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日産アリア4WD仕様を公道試乗!フル電動SUVの魅力とは?

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日産アリア4WD仕様を公道試乗!フル電動SUVの魅力とは?

新車試乗レポート [2023.03.25 UP]


日産アリア4WD仕様を公道試乗!フル電動SUVの魅力とは?
日産の新機軸として、2021年の発表時には大いに注目を集めたBEVモデルSUVのアリア。その真打ちとも言えるハイパフォーマンス4WDモデルにこのほどついに試乗することができた。新時代を切り拓くその走りの魅力とは?

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●文:川島 茂夫 ●写真:奥隅 圭之

NISSAN アリア

●発表(最新改良):'21年6月('21年11月)
●価格:539万円/B6(2WD)、739万200円/B9 e-4ORCE limited(4WD)
●問い合わせ先:0120-315232(日産自動車お客様相談室)


※アリアlimitedは2022年9月21日をもって予約受付が終了しています。B6(2WD)は購入が可能ですが、現在(2023年2月12日)は注文が一時停止になっています。
フル電動モデルならではの
精密な制御が見どころだ!
ツインモーターによる前後輪完全独立駆動制御により前後輪の駆動力配分を走行状況に応じて最適制御するのが特徴。加速度を維持しながらコーナリング状況に応じた前後駆動力配分、ブレーキを併用したトルクベクタリング、さらには車体の揺れを抑えるための微小な駆動力制御など、駆動力制御と配分により多様な状況での操安性向上や車体挙動の安定を図っているのが特徴。駆動力の精密制御が可能な電動4WDならではシステムである。


アリア B9 e-4ORCE limited(4WD)

価格:739万200円 ●ボディカラー:シェルブロンド/ミッドナイトブラック2トーン(有料色5万9000円高)
■主要諸元 アリア B9 e-4ORCE limited(4WD) ●全長×全幅×全高(mm): 4595×1850×1665 ●ホイールベース(mm):2775 ●車両重量(kg):2230 ●最小回転半径(m):5.4 ●パワートレーン:前モーター(最高出力160kW、最大トルク300Nm)、後モーター(最高出力160kW、最大トルク300Nm) ●駆動用バッテリー:リチウムイオン(352V/91kWh) ●充電ポート仕様:普通充電AC200V、急速充電DC(CHAdeMO規格対応) ●駆動方式:4WD ●トランスミッション:1段固定式 ●交流電力消費率(Wh/km)WLTCモード:187 ●一充電走行距離(km)WLTCモード:560 ●サスペンション前/後:独立懸架ストラット式/独立懸架マルチリンク式 ●ブレーキ前/後:ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク ●タイヤサイズ:255/45R20


NISSAN ARIYA B9 e-4ORCE limited 公道試乗リポート
待ちに待った本命モデル!
BEVの魅力がここに凝縮
お披露目から結構長い時間を経てしまった。上級設定のB9(91‌kWh)やe-4ORCE(4WD)仕様は後日追加ということで、B6(2WD)から10か月遅れでようやく今回、目玉モデルと言えるB9e-4ORCEへの試乗が叶ったわけだ。

前回試乗した2WDのB6とは速さが段違いなのに驚く。動き出しや巡航及び緩加減速での反応こそ同じだが、アクセルを深く踏んだり、速く踏み込んだ時のダッシュの利きがまるで違っている。巡航からドンッと全開にするとギュンッと加速。それでも唐突な突き出し感を覚えさせないのはニッサン電動技術の賜と言える。

全開加速でも中速巡航でも走行騒音に変化はない。内燃機車ならばエンジン周りの振動騒音により速さが演出されるが、そういった速さの付随品なしで高速まで衰えない一気呵成の加速。少々大袈裟な言い方をするならジェットコースターの急降下を思わせる。

ミドルSUV相応の車体サイズで重量の嵩むBEV。フットワークはそんな物理的条件を感じさせない。コーナーの進入では操舵初期からスムーズに回頭。定常円旋回に入るまで安定した回頭性を示し、ロールやヨー(回頭)の揺れ返しも少なく、挙動収束性も良好。速度/コーナー半径に対する操縦性の変化は少なく、重量やサイズを意識させない。

乗り心地では逆にもう少し重量感あるいは緩さが欲しいくらいだが、動力性能もフットワークもSUVとしてはオンロードツアラー寄りの特性と言える。

2WDのB6に対しての動力性能はスペックどおりの差。ただし、日常用途のドライバビリティでは目立った差はない。フットワークは硬さでは同等だが、2WDは前のめり気味でフロントヘビーな印象を受けやすい。速度/コーナー半径の操縦性への影響もB9e-4ORCEより目立つ。性能も質感もB9e-4ORCEが上位モデルらしい出来である。

同じくe-4ORCEを採用したエクストレイル4WDとの違いも気になる部分だが、動力性能ではアリアに分があるものの、ハンドリングや乗り心地はエクストレイルが好印象。サスチューニングのオンロード志向の強さの違いと言い換えてもいいだろう。

WLTC満充電航続距離は560km。急速充電ベースの安心航続距離は400km強であり、内燃機車と比較して満足とは言い難いが、BEVでは比較的実用性が高い。実用コスパでは勧められないにしてもBEVならでは走りを楽しむには手応えあるモデルだ。


ボリュームのある凝縮した塊感がアリアの魅力だ。ルーフエンドがかなり低く絞り込まれており流麗な印象を受ける。

モダンリビングのようなキャビンインテリアもアリアの大きな魅力。前席の足元もフラットで、運転席から助手席側への移動もラクラク。センターアームレストを前後移動できるのもありがたいポイントだ。

フロントモータールーム。今回試乗したのは、前後輪に高出力モーターを備えた4WDモデル。ジェントルかつハイパフォーマンスな走りを堪能できる。

ゆったりとしたキャビンはまさに寛ぎの空間。たっぷりとしたシートは座り心地も極上だ。

ラゲッジも広大。後席格納時にはフラットな床面になる。

普通充電はもちろん、急速充電にも対応。長距離ユースにも十分対応できる。航続距離が長いBEVはやはり安心感がある。

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みんなのコメント

1件
  • 本命だけあって良い出来だと思います。
    ただ、世界基準で言えば発表から時間が経ち過ぎたせいか出遅れた感があってもったいないとも思いました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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