トヨタ RAV4ハイブリッド 専門家レビュー・評価一覧

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トヨタ RAV4ハイブリッド 新型・現行モデル
7 件中 1~7件を表示

※掲載内容は執筆日時点の情報です。

  • 一条 孝
    一条 孝(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    4
    走行性能
    5
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    5
    価格
    4

    日常使いはほぼEVとして使用可能

    2023.1.19

    年式
    2022年10月〜モデル
    総評
    自宅で充電できる環境にある人にとっては魅力的な選択肢。EVとして100km近い航続距離が得られるので買い物などの日常の足としてはガソリンを消費せず、スムーズかつ力強い走りも心地よいものだ。
    満足している点
    PHEVとしての実力はハイレベルでモータードライブによるすぐれた動力性能、航続距離の長さは納得のレベルにある。装備内容もよく、車載ナビが備わる「ディスプレイオーディオPlus」が2万8600円で装着できるのもグッド。価格は値上がりしたものの、輸入PHEVに対して価格の優位性もある。1500Wまで使えるAC100V電源コンセントが標準装備なのも
    不満な点
    コストの問題からか、急速充電に対応させていないことが不満だ。ロングドライブではハイブリッドモードとして使えるものの、気軽に急速充電できるほうが何かと便利に違いない。プリウス(4代目)にはあったのに、RAV4では未設定なのも納得しがたい。
    デザイン
    基本デザインはRAV4と共通ながら、エクステリアはフロントグリルとロアモールが専用となり、LEDデイライトもPHV専用となる。インテリアは合成皮革のスポーティシートを装着。2023年1月現在のラインアップはZのみとなり、Zには横基調キルティング意匠とレッドリボン加飾を採用。天井やピラーもブラックで統一されており、スポーティな雰囲気に仕立てられている。メーターには7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが備わる。

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  • 工藤 貴宏
    工藤 貴宏(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    5
    乗り心地
    4
    積載性
    5
    燃費
    5
    価格
    2

    動力性能のゆとりが魅力

    2023.1.11

    年式
    2019年4月〜モデル
    総評
    何を求めるかによってこのクルマの価値は変わってくるでしょう。コスパを求めるのは違いますが、力強い走りや(使用方法によっては)ガソリンの使用を減らせることに意義を感じる人には大きな価値を秘めているといっていいかもしれません。
    満足している点
    モーターの力を炸裂させる力強い加速(といっても実際には滑らか)は、このクルマのキャラクターを強くしています。自宅などでの充電を組み合わせることで、ガソリンをほとんど使わずに走行できるのもいいですね。
    不満な点
    車両価格は安くありません。損得勘定なしに、力強い走りや電気だけで走れる価値を求めて選ぶのがいいと思います。
    デザイン
    基本デザインはRAV4の標準タイプ(「Adventure」ではない仕様)に準じていますが、仕立てが一段と上級な雰囲気になっていますね。具体的には前後バンパーやホイールアーチモール(タイヤの周囲を覆う部品)など、樹脂部品の仕立てが通常の樹脂素地そのまま(無塗装)から光沢ブラック塗装へと専用の仕上げとしています。これにより、通常のRAV4に比べるとずいぶん上質な印象へと変化。泥っぽさよりも都会的な雰囲気を求めるなら、アリだと思います。

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  • まるも 亜希子
    まるも 亜希子(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    5

    デザイン
    5
    走行性能
    5
    乗り心地
    5
    積載性
    5
    燃費
    5
    価格
    4

    ワイルドに使えるSUV

    2022.12.21

    年式
    2019年4月〜モデル
    総評
    この5代目RAV4は、「SUV本来が持つワクドキ感」をもう一度強く呼び覚ますことを使命として開発されてきたといいます。デザインからして「乗ってみたい」「どこかへ走りに行ってみたい」と思わせてくれるもので、乗ってみると一気に気持ちが解放されるような、清々しい走りにも心踊りました。ゆったりした後席と大容量ラゲッジを備えているので、ファミリーカーとしても最適なパッケージといえます。ハイブリッドなロングドライブも快適です。
    満足している点
    ベースグレードのXには8インチとやや小さめですが、その他のグレードは10.5インチの大きめなディスプレイオーディオが標準装備されます。若い世代はスマホありきで音楽やナビを使いこなすので、むしろこの方がラクだし使いやすいという声もあります。コネクテッドナビにも対応しているのもいいですね。
    不満な点
    世界初の技術というガソリンモデル用の4WD「ダイナミックトルクベクタリングAWD」がハイブリッドにはないところ。もちろん、E-Fourの方が合っているしキャラクター的にも分けて搭載しているのは重々承知ですが、今まで「4WDってどうも曲がらない」「走りが重い気がする」なんて思っていた人が驚くほどの楽しい走りが、いつかハイブリッドでも実現できたらいいなと思います。
    デザイン
    しっかりとしたワイルド感を備えながら、市街地でも浮かない絶妙なさじ加減。フロントグリルやホイールアーチなど、六角形をモチーフとした角張ったパーツもありつつ、角がつるりとなめらかに処理されているので、上質感もあります。男女ともに似合い、偉そうでもコワモテでもなく、個人的にはSUVでいちばん好きなデザインです。

