ガソリン車は今冬、ハイブリッド(e-POWER)は来春発売
日産セレナのフルモデルチェンジが正式に発表されました。ガソリン車が今冬、e-POWERが来春の発売となります。新型の概要を要点だけまとめますと以下の通りとなります。
・最上位グレードの「e-POWER LUXION(ルキシオン)」にプロパイロット2.0を標準装備
・e-POWERは新開発1.4Lエンジンを採用した第2世代に進化
・上質さと先進性を兼ね備えた新しい内外装デザイン
・マルチセンターシートをe-POWERにも採用して8人乗りを実現
・3列目シートのスライド機構を標準装備
>>新型セレナに試乗。「家族が楽しめるミニバン」の正常進化形、センスが光るデザインもポイント
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e-POWERはFFのみ、ガソリン車は4WDも設定
さて、新型のグレードラインナップと車両本体価格ですが、以下の通りとなっています。現時点ではガソリン車の4WDの価格と発売時期については発表されていません。
e-POWER
e-POWER X 319万8800円
e-POWER XV 349万9100円
e-POWER ハイウェイスターV 368万6100円
e-POWER LUXION 479万8200円
AUTECH 415万300円
ガソリン車
X 276万8700円
XV 308万8800円
ハイウェイスターV 326万9200円
AUTECH 373万3400円
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e-POWERにも好評のマルチセンターシートを採用
前述の通り、従来のセレナの特徴のひとつでもあったマルチセンターシートが、晴れてハイブリッド車のe-POWERにも採用されたことによって、「e-POWER LUXION」と「AUTECH」のe-POWER車を除くグレードは、すべて8人乗りとなりました。
マルチセンターシートとは、1列目と2列目の間を自在に移動させることができる、前後スライド式の中央席です。1列目の位置にあるときは大型のアームレストとして利用できて、2列目は真ん中のスペースが空いたキャプテンシートとして使えます。逆にマルチセンターシートが2列目の位置にある場合は、2列目がベンチシートとなって3名掛け(=合計8人乗り)を実現。1列目の真ん中が空いた状態になりますので、1列目から2列目へのウォークスルーが容易となります。
多くのミニバンが購入前に7人乗りにするか8人乗りにするかの選択を迫られますが、マルチセンターシートを装着したセレナは1台で7人乗りと8人乗りを兼用できるのがメリットでした。ただし、先代モデルでe-POWERが登場したときにはバッテリーの搭載位置の関係からマルチセンターシートを採用することができず、先代ではe-POWER=7人乗りという縛りが発生していました。新型では、そこをしっかり解消してきましたので、グレード選びも楽になったといえるでしょう。
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新旧ハイウェイスターVで比べると値上げ幅は約10万円
新型が発売されるまでの間、先代モデルがグレードの数を絞って継続販売されていますが、そこに名を連ねるのが人気グレードの「e-POWER ハイウェイスターV」です。車両本体価格は358万2700円。この原稿執筆時は公式ホームページも新旧の情報が混在していましたので、注意が必要です。
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そして「e-POWER ハイウェイスターV」は新型にもラインナップされ、先代比10万3400円高の368万6100円となっています。e-POWERが1.4Lの新世代ユニットに進化し、乗車定員も8名をカバーしますので、値上げ幅は順当といえるでしょう。
装備豊富な最上級グレードはお得感がある
ただし新型は、装着率が極めて高いと想定されるナビゲーションや統合型インターフェースを含むセットオプションは48万8400円、プロパイロットパーキング付きは55万1100円という点にも留意すべきでしょう。最上級グレードの「e-POWER LUXION」の車両本体価格は一見高いように見えますが、それらの装備が最初から標準装備された上、プロパイロット2.0も採用されています。
先代はモデル末期に特別仕様車を数多く発売したり、シートの仕様がグレードごとに異なるなど、正直ラインナップが煩雑な印象もありましたが、新型はそれらがきれいに整理されました。上記オプションの要・不要も合わせて考えていくと、自然にマイ・ベスト・バイが絞られてくるのではないでしょうか。
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文:小林 秀雄
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みんなのコメント
いろんなところがC27のまま。
例えばサードシートの開閉もノアヴォクがワンタッチ式に工夫してきてるのに、このセレナはC27と同じフックひっかけたりする古いタイプだし。
期待外れだった。