トヨタ ピクシスエポック 「トヨタディーラーで買えるミラ・イース」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
3
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
3

トヨタディーラーで買えるミラ・イース

2022.6.23

年式
2017年5月〜モデル
総評
ダイハツのミラ イースのOEMになるが、トヨタのディーラーで購入やサポートが受けられるのが最大のメリット。車そのものはコスパが高く、安全装備も充実。特に80km/h以下から自動ブレーキが作動するあたりは、ライバルのスズキ・アルトを凌駕する。
満足している点
コスパの良さと乗り心地の良さに尽きる1台。もちろん上を見たらキリがないが、いかんせん120万円の車である。割り切れば最高の買い物だ。
不満な点
パワーが無さすぎる。またコーナーの度に大きくロールする。基本的に街乗り専用、時々高速道路という使い方になる1台。
デザイン

4

ダイハツのミラ・イースにトヨタのエンブレムをつけたピクシス。インテリアは先代より使い勝手が向上したほか、質感もアップ。軽自動車だから安っぽい、というイメージは過去の物だ。
走行性能

3

650㎏という軽量ボディだが、エンジンは自然吸気で50馬力弱。コーナーリングでは盛大にロールするので、高速道路のインターチェンジやジャンクションではちょっと驚くかも。スポーティーな走りを求める車ではない。
乗り心地

4

柔らかでしなやか、おだやかな印象。街乗りに適しており、毎日の買い物にはこの乗り味が適していると感じた。履き心地のよいサンダルという言い方をしたら失礼だろうか?馴染みのよさがある。
積載性

4

さすがにゴルフバッグは無理だが、日常の買い物では十分すぎるほどの荷室スペースを確保。簡単に後席が倒れ、しかもフラットになるため利便性はかなり高い。また助手席の足元にもシューズケースを用意するなど使い勝手はよい。
燃費

3

JC08モードで35.2km/Lという驚きの公称値だが、実際に乗ってみたところリッター18㎞を下回った。ゆっくり丁寧に走れば少し上がると思うが、いかんせん出足が遅いため踏み込んでしまう。
価格

3

120万円代から始まるプライスは、高額化が進む軽自動車の中では良心すら感じるほど。もちろん200万円クラスの軽自動車と比べると装備面で見劣りするのは仕方ないが、120万円ならという割り切りができる人にはよい選択肢だ。
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
トヨタ ピクシスエポック 新型・現行モデル

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