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トヨタ「セルシオ」を初代からVIPカーに仕立ててきた漢の現在地とは? ボディはほぼワンオフ、カラーは「アルファード」純正グラファイトメタリックを採用

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トヨタ「セルシオ」を初代からVIPカーに仕立ててきた漢の現在地とは? ボディはほぼワンオフ、カラーは「アルファード」純正グラファイトメタリックを採用

30型セルシオこそがVIPカー最強

これぞカスタムVIPカーといわんばかりの仕上がりを見せるマシンは、キットパーツを組み合わせて製作したカスタムカーとは違い、独自性に満ちあふれるフォルムがインパクト抜群です。このマシンのベース車両は、国産VIPカーの最高峰として有名なトヨタ3代目30型「セルシオ」。オーナーの小田川和伯さんにカスタム内容を伺いました。

誰もが憧れたトヨタ初代「セルシオ」の王道VIPスタイル! いまでもWALDのボディキットで懐かしくてカッコいい姿を再現できます!

初代10型からVIPカーを製作してきたオーナーが手がける

トヨタ「セルシオ」は初代10型、2代目20型と高級車市場を盛り上げ、3代目30型登場の頃には豪華な装備があたり前となり、フォルムは圧倒的な存在感を示す大きさに加えて押し出しが強く、迫力のフェイスが魅力のクルマとしてVIPカー業界を牽引。2006年にレクサス「LS」にその座を譲るも、カスタム市場においてその人気はまったく衰えることなく、むしろ盛り上がりを見せた。

このクルマのオーナーである小田川和伯さんのセルシオ歴はとても長く、それこそ初代10型時代からVIPカーを製作。ドレスアップチャレンジャーとして、その豊かな発想力を武器に数多くのドレコンを制覇してきた。その巧みに魅せる技は、今回紹介する30型セルシオを通じて伝わってくる。

あらためて仕様にについて尋ねると、ボディはほぼワンオフで製作。印象的なフロントマスクは、ノーズを延長して鋭い表情に見えるようにボンネット一体式グリルとして製作。バンパーも完全にワンオフモデルで、センターダクトとサイド2分割ダクトの奥行きを強調したスタイルが印象的だ。

それぞれのダクトにリブを設け、より低さを強調するために追加したリップスポイラーもポイント。フロントフェイスはダクト、リブ、フィンを強調する立体的なデザインがカスタムVIPカーならではの厳つい雰囲気を醸し出す。

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超深リムホイールが圧巻

また、フロントからリアにかけてワイド&ローを強調するオーバーフェンダーは、フロントが約10cm、リアは約13cm拡大。そのボディは迫力満点だ。このオーバーフェンダーによる効果をより引き出すべく履かせたホイールは特注モデルで、WORKのGNOSIS CVFにオーダーメイドでリム替えを行っている。フロント10.5J、リア11.5Jの超深リム仕様で、オーバーフェンダーをより強調させる効果を引き出す。

ブラックとホワイトでコーディネイトしたインテリアはリアシートを取り外し、そこにエアサス用のタンクをマウント。美しく魅せるカスタムタンクとしてパイピングの取り回しも工夫している。さらに配管パイプは真鍮仕上げで、各分配ジョイントはゴールドのアルマイト処理を施している。装着させたエアサスはユニバーサルエア製ということだった。

ボディカラーは時代に合わせてアップデート

その時代ごとに進化の歩みがあるという小田川さんの30型セルシオ。頻繁にカラーリングを変えていて、以前は目立ってナンボのカラーが多かったが、ここ何年かは落ち着いた雰囲気で渋いカラーがトレンド。現在はトヨタ30型「アルファード」純正グラファイトメタリックという茶系カラーにオールペンしている。この前のカラーは本物の真珠を使ったパールホワイトということであった。

最後にこれで完成形なのかと小田川さんに聞くと、

「今は満足しているが、自分にとってのベストはその都度変わるもの。きっとしばらくしたら、また新しいことを考えてカスタムレベルをより高めることになることでしょう」

という。時代に合わせカスタムによって進化し続ける小田川さんの30型セルシオ。その歩みに休む暇はなく、すでに新たな形が見えているように感じた。

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