新型シロッコ国内試乗 吉田匠が魅力に迫る!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
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サハラ砂漠から地中海に吹きつける熱風に由来するScirocco=シロッコという車名。フォルクスワーゲンはクルマのネーミングが巧い会社だと思う。ゴルフ、ジェッタ、パサート、ポロ、etc、etc。ドイツ車の多くが、数字とアルファベットを組み合わせた無機質なネーミングで済ませている昨今の状況のなかで、フォルクスワーゲンのクルマは言葉で車名を構成していて、しかもその言葉自体がみな軽妙で語呂がいいのも好ましい。
さてこのシロッコ、初代はゴルフIのメカニズムを使ったスペシャルティクーペとして1974年、ゴルフIが登場する直前にデビューした。シロッコの3代目に当たるモデルがコラードに名前を変えたため、シロッコとしては3代目になる今度の新型も、ヨーロッパでは初代と同様のスタイルでデビューを果たした。昨2008年7月、フォルクスワーゲンはゴルフVIの登場に先駆けてポルトガルのリスボンを舞台に3代目シロッコのワールドプレミア試乗会を開催、そこで初めてステアリングを握ったのも記憶に新しい。
実はその直後に、僕の某ブログでリスボンで初試乗した新型シロッコについてリポートしたら、同様の時期に海外試乗した他車を大きく凌ぐ数のアクセスを記録したのだった。だからシロッコの日本デビュー、けっこう注目されているのではないだろうか・・・。
それはさておき、ニューシロッコはいうまでもなくゴルフVIのプラットフォーム上に構築されたスペシャルティクーペで、メカニズムの基本的な部分はゴルフVIと共用している。すなわちそのシャシーは、ゴルフVIと同じホイールベース2575mmの高剛性フロアユニットに、フロントがマクファーソンストラット、リアが4リンクの4輪独立サスペンションを備え、そのフロントに直4エンジンを横置きして、前輪を駆動するというものだ。
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