ボルボ V60 「高速巡航では本領発揮だが市街地では・・・ セイフティパッケージに魅力を感じ、かなりの距離を試乗させてもらいました。 外観は大きさを感じさせないデザイン」のユーザーレビュー

高速巡航では本領発揮だが市街地では・・・ セイフティパッケージに魅力を感じ、かなりの距離を試乗させてもらいました。 外観は大きさを感じさせないデザイン

2011.9.18

総評

高速巡航では本領発揮だが市街地では・・・
セイフティパッケージに魅力を感じ、かなりの距離を試乗させてもらいました。
外観は大きさを感じさせないデザインで、写真で見る以上にかっこよかったです。
車内に乗り込んでみると、内装のレベルもまずまずで好印象。ドアの開閉音も重厚感あり。車内随所のアルミを使用した加飾も効果的。
セイフティパッケージやナビ、レザーシートなどをオプション設定していくと470万円に。実際の値引きを考えると400万円前後＋諸経費で購入可能だと考えます。
実際に走り出してみると、ツインクラッチ式６速ＡＴは結構ぎくしゃくした変速で、がっくり。出足もＣＶＴかと思うようなダイレクト感のなさでした。でも高速走行へ移ると印象は一変。乗り心地を含め、この車は高速巡航時こそその本領を発揮するクルマのようです。

満足している点

＊スタイルがかっこいい。大きく見せようというデザインでない点も好印象。
＊内装レベルもまずまず。レザーパッケージにすると満足感はさらに高まると思う。
＊中間加速は満足できる力強さ。
＊低速での乗り心地はタイヤの硬さを伝えてくるが、高速になるにつけしなやかさが増してくる。
　街中のみの試乗だとこの車種の良さはわかりずらく、ぜひ高速走行を試してみるのがおススメ。
＊ステアリングデザインが気に入った。国産車にはない質感とデザインのバランスが取れたステアリングだと思う。

不満な点

＊低速走行時の質感に改善の余地が大きい。出足のダイレクトさとぎくしゃく感が改善点だと思う。特に時速３０キロ以下の変速ではぎくしゃく感が強い。運転の疲労度に大きく関係してくる点だと思うので改善が必要でしょう。
ただ、ＣＶＴの場合もそうだが、実際にはオーナーがそれに合わせたアクセルワークをすれば結構印象が変わるとも思う。
＊ＤＲＩＶeはアクセルオフ時にエンジンとミッションを切り離し、エンジンブレーキによる速度低下を抑えて燃費を稼ぐというシステムだが、交通量の多い街中では使いづらい。
街中でのアクセルオフは減速したい時が大半だから結局はブレーキを踏むこととなり、瞬間燃費計を見てもあまり燃費貢献になっていないようだ。
減速時にアイドリング状態になるこのシステムよりアイドリングストップの方が有効に感じる。
＊セイフティパッケージで人や前のクルマの認知によるゴーストップがこのクルマのもう一つの売りだが、前のクルマが車線変更していなくなった後に、更にその前を走っているクルマを認知するが遅い。
レガシィのアイサイトに比べると、アイサイトの方が数段レベルが高いと感じた。
＊メーター内の液晶表示の文字のドットが荒く、この辺りはアウディや国産車に比べると質感が低い。セイフティモード使用時は割とみることが多いだけに、もっと質感を上げてほしいと思う。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験