2020年10月
■2020年10月
ボルボ・カー・ジャパンは、プラグインハイブリッドのステーションワゴン「V60」を2020年10月21日にマイナーチェンジ、同日より販売を開始した。
今回のマイナーチェンジでは、従来のプラグインハイブリッド「T8ツインエンジン」が「リチャージプラグインハイブリッドT6」にネーミングを変更。ラインアップについてもエントリーグレードとなる「リチャージプラグインハイブリッドT6 AWDインスクリプション エクスプレッション」を新たに設定し、「リチャージプラグインハイブリッドT6 AWDインスクリプション」の2グレード展開となった。
パワーユニットは最高出力186kW(253ps)、最大トルク350Nmを発生する2.0リッター4気筒直噴ターボ+スーパーチャージャーユニットに65kW/240Nmの電気モーターをリヤに搭載する。通常の「ハイブリッドモード」をはじめ、「ピュアモード」では48.2kmのEV走行が可能。また、エンジンと前後のモーターを最大限に活用する「パワーモード」も設定されている。WLTCモード燃費は13.7km/Lだ。
装備は、車内のエアクオリティを最適化する「CleanZone アドバンスト・エア・クオリティ・システム(PM2.5センサー、車内自動換気機能付き)」を採用したのをはじめ、「ワイヤレス・スマートフォン・チャージ」を設定。オプションのB&Wプレミアムサウンド・オーディオシステムは音場再現性を向上させるなどのアップグレードがなされている。
安全性については180km/hに最高速度を制限したほか、運転免許を取得したばかりの人や高齢者などが運転する際、最高速度をより低く制限することのできる「ケア・キー」が導入された。
■2020年11月
ボルボ・カー・ジャパンは、プラグインハイブリッドのステーションワゴン「V60」に特別仕様車「T8 ポールスター エンジニアード」を設定して、2020年11月6日に20台限定で発売した。
「T8 ポールスター エンジニアード」は、フロントをエンジン、リアをモーターで駆動するボルボ独自のプラグインハイブリッドパワートレーンに専用のチューニングを施し、合算参考出力420ps(333ps/430Nm+87ps/240Nm)を発生。あわせて、プラグイン・ハイブリットパワートレーンにより、通常の「Hybrid」モードでの走行の他、「Pure」モードではモーターのみによるゼロエミッション走行が可能となり、EV走行換算距離42kmという優れた環境性能を両立させた。また、「Polestar Engineered」モードでは、アクセル、ステアリング、トランスミッションのレスポンスを向上させ、ESCをスポーツモードにした上で、リアモーターの出力特性をよりスポーツドライビングに適した設定にすることが可能となる。
シャーシは専用のチューニングが施され、専用装備となるohlims(オーリンズ) DFV(デュアル・フロー・バルブ)ショックアブソーバーは、前後とも22段階で減衰力調整が可能。専用ストラットタワーバーによるボディ剛性向上とあわせて、異なる路面条件で最大限のグリップを実現しながら、正確で一貫したハンドリング特性が得られると同時に、しなやかな乗り心地を実現したという。ブレーキは強力なストッピングパワーと高い耐フェード性を得るために、Brembo社製6ピストン・フロントブレーキキャリパーとスリット入りベンチレーテッドディスク(フロント/371mm)を採用した。
エクステリアは、専用のバンパーやグリルデザインをはじめ、専用にデザインされた19インチの軽量かつ高剛性な鍛造アルミニウムホイールを装着。あわせて「T8 ポールスター エンジニアード」のカラーアイコンでもあるゴールドに着彩されたブレーキキャリパーや、Polestar Engineeredのロゴタイプがあしらわれたブラッククローム仕上げのステンレススチール製エキゾーストパイプなどを採用した。
インテリアは、専用のゴールドカラー・シートベルトやテキスタイル/ファインナッパレザー・コンビネーションスポーツシート、パドルシフトなどを採用した。