現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スバルが全面刷新の新型「レヴォーグ」生産の準備開始! 現行車を突如受注終了へ

ここから本文です

スバルが全面刷新の新型「レヴォーグ」生産の準備開始! 現行車を突如受注終了へ

掲載 更新 11
スバルが全面刷新の新型「レヴォーグ」生産の準備開始! 現行車を突如受注終了へ

■現行型のオーダーストップで新型レヴォーグいよいよ生産準備へ

 スバル「レガシィ B4」が6月22日。「BRZ」も7月20日でオーダーストップになることは既報通り。そして驚いたことに「レヴォーグ」の現行モデルと、「WRX S4」も突如5月25日注文分でオーダーストップになるという情報が入ってきました。レヴォーグは5月下旬といわれていましたが、WRX S4についていえば「年内にも」という漠然とした話だったように思います。

スバル新型「レヴォーグ」は攻めたデザイン! 最新技術を集結したパフォーマンスワゴンに進化

 いったいなぜこの時期にオーダーストップなのか? レヴォーグの場合、フルモデルチェンジを控え、2019年の東京モーターショーでエクステリアを公開した新型の生産が始まるためだからです。

 ご存知の方も多いと思いますが、新型車は発売の1~2ヶ月前から生産を開始します。いつから生産ラインに流し始めるかを決めるため、早めに現行車の生産計画を立てておきたいということなんだと思います。

 WRX S4も、実はすでにオーダーストップしたWRX STIより、レヴォーグと兄弟関係なのです。

 この2車種のオーダーストップ、スバルから300馬力級の高性能エンジンが無くなることを意味します。それにばかりか、7月20日に200馬力のBRZもカタログから消えてしまいます。「アメリカで販売している260馬力の2.4リッターターボを日本でも売ればいい」と思うかもしれませんが、後述の通り日本は2020年から厳しい燃費規制が適用されます。

 漏れ伝わる話によると、新型レヴォーグは1.8リッター直噴ターボ仕様になるようだけれど、どちらかといえば燃費重視となる模様。最高出力も200馬力程度のようです。考えようによっては初代レガシィの2リッターターボは200馬力でしたから、イメージ的にはそこから再スタートということかもしれません。

 しかも燃費は2020年規制をクリアするべくJC08モード燃費の20.3km/Lをクリアしている?

 実用燃費で考えたら初代レガシィターボの2倍くらい走るということです。ちなみにWRX S4絶版の理由は、燃費規制のためです。地球温暖化ガスを減らすため、日本もCAFEと呼ばれる自動車メーカー毎の平均燃費基準を作りました。それがJC08モード燃費で20.3km/Lという数値です。スバル全ての車種の平均でクリアしなければダメなのです。

 WRX S4のJC08モード燃費は13.2km/Lで、スバル全体の足を引っ張ってしまいます。逆に考えれば、今後は燃費の悪い高性能エンジン車を販売出来ない、ということになります。アメリカで2.4リッター260馬力エンジンを販売出来るのは、燃費規制が緩いからです。日本と同じく厳しい燃費総量規制を始めるヨーロッパも、スバルの高性能エンジンは絶版になります。

■高性能エンジン搭載のWRX後継車は今後どうなる?

 気になるWRXシリーズの後継モデルですが、アメリカでは260馬力エンジンをベースにパワーアップしたエンジン搭載の新型車を投入するという情報もありますが信憑性は未確認。もし出たなら、日本で乗るには少しばかり割高になるもののアメリカ仕様を個人輸入して乗るくらいしか出来ないと思います(STIブランドもスバルと見なされるため平均燃費に含まれる)。

 いずれにしろスバルから300馬力超えのスポーツモデルが出るとすれば、電気自動車かPHVしかありえない。高性能エンジンだけで走るスバルの新車を買うなら最後のチャンスだと思います。

 しばらくは絶版車人気となること間違いなし。5年乗っても良い下取り条件で手放せると思います。WRX S4は魅力的なクルマかと聞かれたら、私(国沢光宏)は瞬時も迷わず「Yes!」と答えます。

