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性能も価格も超ド級! ポルシェ発の究極オフローダー「911ダカール」は男のロマンの塊だ

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性能も価格も超ド級! ポルシェ発の究極オフローダー「911ダカール」は男のロマンの塊だ

パリダカで優勝を挙げた911
オフロードをかっ飛べる新たなポルシェがデビューした。と言っても、SUVの「カイエン」や「マカン」の派生車種ではなく、ニューモデルの名前は「911ダカール」。永遠のアイコン「911」のラインナップにオフロード向けマシンが設定されたのだ。そこで今回は、実は歴史が古い悪路向け911の歩みを振り返りつつ、911ダカールの魅力に迫ってみたい。

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まず、最初にオフロードで活躍した911は1984年のパリ・ダカール・ラリー王者「953」まで遡る。911をベースに4WD化し車高を引き上げたこのマシンは、ブルーと白のロスマンズカラーで知られ、実戦投入初年にもかかわらず、欧州からアフリカまで広大な大地を縦横無尽に駆け抜けて総合優勝を遂げた。

その翌年には、953をベースに画期的な四輪駆動システムを組み込んだ伝説の名車「959」がパリダカデビュー。開発途上だった1985年こそ優勝を逃したものの、超ハイテクな可変トルクスプリット4WDやシーケンシャルツインターボなどフルスペック化して望んだ翌1986年は、パリダカでワンツーフィニッシュを決めるなど、圧倒的な強さを見せつけた。なお、その後ル・マンにも出走した959は450psを発揮する公道仕様も300台弱が限定生産され、現在は1億円を優に超える価格で取引されている。まさに正真正銘のスーパーカーだ。

という具合に、911とオフロードの関係はポルシェがこれまで市販モデルをラインナップしてこなかった方が不思議に思えるほど深い。

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SUVをブッチ切るのは朝飯前
そして、この度911オフローダーの系譜を受け継ぐべく満を辞してリリースされた911ダカールは、最新の現行型911(タイプ992)の高性能版「カレラ4 GTS」をベースに悪路向け装備を追加。車高はスポーツサスペンション仕様車よりも50mm引き上げられ、標準装備のリフトシステムを作動させれば前後共にさらに+30mmのアップが可能だ。ポルシェによればこの車高とランプ角は従来のSUVに匹敵するとのことで、時速170km/h以下であればサスペンションを「ハイレベル」に設定してオフロードアドベンチャーを楽しめるとのことだから、砂漠での高速走行が真骨頂かもしれない。

リアに積まれるパワートレーンは「カレラ4 GTS」と同じ480ps/570Nmの3.0L水平対向6気筒ツインターボで、0-100km/h加速はオフロードマシンとしては異例の3.4秒を達成。最高速度は全地形対応タイヤを装着するため240km/hに制限されるが、「遅い!」というクレームが来ることはないだろう。トランスミッションは8速PDKのみとなり、リアアクスルステアリング、「911 GT3」から採用されたダイナミックエンジンマウントなども標準装備。ドライビングモードにはラリーモードとオフロードモードが追加され、悪路や砂地にも対応する。

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雰囲気作りに必須のオプションも用意
注目したいのが、オプションで用意されるルーフバスケットやルーフテント。中でも前者にはライトがビルトインされ、燃料や水筒、折りたたみ式シャベル、トラクションボード等も積載できるなど、ラリーの雰囲気をまとうには最適の装備で、有用性を度外視してもぜひ追加したいアイテムとなっている。また、同じくオプションで用意されるラリーデザインパッケージを選択すれば、ボディは往年のロスマンズカラーに似たホワイト/ジェンシャンブルーメタリックのツートンカラー仕上げとなり、車両のサイドには1から999までのレースナンバーを選択することができるとのことだから、こちらも人気になりそうだ。

911ダカールは世界2500台の限定販売となり、国内価格は以下のとおりとなる

・911ダカール 8速PDK ハンドル位置 右/左 3099万円(税込)
 (ラリーデザインパッケージ 433万7000円・税込)

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非常に高額で庶民にはとても手が出ないプライスだが、奇しくも時を同じくしてランボルギーニからもV10を積んだスーパーカー「ウラカン」をオフロード仕立てにした「ウラカン・ステラート」がデビュー見込み。こうした背景にはSUV人気と共に、オフ仕様として車高を上げスーパーカーを段差等に気兼ねせず街乗りしたいというニーズもあるのだろう。911のオフ仕様も売れ行きによっては、今後も設定される可能性あると思われるので、その点も期待していきたい。

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