでの作業が厳しいと感じたら、洗車・コーティングのプロである業者にお任せする事をオススメします。プロならではの仕上がりを望む人は、下記のページからお近くの整備工場を検索してみてはいかがでしょうか。
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