フォルクスワーゲン ザ・ビートル (ハッチバック) 「MINI COOPER R56 からの乗り換え」のユーザーレビュー

MINI COOPER R56 からの乗り換え

2017.7.5

総評

外装を見るとビートル、ミニ、フィアット500はクラシック復刻路線で同じ枠にカテゴライズされがちです。
しかし、それぞれ方向性は微妙に違うと思います。
おしゃれ路線だけれどVWという堅実なメーカーの「実用性も軽視しない」真面目な車づくりがうかがえるザビートル。
BMWの高級路線＆遊び心で新しい「MINI」としてのブランドを確立し未来志向の進歩を遂げているMINIシリーズ。
一番、旧車の感覚を忠実に再現しており、ポップさと信頼性を高めたフィアット500。
どれを選ぶかはあなた次第です。

満足している点

以下、MINI　R56との比較です。
・外装はMINI同様、秀逸だと思う。（曲線美とまつ毛のようなLEDライト）
・1.2リッターとは思えないほど低速トルクがあるTSIエンジン。
・それに加えて７速DSGの変速のスムースさによって実用域ではクラスを超えた加速力がある。燃費もよい。
・ペダル類、スイッチ類の操作性は抜群でシートは座り心地が良く、長距離乗っても疲れない。
・静粛性は同乗者も驚くほど。
・視界が広く開放感がある。
・ロー＆ワイドボディで直進安定性は高い。
・ハンドルの切れ角があり、一回り小さいMINIに比べても駐車場での取り回しは良い。
・純正のサスペンションは乗り心地は悪くない。
・クラシック路線の中では少し凄みがある外装でボディーのワイドさも相まって、「合流で譲ってくれる確率」はMINIよりも高い(笑)

不満な点

・左のミラーがボディーラインを写してくれない。狭所での駐車や巻き込み確認がしづらい。シートをかなり後ろにずらすと見えるが、そうするとハンドルが遠くなる。ミラーの角度調整だけで万人が使えるようにしないといけないと思う。
・まだ経験はないが、DSGの故障報告の多さが非常に気になる。
・冷房も暖房もMINIの方が良く効いていた。しかも風量をMAXにすると音楽が全然聞こえないほど音が大きい。
・MINIと比べて内装の質感はかなり質素である。MINIは「小さな高級車」だったがビートルは内装を見ると決して高級では無いと思う。ただ、MINIの内装が秀逸すぎるだけかも。
・クラシックカーのようにタイヤハウスが張り出しており、ボディーの車幅感覚が掴みづらい。リアのタイヤハウスをひっかける接触事故が多発しているらしい。
・ビートルに限らず、ダイヤル式のリクライニングはやっぱり不便。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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意外に思われるかもしれないが、後席をたたんで荷物を載せる場合、MINIの方が積載性が良かったです。（ビートルの後部はクーペのように後ろに行くにしたがって屋根が低くなるため、タッパのある荷物が積みづらくなるため。）

燃費

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大体街乗りでリッター11-12は行きます。
エアコンを使うと１キロは落ちます。

価格

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故障経験

28,000キロで認定中古を買ったのですが、助手席シートを前倒しした際、一発で壊れて元に戻らなくなった。（ディーラーで無償修理）