こんな記事も読まれています

[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
レスポンス
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ベストカーWeb
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
motorsport.com 日本版
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
くるまのニュース
“直列6気筒ツインターボ”は529馬力を発生! 「BMWアルピナの中核モデル」に誕生した「エボリューションモデル」の気になる実力とは?
“直列6気筒ツインターボ”は529馬力を発生! 「BMWアルピナの中核モデル」に誕生した「エボリューションモデル」の気になる実力とは?
VAGUE
[15秒でわかる]ホンダ『N-VAN e:』…EV拡充計画の第1弾
[15秒でわかる]ホンダ『N-VAN e:』…EV拡充計画の第1弾
レスポンス
使いこなせば一流営業マンも夢じゃない? 紙カタログの廃止で変化する[新車営業術]
使いこなせば一流営業マンも夢じゃない? 紙カタログの廃止で変化する[新車営業術]
ベストカーWeb
ヘッドレストのレストは休憩の意味ではなかった! 正しい調整をしないと事故の際に「むち打ち」の可能性が大幅アップ
ヘッドレストのレストは休憩の意味ではなかった! 正しい調整をしないと事故の際に「むち打ち」の可能性が大幅アップ
WEB CARTOP
少しうるさい?ロータリーエンジン マツダMX-30 R-EV 長期テスト(3) 不調で車両交換
少しうるさい?ロータリーエンジン マツダMX-30 R-EV 長期テスト(3) 不調で車両交換
AUTOCAR JAPAN
碓氷峠最速の男は俺だ! 新井大輝選手が堂々の総合優勝 でも一悶着あったってマジ?
碓氷峠最速の男は俺だ! 新井大輝選手が堂々の総合優勝 でも一悶着あったってマジ?
ベストカーWeb
酷暑日要注意! うっかりNG行為と夏本番までに必ずやっておきたい寿命を長くするメンテナンスとは
酷暑日要注意! うっかりNG行為と夏本番までに必ずやっておきたい寿命を長くするメンテナンスとは
ベストカーWeb
MotoGPマシンがスーパーバイクに負ける日は来ない? 排気量ダウンで懸念もFIM会長は自信示す
MotoGPマシンがスーパーバイクに負ける日は来ない? 排気量ダウンで懸念もFIM会長は自信示す
motorsport.com 日本版
トヨタ新型「スポーツコンパクト」発表! 全長4.3m以下ボディ&6速MTの設定アリ! ブレンボ製ブレーキも搭載の「GR86」墨に登場
トヨタ新型「スポーツコンパクト」発表! 全長4.3m以下ボディ&6速MTの設定アリ! ブレンボ製ブレーキも搭載の「GR86」墨に登場
くるまのニュース
シッカリと説明できる? 交通違反の罰金と反則金の違いを徹底解説
シッカリと説明できる? 交通違反の罰金と反則金の違いを徹底解説
バイクのニュース
ピニンファリーナ、ハイパーEV『バティスタ』展示…架空の億万長者「ブルース・ウェイン」の自宅に
ピニンファリーナ、ハイパーEV『バティスタ』展示…架空の億万長者「ブルース・ウェイン」の自宅に
レスポンス
工夫の塊[新型スイフト]はちょっと不便!? 正常進化も[リアに室内灯なし]!! トラウマになってるクルマって?
工夫の塊[新型スイフト]はちょっと不便!? 正常進化も[リアに室内灯なし]!! トラウマになってるクルマって?
ベストカーWeb
オコンの後任どうする? アルピーヌが重要視するのは“仲良しコンビ”にあらず「プロフェッショナルなドライバーが必要」
オコンの後任どうする? アルピーヌが重要視するのは“仲良しコンビ”にあらず「プロフェッショナルなドライバーが必要」
motorsport.com 日本版
クルマの個人売買で目にする「予備検」ってなに? 検査せずとも車検がとれる仕組みとは
クルマの個人売買で目にする「予備検」ってなに? 検査せずとも車検がとれる仕組みとは
WEB CARTOP

みんなのコメント

11件
  • まず電気自動車にすれば問答無用で地球環境にやさしいと思ってるところが滑稽だわ
    上目だけの利益でしか物事を考えられない知能しか無いんだろうな
    製造から使用、廃棄までのスパンで考えたらガソリン車の方が環境にいいんだが
    まずそれ以前に税金を上乗せしてどんどん新車を買わすような仕組みにさせてる時点で本当に環境問題の為にやってるのか全く分からんわ
    結局どうしたいんだよ
  • 新型もCVTなんですかね?
    そろそろ新しいトランスミッションもスバルには必要なんじゃないかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

310.2576.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

54.0615.0万円

中古車を検索
レヴォーグの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

310.2576.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

54.0615.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村