■エアーとスパーダでは一部装備が差別化される?
ホンダが2022年春に発表・発売を予定している新型「ステップワゴン」は、6代目で初めて登場する新タイプ「エアー」を設定するという点が大きな話題を集めています。
【画像】「ハコ感」強調デザインが高評価? ホンダ新型「ステップワゴン」まもなく発売! 実車を画像で見る(35枚)
一方、カスタムモデルの「スパーダ」を継続設定するほか、スパーダをベースとした上級仕様として「スパーダ プレミアムライン」もラインナップ。これらのなかで、いまユーザーがもっとも注目しているタイプはいったいどれなのでしょうか。
エアーは、外観・内装ともにクリーンでシンプルなデザインをテーマにまとめられたタイプです。
外観は清潔感を強調したコーディネートを採用したほか、細いメッキモールをさりげなく配したことで、上質感も演出。どのような場面にも似合う、ノイズレスなデザインとなっています。
内装は、明るく温かみのあるグレー内装と落ち着いたブラック内装の2種類を設定。シートのファブリックは汚れが目立ちにくい柄を採用しています。
一方、スパーダは「力強い存在感」「伸びやかなシルエット」「品格ある佇まい」をテーマとして、エアーに対して全長を30mm拡大。
精悍な印象のフロントグリルに加え、各種メタルパーツを配置したことで上質感や力強さが表現されています。
内装はダークトーンカラーを採用し、ルーフまでブラックとすることで統一感を演出。シート表皮にはファブリック×プライムスムースが採用されています。
またスパーダでは、2列目オットマンやパワーテールゲートなど、エアーでは選択できない装備が標準となる点も違いといえます。
スパーダよりさらに上級な仕様として位置付けられるスパーダ プレミアムラインでは、ヘッドライトに「アダプティブドライビングビーム」が装備されるほか、シート表皮にスエード調レザー×プライムスムースを採用。
スパーダでは1列目シートのみとなるシートヒーターも、2列目まで装備されます。
外観についても、メッキ加飾がプラチナメッキに変更されるほか、アルミホイールはプレミアムライン専用デザインの17インチアルミホイール(エアー・スパーダは16インチアルミホイール)を装着。見た目の印象もよりグレードアップしています。
現在先行予約が受け付けられている新型ステップワゴンですが、前述した3タイプのうち、ユーザーはどれに注目しているのでしょうか。
くるまのニュースでは、2022年2月10日から14日までSNSを介して新型ステップワゴンに関するアンケートを実施。ユーザーの生の意見を集めました。
アンケートのなかで「3つのうち、あなたが一番気になるタイプはどれですか?」という設問を設けたところ、エアーと回答したユーザーがもっとも多く51.5%を記録。
次いで多かったのはスパーダ プレミアムラインで、39.4%のユーザーが選択しました。スパーダと回答した割合は9.1%でした。
エアーと回答した人に理由を聞いたところ、「デザインがとても良いと思います」「シンプルで攻撃的でないデザインになった点が良かったです」など、ノイズレスなデザインを評価する回答が複数寄せられました。
一方、「エアーの外観が好きでも、標準装備が物足りないので、(装備が充実した)スパーダを渋々選ぶ人も多そうですね」と、スパーダに対して装備が差別化されている点を残念がる回答もありました。
スパーダ プレミアムラインと回答したユーザーに理由を聞いたところ、「(見た目や装備から)車格感を感じられていいですね」「これなら10年乗り続けられそうです」など、ホンダのフラッグシップミニバンにふさわしい存在感を評価する回答がありました。
スパーダと回答したユーザーからも「デザインも含め良いと思います」「モデューロなどのエアロパーツも出てほしいですね」といったコメントがありましたが、今回の調査ではより豪華なプレミアムラインに人気が集まる結果となっています。
※ ※ ※
前述したように、エアーとスパーダで装備差があることが疑問という声が一部であり、今回のアンケートでも「スパーダと同等の装備を付けたエアーの特別仕様車を出した方が良いのではないでしょうか」などのコメントを寄せたユーザーが複数存在しました。
デザイン面でエアーを高く評価する意見も多いだけに、発売された後の新たなタイプ設定にも注目が集まります。
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