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マツダに“7”を継ぐ「美しすぎるSUV」あった! めちゃスポーティな「超ワイドボディ」にターボエンジン搭載した「異色モデル」とは

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マツダに“7”を継ぐ「美しすぎるSUV」あった! めちゃスポーティな「超ワイドボディ」にターボエンジン搭載した「異色モデル」とは

■「スポーツカー」の要素を兼ね備えた異色のSUV

 SUVブームが続く現在、様々なメーカーから魅力的なSUVが販売されていますが、中でも「SUVといえばこのメーカー」といえるのがCXシリーズを擁するマツダです。
 
 同社はミドルサイズSUVの「CX-5」や「CX-50」(海外モデル)、コンパクトSUVの「CX-3」と「CX-30」など数多くのSUVを展開しており、いずれも高い人気を獲得していますが、これらCXシリーズの始祖となるモデルが2006年に登場した「CX-7」でした。

【画像】「えっ…!」 超カッコいいSUV「CX-7」の画像を見る(28枚)

 発売当時、CX-7が“異色”の存在とまで言われた理由は、同車がSUVでありながらスポーツカーの特徴も兼ね備えた「クロスオーバーモデル」だったため。

 CX-7が登場した2000年代は、2つの要素・魅力を組み合わせた「クロスオーバーSUV」の人気が徐々に高まりつつあった時期で、例えばコンパクトさが特徴のSUVや、セダンのラグジュアリーさを兼ね備えたSUVなど、悪路走破性よりも実用性にフォーカスしたクロスオーバーSUVが登場し始めていました。

 そんな中、マツダは「先進的でエモーショナルなスタイリング」「並外れたダイナミックパフォーマンス」をコンセプトに、スポーティな魅力を盛り込んだSUVを開発。こうして誕生したモデルがCX-7です。

 CX-7のボディサイズは、全長4695mm×全幅1870mm×全高1645mm。この全幅の値は当時販売されていたトヨタ「ハリアー」を上回る値で、異例のボディの大きさも話題となりました。

 パワーユニットには、最高出力238馬力・最大トルク35.7kgf・mを発揮する2.3リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。この強力なトルクは車重1660kgのボディをグイグイと加速させる走行性能を実現します。

 当時のマツダの資料にも「最高にかっこいいスタイリングとキビキビとしたハンドリングを具現化した」と記載されているほどで、まさにCX-7は「スポーツカーとSUVの特徴を高い次元で融合させることに成功したクルマ」だといえるでしょう。

 当時としてはかなり「攻めたコンセプト」だったことから大きな注目を集めたCX-7は、発売後一ヶ月で月間計画販売台数の約5倍となる1800台もの受注を達成。さらに海外市場でも好調な数字を記録します。

 しかし、大きなボディやパワフルなターボエンジンを要因とする燃費の悪さなど、実際に使用したユーザーが不満として感じる点も少なくなく、国内におけるCX-7の販売台数は徐々に低下。

 くわえて、CX-7よりもコンパクトで使い勝手を最適化したCX-5がその後ラインアップに加わり人気を集めたことから、CX-7は2011年に国内生産を終了し、翌2012年に国内販売を終えました。

 それ以降、日本ではCX-7の後継モデルは出ることなく、同シリーズとしてはCX-5や3列シートを備えた「CX-8」などを中心にラインナップが構築されていきます。

※ ※ ※

 SUVとは思えないダイナミックな走りが楽しめる、非常に個性的な一台だったCX-7。先述のように残念ながら国内では後継モデルは登場していませんが、現在マツダの主力となっているCXシリーズのパイオニアともいえるクルマです。

 そんなCX-7ですが、実は日本での販売が終了した2年後の2014年から中国で同じモデルが生産・販売され、人気を獲得。後継車にあたる中国専売車「CX-4」が登場することに繋がっています。

 また、アメリカなどではCX-7の上位モデルにあたるワイドボディの「CX-9」が登場し、こちらも人気を集めたことから、2023年には実質的な後継モデルの「CX-90」が展開されています。

 現在、CXシリーズの「7」はすべての市場で欠番となったままですが、今後どこかのタイミングで復活するのか注目していきましょう。

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みんなのコメント

17件
  • plo********
    燃費は確かに悪かった。しかし、運転してしまえば、この大きさをまったく意識させない軽快さを持っていました。それこそ、同時期のマツダハッチバックであるアクセラスポーツと同じように峠を走り抜けることも可能。足も良かった。ブレーキパッドは換える必要あった。
  • Ray004

    もうマツダで記事書くにもネタがないんやな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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