トヨタ タウンエースノア のみんなの質問

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平成8年式のタウンエースノアですが
エアコンONで走行すると
ちょっと出だしが遅くなります。

エンジンもパワーダウンしている感じです。エアコンオイルを添加したら少しは改善するのでしょうか。?エアコンOFFでは普通に加速するし
エンジンのパワーダウンは感じません。走行距離は15万キロです。

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ベストアンサーに選ばれた回答

●エアコン冷媒の漏れとオイル漏れの関係は?
エアコン冷媒は,一般に次の2つの漏れ方があります。

(1) スロー・リーク … 冷媒が徐々に漏れる → 分子量の大きなオイルは漏れない
(2) 急激な漏れ … 配管亀裂などにより冷媒が急激に漏れる → オイルが漏れる。オイル漏れ量は,10~50cc程度 ~ オイルは冷媒漏れ時の勢いで漏れますが,全量が漏れることはありません

●もともとのオイル充填量は?
エアコンの冷凍サイクル内のオイルは,90~150ccくらいです。このためたとえ50cc漏れても,半分以上のオイルは残っています。

●オイルが半分になるとどうなるか?
オイルは半分くらいになっても,冷凍サイクルの高圧側温度が少し高くなるくらいで大きなトラブルになりません。高圧側温度が少し上昇するのは,摺動部の摩擦熱発生量が増えるためです。
なお冷媒も半分になると,オイル循環量は1/4になるため,高圧側温度(コンプレッサ吐出温度)は非常に高くなります。

●エアコンオイルの追加は?
上記のように,いろいろな漏れ方でもオイル全量が漏れることはありません。このためオイルの追加は不要です。オイルを追加するときは,徐々に追加しないと,コンプレッサ内の圧縮部で液圧縮をおこし,最悪,コンプレッサを破損させます。このため,オイル追加によるトラブルが考えられますので,十分,注意してください。

●エアコン動力とオイルの関係?
カローラクラスで,速度40km/h一定で走るとき,走行抵抗は2.2kWくらいです。一方,エアコンのコンプレッサ動力は,夏季のようになります。

冬季 0.5~1kW
夏季 1.5~2.5kW

このため「エアコンスイッチ」をONにして,コンプレッサをONにすると,エンジン負荷が増えて燃費が悪化します。この負荷を減らすには,下記2つの方法があります。

(1) 冷凍サイクルの圧縮比を減らす … 冷凍サイクルの高圧側圧力を低下させる ← コンデンサへの風量を増す
(2) コンプレッサ内部の摺動抵抗を減らす … コンプレッサの機械効率は70%くらいで,摩擦損失が駆動動力の30%あります。オイル粘度を下げたり,摺動部の表面粗度を小さくすると,抵抗が下がりますが,せいぜい5%くらいの低減しかできません。このためコンプレッサ動力を改善しても,エンジン負荷への影響はエンジン動力の1%以下であり,まず感じることができません。

オイル粘度を下げると,摺動抵抗は減りますが,圧縮室の漏れ量(高圧部→低圧部)が増えるため,体積効率が悪化しますので,駆動力は増えます。このためオイル粘度を低下させるのは,動力低減には大きな効果がありません。

●添加剤は?
エアコン添加剤による駆動力低減は,すべてインチキです。もし使って,トラブルになった場合,自動車メーカや部品メーカは,破損した部品を調査し,使ってはいけない成分を見つけます。この場合,修理費用はすべてユーザの負担になりますので,十分,ご注意ください。

●どうすべきか?
信頼の置けるディーラにて,下記3つをチェックしましょう。

(1) 冷却ファン … 冷却ファンはちゃんと稼働しているでしょうか? 冷媒圧力や冷却水温度でファンは駆動しますので,段ボールで冷却風流れを止めると簡単にファン駆動条件にでき,ファンの駆動状況を観察できます

→ もし冷媒圧力(高圧側)が17キロ(kgf/cm2G)以上でもファンが駆動していないとすれば,圧力スイッチやそのハーネス(配線)の異常です。チェックしましょう

(2) エアコンECU(電子制御回路) … もしオートエアコンなら,エアコンの制御回路の異常は自己診断でチェックできます

(3) 圧力スイッチ … 高圧側圧力をゲージマニフォールドで測定しながら,圧力スイッチが高い条件でも,エアコンECU側に高圧信号ONを出していないかどうかをチェックしましょう

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2012.5.10 23:44

ありがとうございました。

その他の回答 (4件)

  • エアコンONで、パワーダウンするのは、ある程度は致し方ないのですが…
    その程度によりけりでしょうね。

    エアコンのコンプレッサーオイルは、冷媒(ガス)と一緒に循環していて、作動中は、冷媒に溶け込んでいるのですが、冷媒が抜けると、当然ながら、溶け込んでいるオイルも抜けてしまうのです。今の車は、昔の冷媒と違い、実は抜けやすい冷媒を使っているため、1年当たり、10~数十グラムは、抜けるといわれています。
    過去に、エアコンの冷媒(ガス)だけを補充した車では、不足したオイルを補っていないため、オイル不足に陥っている場合があります。こうした車では、エアコン添加剤(オイル)を補充することで、コンプレッサーの負荷が軽くなり、出足の出力や、燃費に貢献する場合があります。

    逆に、エアコンオイルを、補充しすぎた場合はどうか? 効果を期待して、何軒もお店を回って、オイル添加剤を入れてしまうのは、むしろ、パワーダウンを引き起こしてしまいます。
    コンプレッサーで加圧された、気体は収縮するのですが、液体は、圧縮しても、収縮しないために、コンプレッサーがハンチングを起こしてしまうためです。高圧異常を引き起こして、エンジンのパワーを著しく奪います。

    エアコンオイルの補充を試す前に、信頼のおけるお店で、エアコンの状態をチェックしてもらうことをお奨めします。オイル量の不足/過多、圧力が正常かどうか? 冷媒の量は足りているか?

    エアコンONの状態で、サイトグラスをのぞいて、泡立ちが多いようでしたら、冷媒不足の可能性あり。
    泡が見えない場合、空だったり、逆に、入りすぎていることも。

    画像は、本日整備した、レガシィの圧力状態。高圧13キロ、低圧1.8キロ。このくらいが正常かな?

    回答の画像
  • 家のエアコンと同じで、室外機をエンジン(ベルト)で駆動しているので、吹けあがりや、パワー、燃費ダウンは発生します。
    エアコン添加剤ですが、車種によりポンプシステムが違うので、大きく効き目が分かる車両と分からない車両があります。
    エアコンONした時「カチン」とマグネットクラッチ音がする車両は、効き目が分かりやすいポンプを使用している可能性が高いです。

  • エアコンによりエンジンパワーが食われるのは当然で、それ自体は正常です。

    エアコン添加剤に関しては車両の状態にもよりますが多少改善される場合があります。古い車両や小排気量車の場合は特に体感しやすいようです。

  • エアコンかけたらその分エンジンの出力がエアコンに喰われるから、いつもと同じ様にアクセル踏んでパワーダウンした様に感じるのは当たり前の話です。エアコンオイルの添加は意味なし。

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