ホンダの登録車でいちばん売れているのはフリードだった!
日本国内でもっとも売れているホンダ車といえば、言わずと知れた「N-BOX」ですが、軽自動車を除いた登録車の販売状況を見ると、ホンダ車ではコンパクトミニバンの「フリード」が安定のトップセラーとなっています。
参考ソース:http://www.jada.or.jp/data/month/m-brand-ranking/
>>ホンダ フリードのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
2022年度上半期(4月~9月)の販売台数は3万7475台で、登録車の販売ランキングでは5位。直近10月の販売台数は5858台となっており、マイナーチェンジしたばかりのフィットの4688台を上回っているほどです。
とはいえ、現行フリードのデビューは2016年9月と、けっしてフレッシュなモデルではありません。2019年10月、2022年6月とマイナーチェンジを実施することで商品性は高めていますが、ACCは低速域でキャンセルされてしまうタイプだし、ハイブリッドシステムは「i-DCD」と呼ばれるワンモーター+7速DCTを使うもの。メカニズム的には最新モデルに見劣りする部分もあります。
そんなフリードはなぜ売れ続けているのでしょうか。
>>ホンダ フリードの価格やスペック情報をチェックする
>>ホンダ フリードハイブリッドの価格やスペック情報をチェックする
>>ホンダ フリード+の価格やスペック情報をチェックする
>>ホンダ フリード+ハイブリッドの価格やスペック情報をチェックする
優れたパッケージと走りの良さがロングセラーの要因に
ひとつにはパッケージが優れていることが挙げられます。全長4265×全幅1695mmという余裕で5ナンバー枠に収まるコンパクトなボディから、想像できないほど広いキャビンを実現。そのサプライズ感は、軽自動車サイズで驚異的な室内スペースとしているN-BOXにも負けず劣らずといったところです。
もうひとつ驚くのは、全高1710mm(FF)という背高なスライドドア車にもかかわらず走行安定性が非常に高いこと。とくにFF車のハンドリングはミニバン離れしたもので、直進安定性とコーナリングのバランスに優れているため、ミニバンにありがちな走りのストレスを感じるシーンが少なめです。
こうした基本部分での出来の良さこそ、フリードをロングセラーにしている原動力といえるでしょう。
>>ホンダ フリードのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ホンダ フリードハイブリッドのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ホンダ フリード+のユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ホンダ フリード+ハイブリッドのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
トータルのコスパはガソリンモデルに軍配
ちなみに、フリードは1.5Lガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドという2つのパワーソースがあり、それぞれにFFと4WDが設定され、WLTCモード燃費は次のようになっています。
・ガソリンFF|17.0km/L
・ガソリン4WD|15.6km/L
・ハイブリッドFF|20.9km/L
・ハイブリッド4WD|19.8km/L
ハイブリッドだからといって圧倒的な燃費性能というわけではありません。しかも、ガソリン車のトランスミッションはCVTとなっていて、シームレスな加速感ではハイブリッド(I-DCDはデュアルクラッチ式)を上回る部分もあります。
スタンダードな「G」グレード(6人乗り)でパワートレインの違いによる価格差は約36万円とそれほど小さくはありません。
・ガソリン(FF)|227万5900円
・ハイブリッド(FF)|263万3400円
ハイブリッドにはLEDヘッドライト&コーナリングライトが標準装備されるという違いもありますが、この価格差を燃費性能のアドバンテージで埋めるのは非常に難しく、トータルではガソリン車のほうを選んだほうが“コスパ”のいいカーライフが送れるかもしれません。
>>ホンダ フリードのグレード情報をチェックする
>>ホンダ フリードハイブリッドのグレード情報をチェックする
>>ホンダ フリード+のグレード情報をチェックする
>>ホンダ フリード+ハイブリッドのグレード情報をチェックする
グリルレスが苦手のユーザーはクロスターや特別仕様車をチェック
また、現行フリードのレギュラーモデルはグリルレス的なフロントマスクとなっています。このあたり好みがわかれるところかもしれませんが、2022年6月に追加設定された特別仕様車「ブラックスタイル」は、クロスターも採用するシャープなデザインのマットグレーのフロントグリルに、ダーククロームメッキのガーニッシュを組み合わせた専用マスクを採用しています。
そのほかクロスオーバーSUVテイストの「クロスター」を設定するなど選択肢を広げていることもフリードが人気を保っている理由といえるのかもしれません。
デビューから時間が経っていることで、フルモデルチェンジの噂が聞こえてくるタイミングですが、次期モデルがこのサイズ感をキープするという保証はありません。全長4.2m級の扱いやすさと驚くほど広いパッケージを両立しているフリードを選ぶというのは賢い選択といえます。そう考えるユーザーが多いからこそ、安定して売れているのです。
>>ホンダ フリードの価格やスペック情報をチェックする
>>ホンダ フリードハイブリッドの価格やスペック情報をチェックする
>>ホンダ フリード+の価格やスペック情報をチェックする
>>ホンダ フリード+ハイブリッドの価格やスペック情報をチェックする
文:山本 晋也
写真:
1枚目:フリード ハイブリッド クロスター
2枚目:フリード G
3枚目:フリード ハイブリッド G ブラックスタイル
4枚目:クロスター、ブラックスタイルの強調型グリル
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
旧式ハイブリッドいらない
それとディーラーの人曰く、納期が来年7月になりそうなので、受注停止か販売キャンセルになるかもしれないそうです