ボルボ S60 「不思議と癒される北欧車 初年度モデルのT-5を8年以上気に入って乗り続けていましたが、次の方に車の鍵を渡すことにした為、今回記憶が薄れる前に投稿します」のユーザーレビュー

不思議と癒される北欧車 初年度モデルのT-5を8年以上気に入って乗り続けていましたが、次の方に車の鍵を渡すことにした為、今回記憶が薄れる前に投稿します

2010.1.9

総評

不思議と癒される北欧車
初年度モデルのT-5を8年以上気に入って乗り続けていましたが、次の方に車の鍵を渡すことにした為、今回記憶が薄れる前に投稿します。
正直Volvoに対し購入前は故障等の信頼面で若干の不安を抱いておりましたが、驚くべき事に消耗品を除き全くと言って良い程メンテナンス費用が掛からず、何のトラブルも発生しませんでした。
また不思議と癒される車で、仕立ての良いレザーシートに座る北欧デザインに包み込まれたコックピットでは飛ばす事が馬鹿らしく思える位、落ち着いた気持ちになります。スピードを出す気になれば250PSのハイプレッシャー・ターボのエンジンですから、かなりのペースでの高速移動は可能ですが、そんな事よりも質の高いプレミアム・サウンドシステムでお気に入りの音楽を聴きながらハンドルを握る方が楽しいと感じさせてくれる欧州車です。
Volvoを質実剛健と表現する方がいますが、それは昔のイメージであり、現在のVolvoの各シリーズ30から90に至るまでハイセンスでモダンな香りを放つ癒し系北欧車と言えます。
他の欧州車と比べると控えめで、自己主張を必要以上にしていないところがこの車の特徴であり、逆にその点が長年所有しても決して飽きがこない大きな理由となっているのでしょう。
当初履いていた純正タイヤ（コンチネンタル）をミシェランのプライマシーHPに変えることで、大幅に乗り心地が向上したのも特筆ものでした。是非現オーナーには試して頂きたいです。
いずれにしても、Volvoは私のカーライフの価値観を大きく変えた一台である事は間違いありません。

満足している点

◇仕立ての良い肉厚なレザーシート
高速道路等で長距離運転をすれば、国産車等との快適性の違いは歴然です。
長時間のドライブでの疲労感は最小限で済みます。
また長年使用しても殆どレザーシート表面等に劣化が見られず、使用感のない新車時のコンディションを長年保持出来たのもVolvoならではかもしれません。
◇しっかりとしたハンドリング
女性には少々重いと感じる位のしっかりとした手応えのハンドリングで、かつての国産車にあった軽めの操作感とは異なり、特に高速域では驚く程安定感を感じるものです。
アウトバーンで鍛えられている欧州車は、国産車にはない高速安定性があります。
◇燃費の良さ
市街地平均＝　7km/L（都内近郊）　9km/L～10km/L（地方）
高速平均　＝ 12km/L
250PSのハイプレッシャーターボにしては、伸びる燃費。
懐にやさしいインポートカー。
◇クーペデザインのスタイリッシュ４ドアセダン
デビュー当時欧州で最も美しいセダンとして受賞された記憶が・・・
特に俯瞰から見たS60、そして絞り込んだリアデザインは、オーナーならば誰もがお気に入りの愛車の姿の筈。
◇高音質な音響
オプションのプレミアム・サウンドシステムは、下手なホームオーディオを凌駕するクオリティーの高さ。
この音質に不満を抱く人は、普段自宅で数百万クラスのハイエンド・オーディオを堪能している人くらいでしょう。
◇高品質な内装
シンプル且つ機能性に徹した北欧デザインの内装は、極めて質が高くハイセンスで国産車にも是非真似してもらいたいところ。
まずは購入検討の際、国産車にないこの内装にやられました。
◇安全性
世界で最も安全性に拘りをもった自動車メーカーの車であり、守られていると感じさせられる。

不満な点

◇後方視界の悪さ
後方視界に対して、慣れる迄ある程度注意が必要です。
◇後部座席のスペース
スタイリッシュセダンを考えれば仕方ないところですが、パッケージングの上手い国産車には後部座席のゆとりの面では差をつけられているのは事実です。
しかし、ファミリーユースとして長年使用出来ましたので、常に大人5名での乗車という状況でなければ特に問題はないと思います。
◇取り回しの悪さ
同クラスの車の中では取り回しは良くない部類に入ると思います。
狭い道でUターンする場合、又はスペースの限られた中で駐車する場合は、切り返す回数が増え、手間が掛かることが多いと感じます。
◇ブレーキダスト
欧州車は皆同じ悩みを抱えることとなりますが、国産車と比べブレーキダストが目立ち、すぐにホイルが黒くなり洗車の回数も必然的に増えてしまいます。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験