東京オートサロン2024に出展されていたなかでも注目したいのが、日本導入が待たれているジムニー5ドアモデル。日本初上陸モデルとなるだけに出展していたアクセルオートコーポレーションに詳しく話を聞いてみた!
文、写真/小沢コージ
「ジムニー5ドア」が欲しすぎ!! 広い&カッコいい&使える! でも400万円超えか? とにかくすぐ日本に入れて欲しい!
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■並行輸入なら400万円超は確実?
東京オートサロン2024の会場内に出展されていたジムニー5ドアモデル。名古屋のアクセルオートコーポレーションが並行輸入した
今回のオートサロン2024最大のサプライズとも言えるのが日本初上陸のジムニー5ドアだ。そもそもジムニー人気が高い日本で、ただでさえ供給不足なところに2023年1月にインドマーケットで発表された新世代5ドア。
情報はネットで筒抜けなだけに話題にこそなったが、一向に日本導入は見えず。当分ムリか……と思ったタイミングでの名古屋のアクセルオートコーポレーションさんの豪腕。「なんでここに5ドアがあるのよ?」というシンプルな驚き。
小沢も急遽、現場に直行。注目度の高さに驚いたが、聞けばインドからの並行輸入はほとんど前例がなく、セールス担当者によれば手続きは「相当大変」だったとか。日本とインドは車両に関する法規制がけっこう違うようで並行輸入と言えど簡単にはいかない。
販売価格も3ドアの日本仕様が200万円前後なだけに、諸費用を入れると300万円くらい? と尋ねると「400万円は超えると思います」とのこと。法対応はもちろんガス検など含め、いろいろやり直さなければいけない部分も多いのだろう。
とはいえ、インド車の安全基準は基本欧州NCAPを手本にしているだろうし、根本的な問題は少ないはず。具体的にはインド産ジムニーにはABSやESPこそ付くが、現状被害軽減ブレーキなど付いてないのが問題。ただし、欠点を含めても実車の5ドアは相当に魅力的だ。
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■気になるのは「で、どんだけリアは広いの?」
ジムニー5ドアモデルのリアシート
まず、よかったのはパッと見の見てくれであり、存在感。基本はワイドなジムニーシエラ3ドアと同じで、ホイールベースが約34cm伸びて全長が約3800mm、ホイールベース2590mmになっただけ。全幅1645mmはシエラとまったく同じで全高1720mmも10mm高いだけ。
全長も英語表記で「Length (mm) (Spare Wheel with Cover) – 3985mm」と書いてあり、スペアホイールカバーも含んでいるようなので、除くとおそらく3.8m前後になる。
5ドアSUVで全長4m切りは相当に小さくて国内でも使い勝手がいい。ヤリスクロスでさえ4.2m弱なのでほぼライバル不在かもしれない。
しかもそれでいて見た目はかなりリッパ。四角フォルムにワイルドワイドな樹脂フェンダー。ジープもビックリの5本スリットグリルによりまさしくプチGクラス。グリルそのものも日本は黒の無塗装樹脂だが、インド仕様はメタリックグレーとクロームメッキで彩られ微妙にリッチ感倍増。
ついでにいうと、本来インド純正タイヤサイズは195/80R15だが、今回アクセルオートさんが215/70R16インチのワイドタイヤと車高アップサスを組んでいたので、よりワイルドでカッコいい。
■リアシートの広さと座り心地は3ドアとはかなり違うのだ!
実際に筆者がジムニー5ドアモデルのリアシートに座ってその広さを確認してみた
ちなみに品質感だが、プレス精度やボディ合わせ面のチリ段差に気になる点はなく、厳密に各種樹脂クォリティが国内生産とは違うかも? だが、もともと国内ジムニー3ドアも内装は塗装鉄板むき出しだし、樹脂はそんなに高そうじゃない。パッと見はそれほど変わらない。
一番気になるリアシートの広さと座り心地だが、ズバリ3ドアとはかなり違う。リアドアを開けた時から足元が広く、乗り降りのしやすさはぜんぜん違うし、リアに座ると身長176cmの小沢が前に座ったシートポジションでヒザ前にコブシが1個チョイ入る。
さすがに全長4m切りの縦置きエンジンSUVだけに、凄く広いわけではない。ただし、リアに座るとヒザがほぼ前席につきそうだった3ドアよりぜんぜんラクチン。
加えてそれ以上の恩恵は、リア座面が分厚く高くなっていることで3ドアは小沢が座ると微妙に体育座りのようになってモモ裏が浮いたもの。正直、長時間移動は厳しかった。しかし新型5ドアは大人ふたりが長く座ってもサイズ的に問題ないだろうし、クッションも分厚いので疲れにくいはず。
ついでにこちらも一部ドア内張りは鉄板むき出しだが、リア専用のパワーウィンドウスイッチが付いていて快適性は今ドキ。ただし、リアシートスライドはなかった。
■ラゲッジ容量も3ドアより大幅に拡大!
筆者によれば、ジムニー5ドアモデルのラゲッジは日本の3ドアモデルであるシエラよりも大幅に拡大されているのが確認できたという
さらなる予想外の恩恵はラゲッジ容量の拡大だ。正確なVDA容量はわからないが、リア席の背もたれを立て、ジムニー3ドアの荷室長を測ったら約17cmだったが5ドアは55cmもあった。3ドアが352Lということを考えると、少なくとも450Lはありそうだ。
横幅も広いところで100cm以上あるので大人4人が乗ってもそれなりの荷物が載せられる。ただし、3ドアみたいなラゲッジの樹脂プロテクターは付いていない。
ちなみにフロント席から見た風景だが、インパネ樹脂やセンターに小型ディスプレイを備えるアナログメーターは3ドアとまったく同じ。丸型シルバー塗装のエアコンアウトレットや4速のストレートタイプAT(MTは5速)、副変速機の位置も3ドアと同じ。シート表皮はビニールカバー越しだったが、ファブリックで質感は大差ない。
また、インフォテイメントとして22.86cmの現地のスマートプレイプロというスマホ対応のディスプレイオーディオが付いており、これは試せてないが、スマホ連動も可能かもしれない。
■早く日本で乗ってみたい!
5ドアのパワートレーンも日本のシエラと同じく直4、1.5LDOHCのK15Bを搭載する
最後に走りに関してだがエンジンはシエラと同じ1.5L直4DOHCのK15Bユニット。インド表記では104.8ps/6000rpmに134.2Nm/4000rpmということだが圧縮比も10と同じなので事実上国内用の102ps&130Nmと変わらないだろう。
足回りもシエラと同じ前後3リンクのリジッドサスペンションで、ブレーキはフロントがベンチレーテッドディスクでリアがドラム式。乗り心地は多少ボディ拡大でよくなっているかもしれないが基本、武骨な走りは変わらないはず。
人気の高さはほぼ確定的。とにもかくにも早く日本で乗ってみたいモデルだ。
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みんなのコメント
並行なら保証もないし、部品の入荷もいつになるか分からないから買いにくいわ。
諸元表来て来てないし。
400万円は有り得ません。
何故ジムニーにこれ程固執した記事を書くのかわかりませんが、煽るだけの記事なんて当てにしない方が良い。