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  • 西村 直人
    西村 直人(著者の記事一覧
    交通コメンテーター
    評価

    5

    デザイン
    3
    走行性能
    4
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    5
    価格
    4

    各国で人気を博す日本風クロスオーバー

    2022.6.24

    年式
    2019年4月〜モデル
    総評
    クロスオーバー要素をもったSUVのうち、国産モデルとしてはホンダ「CR-V」、SUBARU「フォレスター」、そして上位に「ハリアー」などが25年以上にわたり支持されている。RAV4もその一台だ。各モデルが独自のSUVらしさを装備やスタイルで演出するなか、3つの4WD方式を導入するなど走行性能で勝負する、じつに硬派な一台だ。ベースモデルの作り込みが素晴らしく価格にも納得。
    満足している点
    世界各国で販売されている信頼のブランドであること。プラットフォームは北米で長年販売トップ3に食い込んだカムリがベース。これら安定した素性をもつRAV4は乗ってもどこかホッとする安心感が高い。それは素のモデルに乗るほど感じられる。ハイブリッドモデルの素晴らしい走行性能と燃費数値は魅力的だが、ガソリンモデル、しかもベースグレードの質実剛健さも捨てがたい。
    不満な点
    まったくの個人的な意見です。ディーラーオプション装備として、いわゆるエアロパーヅ系の外観キットが用意されているのだが、デザイン上のバランスがあまり良くない。押し出しが強く、面構成がはっきりしているボディパネルであるため、後付けのパーツがどこも浮いているように感じられるからだ。好みの問題で嗜好に準ずるものながら、カタログ画像と実車との違いがあまりにも大きかった。
    デザイン
    初代はコンパクト〜ミディアムクラスの中間に位置していたが、すでに立派なミディアムクラス。現行モデルは全長こそ5ナンバーサイズだが全幅は1855〜1865mmとほぼラージクラス。デザインは6角形グリルを中心に、全身で押し出しを強調する。標準モデルは上質さを演出し、クロスカントリーテイストを強めたアドベンチャーモデルではグリルなど各部をブラックアウト化して差別化を図った。

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  • 工藤 貴宏
    工藤 貴宏(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    4
    走行性能
    4
    乗り心地
    3
    積載性
    4
    燃費
    4
    価格
    3

    アクティブなスタイリングで実用性も高い

    2022.6.21

    年式
    2019年4月〜モデル
    総評
    現行モデルになってRAV4は生まれ変わりました。スタイルはグッとオフローダーテイストとなり、ハイブリッドも投入。それは多くの人に共感され、かつての低迷から一躍人気モデルへと転身できたのだと思います。そんな新型はアリか? 大いにアリでしょう。ハイブリッドを選んでも価格的にもう少し安ければ……とは思いますが。
    満足している点
    思いきってアクティブな雰囲気にしたスタイリングは、ライバルたちとは異なる個性を感じられます。このスタイルに惚れてRAV4を選ぶ人も少なくないのでは。個人的な好みでいえばひときわ武骨な「Adventure」がおすすめ。またゆったりした後席やライバルより広い荷室も大きな魅力です。実用性でいえば、このクラスではライバルよりもリードしています。
    不満な点
    気になる点は、上位グレードを選ぶと駆動方式が強制的に4WDとなってしまうグレード構成。選択の幅が狭まってしまうからです。たとえばスタイリングがひときわ個性的なグレード「Adventure」でも、4WDが必要ない人のためにFFが選べたらいいと思います。必ずしも、みんながみんな4WDを必要とするわけではないですから。
    デザイン
    現行型RAV4は思い切ってデザインを変えてきましたが、その方向性はアリだと思います。前代までは強い個性は感じられなかったけれど、新型になり一気に無骨でアクティブな雰囲気に。おかげで見るからにRAV4だと一目でわかるスタイルになりました。ところで当初「Adventure」というワイルドなデザインのグレードにはガソリンモデルしかなく、ハイブリッドの設定はありませんでしたが、2021年12月に待望のハイブリッドが設定。RAV4らしさをスタイルでも味わいたいのなら、このグレードがイチオシです。

