■アメリカで軽トラ人気が急上昇?その理由とは
日本の街中でよく見かける「軽トラック」が、近年海外で注目を集めています。
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特にアメリカでは、この軽量でコンパクトなトラックの人気が急上昇しているといいますが、その理由はどこにあるのでしょうか。
軽トラックは、日本独自の軽自動車規格に基づいて設計されたコンパクトなピックアップトラックです。
安価かつ実用性に優れていることから、農家や中小事業者を中心に日本全国で活躍しており、日本の経済を支える縁の下の力持ち的存在となっています。
そんな軽トラックは、近年海外、特にアメリカのユーザーからも注目を集めているようです。
アメリカでは、伝統的に大型のピックアップトラックが高い人気を誇ってきましたが、利用シーンによってはよりコンパクトなピックアップトラックが求められることがあります。
アメリカにそうしたニーズを持つ一部のユーザーにとって、軽トラックはまさにベストな1台です。
さらに、軽トラックの持つ優れた燃費性能や耐久性、カスタマイズのしやすさは、さまざまなビジネスに利用できるだけでなく、キャンピングカーなどの用途にも転用可能です。
そうした「ふところの広さ」もまた、アメリカにおける軽トラックの人気を支える要因となっているようです。
実際、アメリカの中古車販売サイトを見ると、日本の軽トラックが数多く販売されています。
そのなかには新車価格を超えるものもあり、なかでも、ホンダ「アクティ」はアメリカにおけるホンダ人気の高さもあいまって、その相場はかなり高騰しています。
また、近年ではカスタマイズされた軽トラックがSNSなどのオンラインコミュニティによって広がるケースもあり、その人気を後押ししています。
※ ※ ※
また記憶に新しいところでは、2025年1月7日から10日までアメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催された「CES 2025」にスズキは初出店しました。
この際、スズキはものづくりの理念「小・少・軽・短・美」を体現した製品例として日本で生産・販売している軽トラック「スーパーキャリイ」を参考出品しています。
■軽トラック人気の背景は? アメリカの「25年ルール」が鍵?
アメリカで軽トラックの需要が増加している背景には、いわゆる「25年ルール」の存在があります。
このルールは、製造から25年以上が経過した車両であれば、アメリカ国内への輸入および公道の走行に関する規制が大きく緩和されるというものです。
これにより、日産「スカイラインGT-R」やトヨタ「スープラ」など、過去にアメリカで正規販売されなかった1990年代の国産スポーツカーなどが輸入されるようになり、これらのモデルが高騰する要因となっています。
一方で、軽トラックは日本のユーザーをターゲットにしており、海外への輸出は原則として想定されていません。
そのため、これまではアメリカの公道を走行することは事実上不可能でしたが、25年ルールが適用されたものは、そのハードルが大きく下がることになります。
逆に言えば、製造から25年が経過していないモデルは、依然としてアメリカの公道を走行することは困難です。
そうした事情もあり、アメリカに輸出される軽トラックの多くは、1980年代から1990年代にかけて製造されたものとなっています。
実際に日本では数十万円程度で取引されている1990年代の軽トラックでも、現地では8000ドル(約125万円)で販売されていたことも。
また、この時代の軽トラックは価格も比較的手ごろであるうえ、構造もシンプルであることからカスタムやメンテナンスも容易です。
また、現代のクルマにはないレトロな雰囲気も兼ね備えているなど、現地の愛好家にとってはむしろ好都合という側面もあるようです。
なおアメリカは州によって法律が異なり、公道での使用が許可されているのは一部の州となっています。
実際にアメリカの公道で軽トラックを使用している現地のAさんは「長距離などは大きなクルマのほうが快適ですが、仕事などで荷物を乗せて近所を移動する際には軽トラックがマッチしています。また大きなピックアップと荷台のサイズはそこまで変わらないのもいいですね」と話していました。
※ ※ ※
そうしたなかで、アメリカにおける軽トラックの需要があまりに高まると、日本国内の中古市場にも影響をおよぼす可能性があるのも事実です。
日本における中古軽トラックの価格が高騰するようなことがあれば、農家や中小事業者が少なからず影響を受けることになります。
現時点では、あくまでアメリカの一部の愛好家による局所的なブームにすぎませんが、軽トラックは日本のビジネスシーンを支える重要な存在であるだけに、その動向が注目されます。
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