フォルクスワーゲン ヴェント 「価値観の違い ９６年型ＶＲ６、８万ｋｍを３年前に購入しました。 一度ドイツ車に乗ってみたかった、その程度の理由なので、不人気車とされるこの車を２０万そ」のユーザーレビュー

価値観の違い ９６年型ＶＲ６、８万ｋｍを３年前に購入しました。 一度ドイツ車に乗ってみたかった、その程度の理由なので、不人気車とされるこの車を２０万そ

2010.5.27

総評

価値観の違い
９６年型ＶＲ６、８万ｋｍを３年前に購入しました。
一度ドイツ車に乗ってみたかった、その程度の理由なので、不人気車とされるこの車を２０万そこそこ（車検２年付き）で購入しました。
私個人は以前、８６で草レースを真剣にやっていた車好きなのですが、モノづくりの価値観の違うドイツ人の作った車はどんなものなのだろうと確かめたかったこともあります。
結果、先ほども触れた「価値観の違い」をよく勉強させてくれました。
私の感じたところでは、走りは路面の感触がよく伝わってきて、運転はしやすいです。大きなエンジンを積んではいますがスポーティカーではなく、少しパワーに余裕をもたせた小型車という性格のため、フロントヘビーで回答性などのスポーツ性は望むべきではないところですが、安定志向は強く、特に速度が増すほどその恩恵を感じます。エンジンは古い設計ですが、割と高回転が元気よく回ります。
ボディーに関しては、頑丈に作ってあるのが分かります。乗ればわかりますし、鉄板の入れ方を見ても剛性を確保しようとしているのが見て取れます。総合的に見て、エンジンやミッション、足回り、ボディー、ブレーキなど車としての基本部分は「ゴツく」作られていると思います。反面、お決まりの電気系統やＡＴ制御などソフト面では日本車には及びません。ただ、ドイツ本国ではパワーウインドーやＡＴなどの需要が低かったようです。絶対に電動で窓を開け閉めしなければならない理由はないし、ＡＴなど使わず自分の好きなようにギアを選んで走ればいいではないか、それより丈夫で安全で、それでいて運転が楽しいと思える車を求める、という価値観に沿って作られているのかなと思うようになりました。
たまたま私の価値観と趣が同じ方向なので納得して乗っています。
内装はシンプルです。シートもシンプルですが、長距離走っても割と疲れないと思います。
サスペンションのアッパーマウントが面白いです。ただボディーが載ってるだけ。日本車から見たら非常識と思われる構造もよく考えれば別に間違いではない。価値観の違いって面白いです。

満足している点

よく言われるようにボディーはしっかりしていると思います。
アライメントのセッティングもあると思いますが、速度が増すほど安定志向で疲れにくいです。
普通の車なんだけど運転する楽しさがいつも感じられると思います。
シンプルさが好きな人には好まれるタイプの車だと思います。

不満な点

お約束の電気系統、ソフト制御はやはりこの時期のドイツ車には望んではいけないんでしょうね。
ゴム類の劣化が激しいと感じます。ほかにも消耗品の寿命が日本車と比べると短いと思います。まぁ、購入する人はそこまで込みで考えていらっしゃることでしょう。
右ハンドルの左ウインカー、あれだけは運転しずらいです。あるセールスマンに聞いた話ですけど、輸入車で右ハンドルで、ウインカーの位置まで日本車と同じにすると「輸入車なのに日本車とまったく変わらない」というお客さんが多いそうな。現実にはＩＳＯの規格なのだそうですけど、そういうことをおっしゃる方もいるのは現実らしいです。私には理解できませんが・・・だって運転しにくいじゃありませんか。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験