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  • 西川 昇吾
    西川 昇吾(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    5

    デザイン
    5
    走行性能
    5
    乗り心地
    5
    積載性
    4
    燃費
    3
    価格
    4

    個性的な第一印象だが万人にオススメなSUV

    2022.6.20

    年式
    2019年4月〜モデル
    総評
    アメリカ市場を主としたモデルなので、日本では少し大きいと感じてしまうかもしれないが、それが気にならないのであればSUVの購入を検討するすべての人にオススメしたいモデルだ。また、確かにボディサイズは小さくはないが、スクエア基調のボディデザインと大きな窓で車幅感覚もつかみやすいので、乗って見ると想像以上に運転しやすいというのもオススメできるポイント。隙が少ないモデル。
    満足している点
    高い総合性能を持ちながらしっかりと個性を演出できるクルマに仕上がっている点が良い。確かにオフロードやアウトドアといった印象が強い現行RAV4だが、乗り心地も良く燃費性能もソコソコなので、シティユース中心のユーザーにもおススメできるモデルだ。そんなそつなくこなす優等生な部分もありながら、個性を演出できるデザインとそのデザインに負けない高い性能を誇る4WD制御…と懐の深いモデルとなっているのだ。
    不満な点
    正直欠点はあまり見受けられないとも思うが、強いて言えばラゲッジスペースの汎用性といったところだろう。裏面が樹脂のリバーシブルデッキボードなど、現在でもアウトドアシーンでの使い勝手が良い面もあるが、ラゲッジスペースにフックを追加したりリアシート背面も樹脂素材にすればもっとアウトドアシーンで使える「ギア」となるはずだ。またシートの可倒を現在の6:4からヤリスクロスのように4:2:4にするというのも面白いかもしれない
    デザイン
    オフロード向けSUVの王道デザインを各所に採用しながらも、灯火類やグリルのデザインで先進性やイマドキ感を出しているデザインは素晴らしいと感じる。また、インテリアデザインに関してはグローブを着けたアウトドアシーンでも操作しやすいような工夫がなされていて、アウトドア「ギア」な印象と機能性を上手く両立している。アウトドアシーンでも映えるが、都心部でも決して悪目立ちせず溶け込めるようなデザインバランスは時代の需要にマッチしている印象だ。

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  • 伊藤 梓
    伊藤 梓(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    5

    デザイン
    5
    走行性能
    4
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    4
    価格
    3

    本格派SUVスタイルがかっこいい!

    2021.3.3

    年式
    2019年4月〜モデル
    総評
    トヨタ車というと、クルマの各能力がバラつかず、全体的に見ると平均点になるモデルが多いイメージがあったが、RAV4は、とんがった個性を持っている上で、クルマの基本性能もしっかりしている。あえて、細かい利便性や燃費を追わずに、本当に心から楽しめるクルマを作ったらこうなるんだろうなと感じた。RAV4によってクルマがある生活を楽しめる人がより増えるのではないだろうか。
    満足している点
    とにかくSUVらしいかっこいい見た目は高ポイント。そして、利便性や燃費などで競おうとせず、人の感覚やライフスタイルを刺激するようなクルマとして作られているところがもっとも素敵だなと感じた。家族や友人と出かけるだけで、たくさんの思い出ができるクルマになりそう。
    不満な点
    そのかっこよさから、若い世代にも人気が出そうだが、おそらく価格が高いために購入を断念する人も少なくなさそう。新しい技術も搭載されているので、価格が高くなってしまうのも分かるが、もう少し装備を簡素にした安価なグレードが出てもいいのかもしれない。
    デザイン
    ライトなSUVが増える中、本格派SUVとして登場したRAV4。それがしっかりデザインにも反映されており、大きな体躯に力強いデザインが施されていて、問答無用でかっこいいモデルだ。最近はスタイリッシュなSUVも増えてきたが、トレンドとしては、ゴツくていかにもなSUVが好まれる傾向にあるし、RAV4はその筆頭になると思う。近年のトヨタの強めのフロントマスクは賛否あるが、RAV4のようなクルマには比較的マッチしていると感じた。個人的には、遊びのイメージが湧いたり、オフロードを想起させるAdventureグレードをおすすめしたい。

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