トヨタ シエンタ 「シエンタをレンタル」のユーザーレビュー

parl-siro parl-siroさん

トヨタ シエンタ

グレード:X_7人乗り(CVT_1.5) 2018年式

乗車形式:レンタカー

評価

3

走行性能
3
乗り心地
3
燃費
3
デザイン
3
積載性
4
価格
4

シエンタをレンタル

2019.9.15

総評
登録後半年経過、走行距離5,000kmを超えたところでちょうど慣らしは終わった頃合い。

今回は鹿児島の旅のお供として380kmほど使用。本来は他車をお借りする目論見は見事に破れ、予想外のクルマとなった次第。
8月の販売台数において軽自動車を除いた月間一位となったクルマという事で、時事ネタに乗れたかなと思い直すことに。


そんな事情も背景にしたレビューということで。

全体的に新車価格の上昇が著しい近年においては、他車比で相対的にリーズナブルだと感じます。
また、この空間に魅力を感じる方、必要とされる方がいることも理解します。
ですから。決して存在は否定しません。

しかしながら、このクルマが月間ベストセラーともなると、皆がこの広大な空間を本当に必要としているのかな、と疑問を感じるのも事実。「大は小を兼ねる」の感覚で空間を求めると、クルマの性能の各所にはその代償が生じることは揺るがなく。今回は大人二人の旅行のお供ということで、この空間を使いこなすことはなく常に余らせたことも、そんなことを感じさせた理由。クルマ単体で評価すると、とても厳しい制約の中でここまで作り込んでいることに感心するという書き方も出来ますけれど。

皆が買うなら私がお勧めしなくても、という思いもあって、私からのおすすめ度は★3つとします。
満足している点
全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,675mmというスペックで構成されるボディサイズに4人+荷物を余裕をもって運べる空間が確保できたのは最大級に評価すべきところ。さすがにサードシートはオケージョナルの域ですが、あれば便利と考える方も少なくないのでしょう。

座面&視点が高い、サイドウィンドーの絞り込み・幅方向のボディの張り出しが共に少ない、リヤオーバーハングが短い等が重なって、狭路の通過や駐車時等の取り回しも良好。運転しやすいクルマと言えます。
不満な点
フロントシートの座面前端が高くて、調整もできず。シート自体も座面短く、お尻と腰のクッションが柔らかすぎ。トヨタ車共通の仕様ではありますが、ここでも指摘を重ねておきます。加えてこのクルマでは、ステアリング位置がチルト最上段でも低過ぎ、テレスコ未装備と相まって、最後までベストポジションは見つけられませんでした。

猛暑の中では、前席でも冷房能力の不足を感じました。リヤクーラーの設定はなく、フロント中央の吹出口の位置からしても後席はさらに厳しい筈。如何に大空間といえども、特に後席向けの対策が必要なのでは。
デザイン

3

最初は何とも煩雑なスタイリングに映りましたが、最近では見慣れたこともあり、あまり違和感を感じなくなりました。


煩雑な、はインパネのデザインにも通ずるところ。デザインによる使い勝手の犠牲がないのは救い。
走行性能

3

車重1,320kgに最高出力109ps、最大トルク13.9kgf・mのスペックから連想する通りの走りとだけ。この種で動力性能に期待する方が筋違いの感はアリ。

見た目から想像する以上に曲がりは優秀。少々追い込んだ程度では破綻せず。安心感・安定感にはリヤスタビが効いていると推測。

ブレーキはトヨタ流のタッチの柔らかいもの。2人乗車では性能不足は感じなかったものの、大人数乗車を考慮すると、もう一歩の性能向上を要望したいところ。4輪ディスクの装着に感心しながらも、フロントローターは大径化の余地ありと見受けました。
乗り心地

3

重めの車重と2,750mmのロングホイールベースが効いて、フラット感のある乗り心地はクラスを超えて優秀。ただし、大入力では重心の高さに起因する揺さぶられ感はあります。

3,000rpmまでは静粛性良好も、以上では騒音・振動共に増大。
積載性

4

サードシート利用時のスペースが限られるのは仕方のないところ。サードシートを格納すれば十分過ぎる積載性があり。床面も低くて使い易さも良好。
燃費

3

燃費計は、平均時速34km/hで、14.2km/Lを表示。直前の給油では27L弱入りましたので、ほぼ燃費計の表示どおりとなりました。

A/Cの影響が大きいとはいえ、燃費自体はやや不満な結果。今回は高速や山坂道の割合が多くて、車重の不利が影響していると推測します。

価格

4

本体価格(1,816,560円)に、Toyota Safety Sense(81,000円)とスマートエントリーパケージ(39,960円)のメーカーオプションを追加。カーナビ・バックカメラ・ETCは、社外品が装着されていました。

軽自動車のスーパーハイトの価格が200万円に近づいていること、ルーミー/タンクとノア3兄弟の中間サイズながら価格設定は前者に近いことを勘案すると、割安な価格設定だと思います。

シエンタの中でのお勧めは、両側パワースライドとオートエアコンに価値を見出すことから、もう一つ上のG。動力性能・燃費の両面からハイブリッドに魅力は感じつつも、価格差も大きいことから、ここでは判断を見送ります。
故障経験
なし

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